Nagiso tour: movie, festival, traditional japanese hostel
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長野県木曽郡南木曽で活動する「地域おこし協力隊」の伊藤恵理さんはアートで地域おこしを考えています。豊かな自然や残された民家、親切な人々ーこれらの地域資源を元にAIRを始めたいと、仲間と動き始めているんです。今年のAIRY10thで初対面の伊藤さんとはグングン親しくなって、共通の友達を介してドキュメンタリー映画「レジデンス」上映会が計画されました。
そこで山梨から8名の南木曽ツアーが組まれて、夏の一泊二日旅へ。
小雨降る中央道を経て緑濃い木曽路へと車を走らせる。途中道の駅で新鮮な野菜を食べたり、諏訪湖サービスエリアで湖を見ながらそばを食べたりと夏の信濃路を満喫。
陽も傾きかけたころ、上映会場のミンツクへ到着。ここは駅前通りの旧店舗をミニブックショップとして利用しているコミュニティースペースで、
地元の中学生が運営に関わるおもしろい街角図書コーナーでもあります。
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南木曽ミンツク外観
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街角図書コーナー
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さていよいよ本題の上映会開始そしてアフタートーク
南木曽地域おこし協力隊のみなさん、南木曽村役場の職員さん、近くの木曽路ミュージアム学芸員、近年移住してきた新住民など参加
・田舎ではアートの日常性がない
・人と人のつながりが大切
・木曽で芸術祭を開催したい
・地元の人とアーティストをつなげるには?
・ふらっと寄っていっしょにお茶を飲むくらいがいい
・地域のぶどう農家や木工所などと常に連携とる
・プライベートと公立のAIRの違いは?
・公立AIRでは行事やレポートが多くプレッシャーあり
・プライベート(AIRY)は社会に開かれて人が集まってくる。そこへ行けば誰かいる、何かやってるーまちの中で話題になる
・AIRはどんな形でもできるー少しのサポートからフルカバーまで。どんなサポートができるか予め提示する
・人の結びつき強い田舎だからこそできることある
など。
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そしてこの日のハイライトである和智埜神社例大祭へ移動
御神輿、夜空に浮かぶ宿場町と行灯
木曽路に響く担ぎ手たちの勇壮な掛け声はなんって言ってたんだろう□
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その後、一夜のお宿となる(開店準備中)「結い庵」へ移動
妻籠宿からお宿まで臨時的に運転をするものの、真っ暗闇で一体どこを走っていたのか?いまだ不明笑
「木曾路はすべて山の中である」ー「夜明け前」島崎藤村より
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一夜の宿を提供してくれた熊谷洋さんは、4月から協力隊のメンバーで
近所の棟梁に教えを受けながら古民家をDIYで改装中。
古民家探しのポイントは3つで
①魅力的な古民家であること ②シェアハウスやゲストハウスができるくらいの広さがあること ③近くに借りられる田畑があること
だったそう。この3つをすべて満たした物件との出会いは、本人にも南木曽を訪れる人々にとっても大きなラッキーでしたね!外観写真もいい感じなんですが、室内はほどほどに手が入っているというかがんばって直しすぎない仕様です。外見より新しく感じられてそれでいて懐かしいーとにかく落ち着く佇まいでした。オーナー熊谷さんは元IT会社勤務で東京から移住。近々家族も移住してくるとのこと、都会と田舎の生活の違いを心底楽しんでいるよう。それが訪れる人をリラックスさせてくれるーまた帰りたい妻籠の「結い庵」(ウェブサイト近日オープン予定)でした。