やまなし短編映画祭2022

Yamanashi Short Movie Festival 2021

文化のるつぼ へちま x AIRY プレゼンツ

June – December 2022

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公式ホームページ

予約申し込み

文化のるつぼ へちま|やまなし短編映画祭 (hechima400.com)

【企画・運営】

やまなし短編映画祭実行委員会

ハザマユミエ

坂本 泉|AIRY

山本心平|へちま

米持 壌| 武蔵野美術大学映像学科

【ロゴデザイン】

omiso

【フライヤーデザイン】

山本心平|へちま

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令和4年 山梨メセナ協会助成事業

10月/October

マリット・シリン・カロラスドッターの『IN BETWEEN』、『A memory, a feeling by Marit Shirin』と

富田克也 監督の『RAP IN TONDOの長い予告編』をカップリング上映します。

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マリット・シリン・カロラスドッター

①『IN BETWEEN』2018/6min

②『A memory, a feeling by Marit Shirin』2021/5min

①Humanity-ish というスウェーデンのパフォーマンス会社と共同で作成されたもの。ダンスを題材に、女性の「自分の体に対する権利について」をテーマとしている。
②サーミ人ダンス映画祭Lavdaのために作成された短いダンス映画。
サーミ人とクルド人の血を引く自分自身のダンサーとしての遺産と、2つの文化的アイデンティティの分裂をテーマとしている。

マリット・シリン・カルロスドッター@AIRY 2018

『RAP IN TONDOの長い予告編』2011 / 60min

フィリピンのトンド地区に招かれた、HIPHOPグループstillichimiyaのトラックメイカーおみゆきチャンネルこと、Big BenとYoung-G。
ギャング社会と密接に結びついたフィリピンのHIPHOPシーン、低所得者層の住む地域で治安の悪さの中ラップやダンスを学ぶ少年少女たち。
音楽を通じた文化交流の単なる記録ではなく、この映画の存在こそが国境を越えた人間関係をつくり出していく軌跡となる。

『RAP IN TONDOの長い予告編』

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9月/ September

丹澤由棋 監督の 「映像と詩の関係性を探る短編映像集」 と

手塚 悟 監督の「サクラいつ咲く・・・」をカップリング上映します。



「映像と詩の関係性を探る短編映像集」
UNTITTLED はる -朗読- のべのかぜ(2022 / 20min)

丹澤 由棋
詩人ウチダゴウさんの詩を題材にした3種類の作品を一本にまとめました。それぞれ違った役割で詩が扱われ、詩と映像の関係性を実験的に模索する作品集です。

今回二年目のエントリーの丹澤監督

実際に観るまでは、誌と映像の関係性って何だろうとはてなでした。共通するのはウチダ氏の詩がベースにあること。それぞれ三篇は表現方法は全く異なりますが、詩人のつぶやく人間と生活、そして監督のイメージする信州の大自然が底辺にあるので統一感があり、最終的に心地よく詩人の世界に誘われます。そして今回の三作品オムニバス形式として上映は、本映画祭のための特別編集とのこと。実験的な編集バージョンでの新作上映はまさに一期一会でした!

幻想的な一本目「UNTITTLED」でパンチの効いた導入、早春の安曇野でウチダ氏がとうとうと朗読する二本目「はる-朗読」、現地松本の空気感と地元シンガーの声に惹かれる「のべのかぜ」

それぞれ三つの違う手法で詩を浮き上がらせることにより、詩人と映像作家の世界観が交錯して互いを際立たせていると感じました。

UNTITTLED

はる -朗読-

のべのかぜ

名インタビュアー山本と丹澤監督
この日は八ヶ岳ハイライフ(小淵沢)フェス会場撮影から駆けつけて
有名企業のイメージ映像から
野外音楽フェスや国際芸術祭まで手掛ける丹澤監督
映像作品を使ったインスタレーション、インターラクティブ表現にも興味大です

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「サクラいつ咲く…」(2000 / 31min)

手塚 悟
2000年、手塚監督が山梨を出る前の18歳の時に製作した作品。
本作はHi-8といういわゆる8ミリビデオというフォーマットで撮影、当時ではまだ珍しかったパソコンでの編集。
基本的にフィクションではあるが、図らずも当時の監督自身をかなり投影した原点の作品であり、後に続く手塚作品「Every Day」につながるもの。
今回、へちまでははじめての上映 です。

手塚監督も今年二年目のエントリー

今年の本映画祭フライヤーでは

’9月 手塚悟 監督 上映作品未定’ とあり

気をもんだ皆さまもいらっしゃるのでは・・という危惧をよそに9月も早々に上映作品 「サクラいつ咲く…」(2000 )上映を表明してくれました。安心するとともに高校時代最後の作品を今観ることの意味についても聞いてみたいと思いました。

将来、映画に携わる仕事をしたいと強く思い描く地方の高校生が悩みながら短編作品を撮ります。出演してくれた俳優に渡そうとしますが彼女の行く末は・・観る者には手塚監督自身の高校時代を彷彿とさせますがそこはフィクションだそう。

撮影当時2000年(平成12年)前後の生活スタイルやインターネット事情が思い起こされて、この20年の生活変化と環境発展に驚きます。

小学生時代にジャッキー・チェンに憧れて自分でも 同年代の友達 と撮影を始め、その後大人の参加者も募って本格的に撮りだしたという監督。この作品を仕上げて大学のAO入試に期限までに提出するーというミッションもあり完成をみたとか。その経緯を聞いて瑞々しい高校生の熱意とエネルギーを感じました。結局、本作品が認められて大学合格があり、本格的に映像手法を学ぶスタートラインに立つことになったという記念碑的作品です。

20年過ぎた今また本作品を観なおすことで当時のビギナーズの意欲を再確認、これからの映画制作を改めて考えるー監督にはそんな意図があったんです。がむしゃらな気持ちや制作への衝動はどんな分野でもものつくりする人には不可欠、どうやってそれを一生持ち続けるか?クリエーターの一生の課題でしょう。自分の思い入れの多い本作で今年の映画祭にエントリーしてくれた監督のお気持を知り、アクティブかつストイックに制作を続ける監督の一面を見た気がしました。

監督本人と父上光男氏がアフタートークに登壇
光男氏は監督の父でプロデューサーで一番の理解者
ファミコンとジャッキー・チェンに夢中な小学校時代
小学校担任に刺激を受けて自らも撮影を始める話など
一番近くで見ていた人のことばは
愛と説得力があります。
お揃いでご登壇ありがとうございました!
光男氏 近影 
代表作「EveryDay」で渋いバイプレイヤーとして登場も忘れられない一コマです

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7月/ July

夏休み特別版 
映像作家/モーションデザイナーとして活躍する 
窪田慎さんを招き、WSとトークショウ 
二部構成の1日です。

ものを作るのが好き!というお子さまから映像の世界に興味がある!という学生も大人も楽しめる内容です。
ぜひご参加ください。
(※午前WS、午後、トークショウで内容が異なりますのでご注意ください。)

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7月30日(土)
△第一部・10:00-11:30 
WS 動くキャラクターを作ろう
Makoto Kubota

自分で並べて作ったキャラクターが画面の中で動き出す
オリジナルの動画を作るWSです。

持ち物/のり、はさみ(子ども用など使いやすいはさみが必要な方のみ) 
※はさみはこちらで用意しておりますが、子ども用はございませんため、必要な方はお持ち下さい。
◯3歳以上~(未就学児は保護者同伴)
〇小学生以上は子どものみの参加OK
〇参加人数が複数の場合は備考欄へ詳細をご記入ください。
(例 親1名、子2名(10歳、4歳)。※子どもの年齢もご記入ください)

△第二部・ 13:30 -15:00
Makoto Kubota の仕事のはなし
関ジャニ∞、CIRRRCLE、神山羊のMVだったり、シナぷしゅやEテレ、YBSやUTYまで数多くの映像を手掛ける窪田慎の実際の作品を上映しながら、その仕事裏のお話をきく時間です。

私たちの生活に身近な映像の世界
しかし、そもそも映像作家って?
モーションデザイナーってなに??どんなふうに映像ができているんだろう?
素朴な疑問から楽しく映像にまつわるお話を聞きたいと思います。

ナビゲーター 歩帆舎 五味文子

今回の企画・運営・インタビューを取り仕切る五味文子(歩帆舎)with a baby
まずは本日の講師 窪田 慎氏の紹介から
タイトルは「動くキャラクターを作ろう!」

予め切り抜かれたカラーパーツを
キャラクターを想像しながら黒い紙上でアレンジする子どもたち
このあと各自で糊付けへ
そのあと子どもたちのキャラクターを一つずつ丁寧に入力する窪田
デスクトップを会場へ持ち込んでの大仕事
ここはプロの技術~まるでマジック!!

先生の作業を間近で見つめる子どもたち
憧れの先輩を見つめる眼差し~
講師本人が映画祭に来てくれることで生まれた
貴重な時間でした。
これはすばらしい夏休みの思い出になったね!

間もなく子どもたち全員の動くキャラクターが勢ぞろいした瞬間
わ~い壮観ですね!!!
元絵のキャラクターを持って先生と記念撮影の一枚
先生も子供たちもうれしそう

続いて午後からはトーク「窪田 慎の仕事の話」主に大人向け を開催

小・中・高の甲府時代と浪人を経てムサビ時代の話

在学中から心がけた興味あることへの学びと実践

社会人になってからの仕事への集中は時に夜を徹して朝までも

様々な企業からの仕事依頼にひとつづつ丁寧に応じる窪田の姿

それも自分と周囲が楽しみながらの対応をする姿

まさに自分の特技を生かしてさらに楽しみながらの仕事スタイル

だから周りをハッピーにできるんですね!と納得いたしました。

(左から)窪田の甲府同世代/美術系受験メンバー 会場に駆けつけて
五味文子、窪田 慎

惜しみなくプロの技を公開してくれた窪田氏ありがとうございました!!

コロナと猛暑で開催が危ぶまれる中、監督との連絡調整、参加者募集、キャラクターパーツの準備などに奔走してくれたナビゲータ五味文子・映画祭実行委ハザマユミエ・ヘチマ管理人山本心平に心より感謝を申し上げます。

当映画祭は8月は夏休みをいただき、次回は9月10日(土)手塚 悟監督・丹澤由棋監督両氏の作品を上映いたします。こちらもまたよろしくお願いいたします。

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6月/ June

青柳拓監督の「ひいくんのあるく町」、「井戸ヲ、ホル」と、小野田藍監督の「陶製手榴弾でキャッチボール」をカップリング上映いたします。

両監督からビデオメッセージ+サプライズゲストあり

日時:6月25日(土)❶11:00~ ❷15:00~ 二回上映

申し込み:予約制 各回定員13名

料金:1000円/お一人


🎦「陶製手榴弾でキャッチボール」(2020 / 2min)小野田 藍
知人が持っていた陶製手榴弾の殻を見た時、伝説の投手・沢村栄治が肩の強さを買われて戦地で手榴弾を投げ続け、後に戦死した逸話を思い出しました。その後すぐに陶製手榴弾をネットオークションで入手し、それをボール代わりにして友人とキャッチボールをしてみました。スポーツのうちにある「戦争的なもの」が、スポーツからはみ出てむき出しの「戦争」になることは大いにあり得るし、僕がそのきっかけとなってしまうこともまた大いにあり得ることだと思っています。


「陶製手榴弾でキャッチボール」

入甲ままならずビデオレターを寄せてくれた小野田監督
本編 「陶製手榴弾でキャッチボール」より長い 4分24秒
お楽しみください!

 壊れやすい陶製の手榴弾って?惹かれるタイトルの短編でした。なぜ陶製なのかからそれを投げ合うのはなぜかという疑問。幅広い分野で活動する現代美術作家小野田ならではの、鋭い視線とユーモアがそこにはありました。考えさせられる映像作品と言えます。濃い緑を背景にキャッチボールする二人の姿が脳裏に残ります。

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🎦「ひいくんのあるく町」(2017 / 47min)
🎦「井戸ヲ、ホル」(2020 / 36min)青柳 拓

大学の卒業制作ながら評判が広がり劇場公開された『ひいくんのあるく町』と、ほとんど上映のない幻の短編『井戸ヲ、ホル』。それぞれの舞台は共に監督の故郷である山梨県市川三郷町。上映機会少ない作品ですのでどうぞお見逃しなく!


「ひいくんのあるく町」

「井戸ヲ、ホル」

 次期新作撮影のため青柳監督のアフタートーク登場がキャンセルになりましたが、ピンチヒッターとして「井戸ヲ、ホル」にも登場しているサイトウ氏がギター片手に駆けつけてくれました。

 急遽新作撮影に突入したために監督不在のアフタートーク。監督直筆のメッセージが鑑賞者全員に配られました。残念でしたがサイトウ氏はそれを補って余りある内容のトークとミニライブを披露してくださいました。ありがとうございました!青柳監督の次期新作にも期待大です。

上映会場へちま受付
会場ではパンフレット販売も好評でした!
先日亡くなった*佐藤忠男氏に
「世界に”日本というのはこういうところだよ”と紹介するときに見せたい映画」
と言わしめた作品。
*青柳監督が在学した当時の日本映画大学学長

「東京自転車節」も近いうちに上映したい
右上は青柳直筆メッセージ
サイトウ氏(右)とへちま管理人山本(左)とのアフタートークでは以前のエピソードも披露されて
数年前のへちまでの富田克也監督上映会に参加した
(左から)青柳、ひいくん、高野、富田
この後のサイトウ氏によるミニライブ曲が「Stand by Me」
毎回鑑賞者に書いてもらうアンケート
ひいくんの笑顔は人の心をつかむ