EXHALE/Gaku Okata

EXHALE

21-25th February 2020

Gaku Okata/大方 岳

Japan

Title: EXHALE

Artist: Gaku Okata 大方 岳

Time: 2020.2.21fri – 25tue 11:00-18:00

Venue: Artist In Residence Yamanasai [AIRY] 2F Gallery

Admission free

Opening: 2.21 friday 18:00-19:30
Foods & Drinks (on donation) by Mariko Hirano

Workshop: 2.22 saturday 13:00-16:00

Cafe Dusa

/

タイトル:EXHALE
アーティスト:大方 岳・第7代エアリーインターン
日時:2月21日(金)〜25日(火)11:00−18:00
会場:アーティスト・イン・レジデンス山梨[AIRY]2階ギャラリー
入場無料
オープニング:2月21日(金)18:00ー19:30
軽食とドリンク有り(ドネーション制)平野万里子
ワークショップ:2月22日(土)13:00ー16:00

Cafe Dusa 出店あり

/

山梨学院大学国際リベラルアーツ学部4年(iCLA)
https://www.icla.jp/

2018-19 カーティン大学 西オーストラリア パース

2019-20 第7代エアリーインターンシップ

2020年3月 卒業予定

/

初個展タイトルは「EXHALE」とした。

「INHALE 息を吸う」の反意語で「EXHALE 息を吐く」という意味。

大方岳は多作の作家だと思う。多作と言うか常に描いている、息をするように描いている。

初めて会った昨年9月、グラフィティー作家MCZの現場へ現れた彼はあいさつもそこそこに自分のスケッチブックを取り出して描き始めた。MCZの仕事を書き留めるようでもあり、その日の自分自身を書き留める日記のようでもあったと思う。とにかくドローイングの手さばきが早くて確実、見る見るうちにその場の雰囲気が現れてきて驚いた。聞けばオーストラリア留学中には、街角で素早く往く人々を描いて腕を磨いてきたらしい。見知らぬ土地でのアーティストのスキルは出会いのきっかけをつくる武器にもなる。

それ以降、彼はエアリーの第7代インターンとして存在感を増していった。滞在アーティスト達から生き方とサバイバルを学び、エアリーからアートスペース運営を学んだ。そして今卒業を目前にして、自分自身のアーティスト人生のスタート地点に辿り着いた。

彼はアクリル絵の具やスプレーを用いてまずキャンバスに色を置く、何かのかたちのようだが具体的なものは目指さない。どんどん重なって初めの色と形は消えてゆく。具象的のようで最終的には抽象的な表象が力強く画面を覆ってくると完成に近い。色彩のコントラスト、呪術的にも感じるモチーフ、そして滴るスプレーの雫が奏でる相乗効果。カオスの中に静けさを感じる。「EXHALE」で作家は息を吐き出しながら、描く喜びと可能性を発散している。

/

The first solo exhibition title is “EXHALE”.

EXHALE is an antonym of INHALE

Gaku Ogata is a prolific artist. He is prolific artist or always draws like breathing. I met him on last September the first time where the graffiti wall of artist MCZ was working.

He took out his sketchbook and started drawing. I guess it was like drawing down MCZ’s work, or like a diary to drawing down himself for the day. Anyway the handling of the drawing was quick and reliable, and I was surprised to see the atmosphere of the place as I saw it. He told me that while studying in Australia, he had honed his skills drawing people who is walking on the street corners. The skills of artists in strange lands can also be a weapon to seeing people.

Since then, he has grown into a presence as AIRY’s seventh intern. He learned how to live and survive from the residency artists and art space management from AIRY. Now, just before graduation he has reached the starting point of his own artist life.

He first applies color to the canvas using acrylic paint and spray, looking like something but not concrete. The color and shape of the initials disappear as they overlap. When it looks like concrete and finally the abstract representation is powerfully covering the screen, it is almost completed. Color contrast, magical motifs, and synergistic effects of dripping spray. Feel the calm in chaos. In “EXHALE” the artist exhales and exudes the joy and possibilities of drawing/painting.

作家コメント

「この展覧会のテーマは実は不明確です。正直なところ私は、自分の作品に深い意味や概念を作るのが苦手です。すべての作品を作るように何かに導かれました。今回は自分のアイデンティティを公開する動機に惹かれたと思います。アイデンティティという言葉は便利です。誰でも何かのアイデンティティに属することができますが、一つの強固なアイデンティティを確立することは私にとっては困難です。私はグラフィティに情熱を傾ける画家だと言えます。それは同時に真と偽です。自分のアイデンティティがどのように変わるのか分かりません。内面には多くの層があると思います。人間は単純なオブジェクトではありません。簡単な言葉で説明することはできません。それが、私が心の中にあるものを探求するメディアとして絵画を選んだ理由です。

アートを作ることは、私に息を吐くようなものです。息を吸い込むだけなら、病気になりパニックになります。私は自分の内臓にあるものの形を作らなければなりませんでした。些細なことでも重要なことでも、人が知覚する情報はすべて人間の血管にとどまり、心に影響を与えます。それは避けられません。取得した情報を明確にするために息を吐かなければならないのです。

/

「オープニングパーティーのご案内 」
企画:平野万里子

「この度、大方岳個展 [Exhale]のオープニングパーティーを企画させていただくことになりました。 初の個展に挑んだ作家、大方岳(山梨学院学国際リベラルアーツ学部今春卒業予定)の制作に対する思いや、AIRY(アー ティスト・イン・レジデンス山梨)を運営する坂本泉さんの多岐にわたる活動のお話等・・・ 作品鑑賞をしながらのトークもお楽しみください。現在AIRYに滞在中の韓国人とブラジル人のアーティストにもご参加 いただける予定です。ご参加いただいた皆様と共に非日常空間を創り、味わい、楽しい時間を過ごせれば幸いです。 Taste of arts ・・・作品からのインスピレーションによる Foods &Drink コーナーも設けます。 アートってよくわからない、AIRYってどんなところ?・・・な~んて思っている方もお気軽にいらしてくださいね! 」

■ 2月21日(金)18:00-19:30

■ AIRY 2F  山梨県甲府市丸の内2丁目37-2 

■ 参加費:学生無料、大人ドネイション(食材費をお気持ちお願いします) 

/

ワークショップ「らくがきのそのさき」the English description below
日時:2月22日(土)13時―16時(入退室自由)
所要時間:30分―60分
場所:AIRY[Art in Residence Yamanashi]甲府市丸の内2丁目37-2
参加費:500円(小学生以下無料)
このワークショップでは直観や意識の流れを使って絵を描きます。何か描きたいものや対象があって絵を描くのとは対照的に、直観的に何も考えずに絵を描くという体験をこのワークショップは目的としています。らくがきするように頭の中にあることを吐き出し手を動かしたいように動かし描くことで新しい表現方法や自分の知らなかった自分を見つけられるかもしれません。
Workshop [Beyond the doodling]
Date: February 22nd (Sat) 1-4pm
Duration: 30-60min
Location: AIRY[Art in Residence Yamanashi] 2-37-2, Marunouchi, Kofu, Yamanashi
Fee: 500 yen
This workshop focuses on intuition and flow of consciousness. In the workshop, we will draw without intention or theme. The purpose of this workshop is to experience the randomness of mind and find a new way to express oneself.

/