Chao Fu-Le/taiwan

 

Chao Fu-Le/taiwan

www.chaofule.com

video, performance, sculpture, printing

residency on March-May 2016

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チャオ・フーレ

台湾

ビデオ、パフォーマンス、彫刻、版画

2016年3-5月滞在作家

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Fu-Le Chao (2)

 

My practice features performance, video, installation (light sculpture), and printmaking (mainlyengraving on rubber sheet). The subjects I work on are often related to “globalization affecting
everyday lives”. I use my personal experience as well as social observations to reflect on how globalization can influence a person’s identity and culture. Everyday we are bombarded with
cultural imagery like media, Internet, advertising. This has made me reflect on how our environment shapes us as much as we shape it.
My most recent work, which I made while studying in Edinburgh, is a reproduction of the room where the panda bear lives in Edinburgh Zoo. I am interested in discussing the context of man-built environments being relocated, as in the case of the zoo imitating an animal’s natural habitat. All the objects in the room I made were built with cardboard and exhibited with a loop video so that the audience could physically experience being inside the panda’s room. Simultaneously, the video creates an illusion between humans and animals. Through my work, I analyze how identity is not just about finding where we came from; it’s the process of discovering our position in the world and how we adapt to it.
Japanese culture has had great influence in Taiwan since the period of Japanese occupation. Even nowadays, Taiwan is a fusion of Japanese and Chinese culture. I am particularly interested in the subject matter of finding the visible and invisible connections between the two countries, from lifestyle and language to the core cultural values. As I often work on hand-made paper sculpture and
video, I hope to get the opportunity to immerse myself in local culture with AIRY residency and to further expand my artistic knowledge and skills.

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私の制作はパフォーマンス、映像、インスタレーション(光の彫刻)、および版画(主にラバーシート版画)が中心です。制作上のテーマは、多くの場合グローバリズムと日々の生活への影響に関連しています。
私の個人的な経験だけでなく社会的な観測を引用して、グローバル化がどのように人々のアイデンティティと文化に影響を与えるのかを考察します。

私たちはメディア、インターネット、広告のような文化的なイメージに忙殺される毎日を過ごしていますが、環境は私たちがそれを形作ると同じくらい私たちに影響を与えます。

直近ではエディンバラで学んでいた時に制作した、エジンバラ動物園で飼育されているパンダ部屋の再現があります。

私は人間が構築して再配置されたものの関連を議論することに興味があり、この場合は動物の自然の生息地を模倣した動物園にパンダが再配置されました。
私が作った部屋内のオブジェクト展示は段ボールでパンダ部屋を再現したものです。そしてパンダの様子を写したビデオを繰り返し流したので、観覧者はまるで実際にそこにいるような体験がができました。

同時に、ビデオは人間と動物の間に錯覚を与えます。

私は作品を通して、アイデンティティとは出自からのみではない方法を分析します。それは世界で自分の地位を発見するプロセスであり、どのように我々はそれに適応するのかー

日本文化は日本の占領の時代から台湾に大きな影響を与えてきました。今日では、台湾では日本と中国の文化が融合されています。私はそのことに特に興味を持っています。

両国間の可視と不可視の接続を見つけることに特に興味があります。

それは生活様式、コアな文化的価値や言語です。

私は手作りの紙の彫刻やビデオによる制作を通して、地域で居住しながら地元の文化に身を浸す機会を得ることを期待します。
さらに、私の芸術的な知識と技術向上を期待します。

 

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Chao Fu-Le /Taiwan www.chaofule.com

 

The Reason Love Kofu – “ 1 to 1 Pop-up Drawing Workshop”

I have been painting Kofu city’s portrait since March, when I first began my artist residency at AIRY. Given my background as an artist born in Taiwan, I was drawn to Japan to reflect on my countries shared architectural history. I have focused on the link between the streets and shops in Taiwan and the nostomania shops and alleyways in Japan’s Showa Era, which still to this day are evident in Kofu’s streets. I am attracted to the pure and singular drive in Japanese buildings towards simplicity and how that echoes the countries culture.

I would like to invite people who live in Kofu city to join me and pick a place to draw alongside me, in Kofu. By engaging in this project, you will create an opportunity to share knowledge and expand my understanding of local culture and be able to represent what you regard as important and valuable in this city.

The place can be outdoor or indoor, daytime or nighttime, from landscape to street life. Ideally, the workshop should take no more than 1 hour, it can be flexible depending on the participant.

I will provide a 27x22 cm canvas board and pencil. If participants have any mediums they prefer to use, it is also welcome.

The drawings will be exhibited in Kofu City Hall on the last week of May. And a short personal introduction of the participants will be included.

Workshop Time : 20 April- 15 May (9:00 AM – 24:00 PM),  free fee

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チャオ・フーレ/台湾 2016年3~5月滞在作家

こうふのまちを好きな訳「1対1で描くワークショップ」

わたしは3月にAIRYでレジデンスを始めた時から甲府市内の風景を描いてきました。台湾生まれのアーティストなので、作品には日本と台湾の建築物に共通するものが反映されています。台湾のまち並みや店舗を、日本の昭和時代の懐かしい店や小路にリンクさせています。それらは今でも甲府のまちに明らかに存在し、わたしは日本の建築物の純粋さやシンプルさに魅了されています。

そこでわたしは甲府に住んでいる方々を表記のワークショップに招待したいと考えます。わたしと二人でいっしょにまちを歩き、好きな場所を探してそこをいっしょにドローイングするというもの。このプロジェクトによってあなたは、わたしが甲府への理解を広げる機会を作ってくれると同時に、大切で価値あるこのまちを表現することができます。

〇選ぶ場所は屋外または室内、昼または夜、風景または路上の生物でもかまいません。ワークショップは1時間以内で、参加者の都合に合わせることができます

〇27x22cmキャンバスボードと鉛筆を用意します。もし参加者自身で使いたい用具があればご持参ください。

〇作品は5月の最終週に開催されるわたしに個展で共に展示され、参加者の簡単な紹介が添えられます。

〇ワークショップ可能日時:4月20(水)~5月15(日)

〇中国語または英語 〇無料

DSC_3625前田 真子 Maeda Mako
猪久保 有紀 Yuki Inokubo

チャオさんが用意した画材、友達が選んだ場所、自分と3人の要素が混ざって、自分一人では描けない絵ができました。
そして、とっても大切な発見ができました。それは、私が制作するためには理由が必要だということです。
幼い時は自分のために絵を描いていたけど、今の自分は他者のために絵を描きたいと思っているということに気がつきました。
甲府のみんなが喜ぶ制作がしたくなりました。これは、チャオさんが気づかせてくれました。
チャオさんが私に改めて甲府が好きか、どこが好きか、なぜ好きか考える時間をくれたからです。

DSC_3607荒川 史子 Fumiko Arakawa

アーティストのチャオと一緒に制作の時間を過ごせることが嬉しかったです。
私自身は普段絵を描くことは無いので、新鮮な機会でした。お互い表現の仕方が違うけれど、核の部分は同じかなぁというそれぞれの作品ができたように思います。そして6年前に移住してきた時に感じた甲府の好きなところを再度思い出しました。
とても楽しかったです。ありがとうございました。

DSC_3601伊藤 美輝 Yoshiteru Ito
伊藤 花奈子Kanako Ito

他の人が企画するWSに参加することは滅多にないので、短時間だったが楽しい時間だった。(美輝)
イケメンのゴッホを描きたい。(花奈子)

DSC_3623松岡 美帆 Miho Matsuoka

現在は子育て中でなかなか絵を描く時間がとれないが、
久々に楽しく描くことができました。

 

DSC_3596杉山 智昭 Tomoaki Sugiyama

普段絵を全くかかないので、緊張しました。
作品のイメージとして、“達筆の躍動感”の印象があり、筆で字を走らせるような流れと、周りの木々がダンスするように風に揺れている景色を自分なりに描いてみました。

DSC_3621上條 暁隆 Akitaka Kamijo

春の新緑の色がとても好きで選びました。
同じ場所を一緒に描くことで違う視点が見られて楽しかったです。

 

DSC_3618土屋 由貴 Yuki Tsuchiya

チャオさんはとてもゆったりとした雰囲気を持っていて、ずっと前から知っている友達のように感じました。一緒にitokaraさんを訪ね、私の好きな空間をすぐに理解してくれたように思います。最初、私はitokaraさんの雰囲気を表現したいと思いましたが、その方法は何がいいのか決めかねていました。一方チャオさんはお店にあった織り物の本を見つけて、色紙でその雰囲気を表現し始めました。私は店内をスケッチしながら、カウンターの上にあった真っ赤な手提げ袋と天井から下がる電燈が印象に残りました。次の日のイベントを準備しながらおしゃべりしてくれるゆかさん、チャオさんとゆかさんも初対面なのに、どちらもちっとも肩に力が入ってなくて、三人でのおしゃべりも楽しかったです。そんな私の大好きなitokaraさんの様子を少しでも表現できればと思いました。そしてチャオさんの作品と共通する雰囲気になるように、色紙を使って貼り絵にしてみました。作品作りはとても楽しくて、いつまでも続けてしまいそうでした!チャオさんと歩く甲府は、いつもよりなんだか楽しかったです。またいっしょに出かけたいなと思いました。ありがとうございました。

DSC_3611沼崎 真白 Mashiro Numasaki
市岡 佑二 Yuji Ichioka
初めての経験でしたがアーティストと一緒に制作をすることで良い刺激 新たな視点を得たような気がします。(沼崎)
楽しい交流の場が出来て嬉しかった。(市岡)

DSC_3608高橋 辰雄 Tatsuo Takahashi

子供の頃からよく描いた眺め、世界各地を旅した後に描くのも感慨深い!

 

DSC_3603三森 なぎさ Nagisa Mitsumori

心が落ち着く時間でした。
穴切神社の絵馬は裏絵が「カラス」 これは新発見でした!

 

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Chao FuLe exhibition

藍/blue

May 23(mon)13:oo-18:00

         24(tue)   10:00-18:00

         25(wed)  10:00-18:00

         26(thu)   10:00-16:00

@甲府市役所一階市民活動室

チラシ_ペイント版

Acrylic replaced mineral

Canvas board replaced washi

Japanese replaced Chinese

English replaced Japanese

Mountain are still

The fishes are still

The roofs are still

The sky is blue

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顔料をアクリル絵具に

和紙をキャンバスボードに

中国語を日本語に

日本語を英語に置き換えます

山はまだあります

魚はまだいます

屋根が残っています

空が青いです

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