Inside-Out Needles 坂本泉個展


タイトル:『日陰の憩い』部分 セガンティー二
制作年:2023
マテリアル:紙、毛糸
 

Sakamoto Izumi solo show

『Inside-Out Needles』

2023年4月6日(木)~23日(日)

木・金・土・日 12:00~18:00

i Gallery DC

http://igallery.sakura.ne.jp/dcac/dcac.html

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意識の裏側にある未発見のサイドに光を当てる試みです。第一義的な表面からは埋もれてしまうアナザーサイドの動向に関心を持つと、余計と思われる所に意外なおもしろさや唯一の個性が潜んでいたりします。

周知の図柄を表にみて刺繡を続けるプロセスと、裏側を提示してみせる最終段階。無意識のアナザーサイドは「ない」を「ある」に反転させるある意味のユーモアと遊び、ないものだらけの不完全な自分、感染症の蔓延や戦いの続く世界に感じるやるせなさ。

社会生活で自分に課せられた役割を演じつつほんの少しだけ自分自身を解放する行為、生きる希望を見出すにはどうしたらよいか。壊れやすさ、儚さをあらわす紙を敢えて支持体として用い、ぷすぷすと針で刺しながら自分自身のアナザーサイドを身近に引き寄せたい。そんな時間を生きています。

It is an attempt to shed light on the undiscovered side behind consciousness. If you are interested in the trends of another side that is buried from the primary surface. Surprising fun and unique individuality are lurking in places that seem superfluous.

The process of continuing to embroider by looking at a well-known design and the final stage of presenting the back side. The unconscious another side is a certain sense of humor and play that reverses “no” to “yes” An imperfect self full of nothing. Feeling helpless in a world where infectious diseases continue to spread and battles continue.

The act of liberating oneself slightly while playing one’s assigned role in social life. How to find hope in life. Paper, which expresses fragility and ephemerality, is purposely used as a material. I want to draw the other side of myself close to me while pricking with a needle. I am living in such a time.

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iGallery  FUKUDA Masakiyo

“その昔、わたしは東京郊外にある美術専門学校に通っていました。
学校のある街は私鉄が分譲した新興タウンで、大学通りを中心に整備されています。上品な中流階級が住む学園都市で、高級スーパーはあってもパチンコ屋はありません。もちろん風俗などは問題外です。1年半ほど学校に通いましたが、何となく馴染まない街でした。その理由(わけ)は街には裏町がなかったからです。裏町とは悪場所を含む、大人が息を抜くところです。本来、人の住む街とはそういうもので、表の顔もあれば裏の顔もあります。そのバランスが取れているのが、良い街だと思うのです。裏町がないと、そのドロドロした欲望は思わぬところで爆発します。つまり、街にもガスを抜く裏町のような場所が必要ということではないでしょうか。

坂本泉さんは紙に刺繍をします。
モチーフは西洋名画(ゴッホ、セガンティーニ)と山岳です。
そこまではさして珍しいことではありませんが、刺繍の表ではなく裏を展示しています。キッチリ刺繍した表と異なり、裏は鮮やかな色の刺繍糸があちこちに長く伸びて、カオスな状態を見せています。どうしてそんなことを始めたのかと尋ねれば、ある時何気なく裏を見たら、そっちの方が面白かったからだそうです。なるほどなるほど、きっかけは思いがけないところにあるもんですね。

これは裏町の刺繍ではありませんが、どこか人間の奥底にあるエネルギーを彷彿させます。ゴッホの激しい筆致に似た、アナーキーな生命力を刺繍の裏には感じます。気取った表の街の裏に本音の裏町があるように、美しい刺繍の反対側には人間の生(なま)の世界が零れ落ちています。それを発見して自己の表現にまでまとめ上げたのは流石です。今、刺繍は工芸というジャンルですが、明治以前までは純粋美術と工芸の区分はありませんでした。それを再統合したかのような坂本さんの刺繍作品、手仕事の妙味に感嘆致しました。
ご高覧よろしくお願い致します。”

Inside-Out Needles

Izumi Sakamoto solo show @八ガ岳イグレク

2021.08.07-23 sat,sun,mon オープン

ギャラリーイグレク正面
木陰のサインボード
春(ミレー)
糸杉 (ゴッホ)
アルプス雪解け
ブルー八ヶ岳
シルエット(モノクローム)
馬鈴薯を食べる人々(ゴッホ) 黄色い椅子(ゴッホ) 編み物をする娘(セガンティーニ) 

開発好明 新作《テーブルズ》

山梨アートプロジェクト プレイベント

令和2年度 文化庁 博物館等を中核とした文化クラスター推進事業

2021.02.06-03.21

@山梨県立美術館

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テーブルズとは?
作家の意図がだんだんじわじわとわかってきます。
すぐにわかりすぎないことがポイント
参加することで動いて考えて見えてくるその過程が大切です。

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パッチワークつくり

この日はパッチワーク作りに参加
布で絵を描くやり方もあり
やりだすと夢中でチクチクしてしまう
大判スカーフ的にも使える
きょうの自信作発表
皆の成果を見せ合いましょう!

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テーブル使います!!

タイトル:「二人の距離」サウンドバージョン鍵盤ピアノによる会話~三宅島へ

テーブルをはさんで鍵盤ハモニカを使って試します。

音と静けさ、呼吸と息遣い、伝える姿勢、理解と誤解

演者: ともだち 金亮子+坂本泉

2021年2月23日 午前11時から、午後1時からの二回

午前の部はテーブルの端に位置してピアニカトーク
「三宅島へ行くんだって?」
午後の部は移動しながら風の音と一体感を楽しんで♬

タイトル:「二人の距離」ドローイングバージョン

テーブルの真ん中にアクリル板を立てて、二人が両側から絵を描く。

エタノールで消しては何回か(何組か)試す。

二人の遠慮、気遣い、大胆さ、破壊、共有、協力を探る。

演者:大方岳

2021年2月23日 午前11:30から、午後1:30からの二回

二人のペン先は合ったり離れたり
小さな参加者も夢中です
さてどうだった?春の日差しと冬の風

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講演会「私たちが風景です/山梨でアートの種をまく」坂本 泉

代表の坂本が登壇いたします。
前半はこれまでの活動について実践例を報告
後半はインタビュアー下東佳那学芸員との対談形式で和やかに進みました。
プロジェクターは AIRY 10周年 ムービーを放映
現在のエアリーを動かしている
左からペトラ・シロラ/フィンランド(インターン)坂本(ディレクター)大方(コーディネーター)

20名の参加者皆さまありがとうございました!

FM富士に出演しました♪

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甲府いろいろ 第118回

「参加型移動落書きプロジェクト『かいぶつくんの探し物』について

アーティスト活動を支援しているグループ「AIRY(エアリー)」代表

坂本 泉 さんにお話を伺いました。」

ということで生放送約10分、昼の番組に出演しました。

http://fmftp.lekumo.biz/good/9_iroiro/

リンクから録音を聴くことができます!

話したいことが多くて10分に入れるので早口になりました。いつものまったりと違います。3~5月にかけてダウンしていた気持ちがその分浮き上がってきたようです。

気ままな談話でリレートーク

Danika in Cafe Moala

2020_8 Danika Van Kaathoven (オランダ、2018年2月滞在作家)

先月甲府へ帰ってきて自作デザイン本から詩の朗読&即興演奏をカフェ・モアラで小さく開催しました。

現在京都工芸繊維大学院  https://www.kit.ac.jp/uni_index/

作家web: www.danikavankaathoven.com

 こんにちは! ダニカと申します。オランダからのデザイナーです。2018年2月にAIRYの滞在アーティストでした。 甲府にいた時はコラージュを作ったり、写真を撮ったりすることで、日本生活を知ろうとしました。 2月は一番短い月ですけど、すごく充実した時間を過ごすことができました。たくさんの素敵な人に会って、面白いことをたくさん見ました。 それ以来、私を奮い立て、モチベーションを上げてくれました。  

 去年の9月から、京都に住んでいて、デザインの修士号を取得するために勉強しています。日本に住んでもうすぐ1年。時間が経つのが早すぎますね。京都の雰囲気が本当にすき。賑やかですが、決してストレスを感じることがない。鴨川のサイクリングや散歩は四季折々に素敵です。 京都でデザインの勉強をする機会があってよかったです。オランダで勉強していたときとはちょっと違います。コミュニケーションは面白いチャレンジです。講義のメイン言語は日本語なので、先生が教えてくれていることを理解する前に、先生の言葉を翻訳しようとしています。たまに笑ってしまいます。面白い経験ですから。読み書きや話し方を学び直しています。難しいですが、本当に楽しいです。 しかし、必ずしも言語の問題だけじゃないと思います。デザインの方法や文化の違いを理解してバランスをとりたい。たくさん助けてくれる学生がいて良かったです。優しくてまじめな人たちです。もっと作品を見て、もっと話をして、感想を聞きたい。コラボレーションができたらいいな。 オランダの友人や家族とオンラインでよく話しているので、距離感はあまり感じません。こんな風に時間帯の狭間での生活が快適なんです。コロナは私たち全員に同じような影響をしましたけど、皆元気でよかった。  家で仕事をすることで時間の流れが少し遅くなり、変化に適応するためのスペースができました。でも今後またペースを上げていきたいと思っています。 だから数日甲府に帰ってきて本当に楽しかったです。毎回、また友達に会えるのが嬉しい。即興演奏の夜のために開いていることに、いつもありがとうございます!次回を楽しみにしています。 またね!ダニカ

(原文まま 2020.7現在)    

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Noriko& Rina

2020_7 ナカムラノリコ(アーティスト 甲府市出身メルボルン在住)

http://noriko-nakamura.com

お久しぶりです。オーストラリア、メルボルンのノリコです。日本では自粛が少しづつ解除されてきたようですね。
ちょっとオーストラリアと私個人の状況を報告したいと思います。
オーストラリアでは元々マスクをする文化がないので、マスクをしている人は少ないです。日本ではマスク産業が盛んなようですが、こっちでは売っているところもあまり見かけません。自粛生活のレベルは州が決めた規制によってコントロールされてます。現在でも集まっていい人数が決められており、規定人数以上での会合などはバレた場合は罰金。一時的に規制が緩くなってきましたが、ビクトリア州では第二波の影響でまた規制が厳しくなってしまいました。現在室内のカフェやレストランなどはテーブルの間隔を1.5メートル開けなくてはならなく、最大20人までの規制になっています。お店によっては数人しか入れず、テイクアウトオンリーのお店もあります。小さなキャラリーでは入場規制を設けてやっていますが、州が運営するミュージアムや大きな美術館は6月いっぱいは閉鎖されています。個人宅での会合はゲスト5人までとなってます。
私は現在大学院でアートの勉強をしていますが、今年いっぱいは全オンライ授業で行われることが決まりました。キャンパスは現在も閉鎖されています。
オーストラリアでは3月の半ばから7週間のロックダウンがありました。保育園はメディカルスタッフが仕事へ行けるように閉鎖はされませんでしたが、社会全体で自粛モードだったので、私は娘と7週間のセルフ・アイソレーションをしていました。ロックダウン中はお店によっては子連れでの入店を嫌がる店もあったので、なかなか自分では買い出しに行けず、7週間中に家を出られたのは2、3回でした。子供がいると勉強もなかなかはかどらず、焦りからのストレスもありました。毎日娘と草むしりをし、薪ストーブ用の枯れ木を拾う日々。娘との生活を通して諦めるということを学びました。忙しくしない、自分に甘くなる、育児を楽しむ、頑張りすぎない、何事も6割の感覚でする、ちゃんと休める時に休むなど学びが沢山ありました。すごく濃い時間を過ごした感覚があります。
5月の末に娘のリナは2歳になりました。ロックダウン中に歩き出したり、イヤイヤ期にぶち当たったりと、すくすく育っています。現在は楽しく保育園に行ってくれているので、アート活動を再開でき、メルボルンでふたり展も開催できました。
何だかんだいって個人的にはコロナでいい影響もありました。オンラインでの授業は時間の無い子持ちの母としてはキャンパスに行く時間が省けるのはありがたいです。政府からアートに対して多くのグランツが与えられ、オンラインで多くのアート・プロジェクトが盛りあがっています。レストランもお客が私達家族だけとかだったりで、子供が騒ぐと他のお客さんに迷惑になってしまう心配がないので気楽です。あと風邪でも大事を取って会社や学校を休める社会というのもいいものだなぁと感じています。
今年中は海外への渡航は諦めるようにと政府からの呼びかけがあるので、いつ日本に一時帰国できるのか全く見通しが立ちません。来年の春には帰れたらいいなぁと思ってます。その時はエアリーArt& Breakfastお花見バージョンを企画したいなと思っています。また一緒に朝ごはん食べて談笑しましょう。
ではまた会う日まで。(2020.6.27現在)

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Nagisa

2020_5「爽やかな青い風が山梨に吹いています」

三森なぎさ(共同代表、通訳)

AMFY代表

http://air-y.net/wp-admin/post.php?post=9665&action=edit

 誰もが想像もしていなかったこの事態、皆さんも困惑し不安を抱えながら一日一日をお過ごしの事かと思います。AIRY代表の坂本泉さん、このニュースレターの読者はお察しかと思いますが、どのような状況でもただ周りに流されて見過ごすようなタイプの方ではなく、必ずその中に一筋の光を見出だす方であります。

 ちょうど10年前、やはり初夏の頃、私が青年海外協力隊として活動していたキルギスでは国内で激しい暴動が起き、警察とデモ隊の撃ち合いにより数千人の死者が出ました。国民は深い悲しみで辛い涙をたくさん流しました。

 数ヶ月後、アーティスト交流など無理だと誰もが諦めかけていたその夏
黒い帽子とカラフルな衣装をまとって日本から現代アーティスト、坂本 泉がキルギスの空港に降りたのです。中止になったアートキャンプの事は仕方ない、何もないところからの再スタート、手探りで現地の人々と絆を深め、最終週のキルギス・日本の国際交流展示会では会場の床が抜けるほどの来客数を記録し、大成功を収めました。

 このコロナウィルスの感染拡大により、今日、日本ではまさに秩序が崩れ、政治も経済も教育現場もこれまでの軸を失いつつあります。
ここで私たちには何が試されているのか、何を探せと言われているのか。
10年前の異国でのあの混沌とした日常を思い出しながら、私自身問いかけています。泉さんもきっと同じかと。あの時、泉さんが現れアートを通して芽生えた希望の光が、きっとここ山梨でも再び差すだろうと願いを込めて、
今は優しい西日に照らされています。時を経て、祈りを胸に。(2020.5.7現在)

*参照 キルギス[ASIAN REUNION IN SILKROAD]時空を越えて
http://air-y.net/archives/category/blog/archives/1079

Inside-Out /SAKAMOTO Izumi

http://igallery.sakura.ne.jp/dc81/dc81.html

坂本泉 展
SAKAMOTO Izumi
シリーズ Old but GOLD Vol.5

 [Inside-Out] 2012-

《Conscious-Unconscious》からのシリーズとなるインスタレーション。19世紀の西洋絵画をモチーフとして、紙に刺繍を施して再現し、その裏側を展示して見せる。

そこには美大卒業後に2年間勤めた山梨県立美術館で出会った19世紀のフランスの画家ジャン・フランソワ・ミレーをはじめとするFine Artの世界へのオマージュ、そして200年前の「現代」、時間が経って見る200年前という「今」とは何なのかという問いかけがある。

綺麗に見える表の裏側に見える真実の姿。完成とプロセス。裏を表にひっくり返すことで意識の裏にある無意識を見たいという欲求。

希望を見出すには我々はどうしたらよいのか?


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ポスターフライヤー 「泉を探して」 B3版八折り

テキスト: 堀切春水( 歩帆舎)

デザイン:筒井一葉

食品の包装パッケージや紙、毛糸やシーツなど生活に密着したもの、手で作ったものを素材としたインスタレーションを制作し続けるアーティスト坂本泉。アーティストとしての活動を始めて今年で20周年、Artist in Residence Yamanashiの運営を始めて15周年を迎える。

スタイリストやファッションデザイナーという職業に憧れて女子美術大学芸術学部プロダクトデザイン学科に入学。その後、美術の教員として地元山梨で働き、1991年から1994年までの3年間、アメリカで主婦としての日々を送った。

「自分は表現をする人にはなれない。」と思い込んでいた坂本の心を激しく揺るがす重大な出来事との出会いが、アーティスト人生の始まりだった。

1つは2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件(2001年9月11日)。

坂本はすでに帰国していたものの、愛するアメリカが崩れる様子をテレビで見て、ひどく心が荒み、傷つき、塞ぎ込んだという。

もう1つは同年に開催された第1回横浜トリエンナーレとの出会いだった。

多発テロで荒んだ気持ちが癒されただけでなく、それまでに美術のテーマになり得ないと思っていた表現を目の当たりにして強い感銘を受けたという。

「上手い下手ではなく表現したいことが私にもある。」そんな確信が芽生えた。

日本に戻ってからの生活で今まで通り生きていいのだろうかというぼんやりとつかえていた気持ち、多発テロで傷ついた心、横浜トリエンナーレで癒された心、その全てがアーティスト坂本泉として生きることへと導いた。

日本でのアーティスト・イン・レジデンス事業の草分け的存在であるアーカス・プロジェクト(1994年〜、茨城県守谷市)の存在を知った2005年にアーティスト・イン・レジデンスの運営に漠然とした興味を持ち始め、同年、自身が生まれ育った元産婦人科医院を自身の個展「HOSPITAL→HOSPITALITY」を幕開けとしてAIR(アーティスト・イン・レジデンス)として蘇らせ、Artist in Residence Yamanashi(通称エアリー)の運営をはじめた。2007年にはアーティストとして初めてロッテルダムのレジデンス「Kaus Australis(カウス・アウストラリス)」にて滞在制作を体験した。

多くの命が産み落とされてきた元産婦人科医院は、今や甲府という一地方を越えて、日本という国を越えて、たくさんの作品と人と交流を産み出す甲府の貴重な文化的拠点となった。こうしたAIRのディレクターという顔の裏に、礎に、20年来のアーティスト人生がある。

「作品は全て現在進行形であり、結論もなければ完結することもない。」なぜなら全て実験の途であり、自分自身への問いかけであるから。

Wanna be Artist, Searching for Oasis.

泉(=自分自身 / 新たな価値観 / 希望)を探して、制作を続ける。それが生きるということ。

アート談話室

 

Danwashitsu#5

OMOTE x   歩帆舎

映像スクール「KOFU RECORDS」

https://www.nhk.or.jp/kofu/kofurecords/

 

 

 

Danwashitsu#4

Art Lounge [ ART & Society ] with Yuyen Lin-Woywod

Move arts Japanの招聘で来日し、Artist in Residence Yamanashiにてレジデンスゲストとして甲府に滞在したユウイェン・リンウォイウッドをゲストに「アートが社会に提示しうること」を考えます。

世界最大規模の国際芸術祭 documentaでArt Educatorとして勤務経験のある彼女に、アートが社会になにを提示していたか実例とともに話していただきます。

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映像と共にトークするユウイェン、左となり堀切春水(アート談話室)

カッセルという街での開催に意味がある

旧東西ドイツ国境で開催することで将来の統合後のドイツの地理的/文化的にも中心地となることを目指した

第二次世界大戦での大被害地、武器の製造地、ワーキングクラスが住む街

「ドクメンタ」はカッセルで5年に一度開催される現代美術展覧会

終戦後の1955年に設立された

ナチズムの暗闇を追放して抑圧からの解放をスピードアップさせるため

最初のドクメンタは近代美術(ピカソやカンディンスキーなど)に大きな影響を与えた

最近の「ドクメンタ」にはすべての大陸のアートが見られる

しかもそのほとんどはサイトスペシフィック(土地固有)なものである

「ドクメンタ14」2017年、13名のキュレーターによる

カッセル会場:6月10日~9月17日

ギリシャアテネ会場:4月8日~7月16日

「大アートイベントがどのように人々に近寄るか?」

ほとんどの作家が両会場で展示を行った

教育調査:何が変わり、何が漂い、何を残すか?

教育プログラム・学習機関・アーティストランスペースを調査

100日間に100のワークショップを実施

カラオケナイトで唄い!料理ワークショップで喰べる!

アーティストと一般人の出会いは出発地点、私たちは今ここにいる

たとえば「コーラスとウォーク」では物語を共有する

「Narrow Cast」と称されるローカル放送局が半径2kmにラジオ放送

を提供 グローバリゼーションへのアンチテーゼとして

人生で各年齢に所属する組織(インスティテューション)からの解放

ー産院で生まれ、進学して、仕事に就き、施設で死ぬ

アートと図書館がそれを助ける

People of Color(POC), Gender Policy, Gender Equality, Refugee

など大切なトピックをアジアでももっと取り上げるべき

教育やアートは成果が見えにくい そのために時間が必要

秋田のゼロダテから東京へ戻ったばかりのユウイェン

今回のトークのために再び甲府へ戻り、数時間の滞在でまた東京へと

忙しい日程の中をありがとうございました。

「ドクメンタ14」での貴重な体験を共有できたことに感謝いたします。

成果発表展 「Move Arts Japan 展 /アーティストの旅の記録」に登場します

https://www.3331.jp/schedule/004569.html

 

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「アートセンターについて考える」awai x Harumi

Danwashitsu#3

“Discuss about the Art Center”

コーヒー片手にアートにまつわるあれこれを緩やかに話す談話室。

今回は、「アートセンターについて考える」

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長野県松本市で2016年より awai art center を主宰する茂原奈保子さんをゲストに、地方でアートセンターをすることについて、実例や運営方法、地方ならではの醍醐味や難しさについて伺います。

それを踏まえて、甲府でアートセンターをするならどうする?をテーマに、みんなでコーヒー片手にオープンミーティングしたいと思います。

今年の活動の総まとめ、そして新年に向けて新たな一歩を踏み出すためのコーヒーミーティング!

日時:2017年12月21(木)18:30-
会場:寺崎COFFEE(山梨県甲府市丸の内1-20-22)
参加費:1,000円(ドリンク代含む。通常と料金設定が異なります!)
定員:25名程度
主催:Artist in Residence Yamanashi
協力:寺崎COFFEE

予約:artdanwashitsu@gmail.com(氏名、参加人数、電話番号を明記の上、お申し込みください)

※会場の都合上、予約はメールのみの受付となっています。大変お手数ですが、どうぞよろしくお願いいたします。ご質問などある方はお気軽にお問い合わせください。
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awai=awai art center 主宰 茂原奈保子(しげはらなおこ)

1987年長野県生まれ、2011年信州大学人文学部卒業。大学卒業後民間企業に勤務した後、東京都内の美術館やギャラリーでの業務に従事しながら複数のアートプロジェクトの事務局を務める。2015年に松本に戻りawaiとしての活動を開始し、翌年4月にawai art centerをオープンした。
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HARUMI=堀切春水(ほりきりはるみ)


早稲田大学大学院美術史学専攻修了。美術館やギャラリー勤務の後、あいちトリエンナーレ2013実行委員会事務局勤務。アシスタント・ディレクターとして編集およびアーカイブ業務担当。その後はNAKAZAKI Tohru HOMEROOMプロジェクトマネージャー(2014年中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス)、ミハイル・カリキス来日公演企画運営(2014年)、宮島達男Relight Project、松井紫朗「手に取る宇宙」など、アートプロジェクトを中心に活動。2014年より甲府市に移住。「アート談話室」主宰(2017年〜)、展覧会「Flowing out」企画運営(2017年〜)。

寺崎COFFEE  http://terasakicoffee.com/

Artist in Residence Yamanashi  http://air-y.net/

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写真で辿る欧州アート・イベントMina × Harumi

Danwashitsu #2
European art and events 2017 following with photos

コーヒー片手にアートにまつわるあれこれを緩やかに話す談話室。

今回は、写真で辿る欧州アート・イベント

世界各地から総勢約50名のアーティストが集い、制作、展示、パフォーマンス、ディスカッションを行うアート・イベントCAMPBASELにアーティストとして参加したAIRYスタッフによるレポート。そのほか、世界最大級の現代アートフェアArt Basel、世界で最も歴史のある芸術祭ヴェネツィア・ビエンナーレ、ヨーロッパ滞在で目にしたAIRやアートスペースについて写真で振り返りながらお話します。

About 50 artists from all over the world gathered, created, exhibited, performed and discussed. A report by AIRY staff who participated as an artist at CAMPBASEL.

In addition we will look back in the photos about Art Basel that is world’s largest contemporary art fair, Venice Biennale that is the world’s most historical art festival,  AIR and more art spaces during staying in Europe.

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日時:2017年8月8(火)18:30-
会場:寺崎COFFEE(山梨県甲府市丸の内1-20-22)
参加費:500円(ドリンク代含む)
定員:25名程度
主催:Artist in Residence Yamanashi
協力:寺崎COFFEE

予約:artdanwashitsu@gmail.com(氏名、参加人数、電話番号を明記の上お申し込みください)

※会場の都合上、予約はメールのみの受付となっています。大変お手数ですが、どうぞよろしくお願いいたします。ご質問などある方はお気軽にお問い合わせください。

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mina=井野美奈(いのみな)
1994年群馬県生まれ。現在通信制大学にて教員免許取得中。今年度よりAIRYインターンとしてアーティストの滞在や制作のサポート、撮影などを行う。また、アーティストとしてCAMPBASELに参加。これが初めての制作と展示となった。

Mina was Born in Gunma Prefecture in 1994. Currently acquiring teacher license at communication college. From this fiscal year as an AIRY intern, she supports artists’ stay, creation support, photography etc. She also joined CAMPBASEL as an artist. This was the first creation and exhibition.

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harumi=堀切春水(ほりきりはるみ)

早稲田大学大学院美術史学専攻修了。美術館やギャラリー勤務の後、あいちトリエンナーレ2013実行委員会事務局勤務。アシスタント・ディレクターとして編集およびアーカイブ業務担当。その後はNAKAZAKI Tohru HOMEROOMプロジェクトマネージャー(2014年中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス)、ミハイル・カリキス来日公演企画運営(2014年)、宮島達男Relight Project、松井紫朗「手に取る宇宙」など、アートプロジェクトを中心に活動。

Harumi Completed her MA in Art History at Waseda University. After working at art museums or gallery, she worked at the Aichi Triennale 2013, which is held in Aichi Prefecture every three years (since 2010) and is one of the largest international art festivals in Japan. As an assistant director, she was in charge of editing and archiving work. After that, acting mainly on art projects; Project manager of NAKAZAKI Tohru HOMEROOM (Ichihara Art × Mix, 2014), Planning and Management of Mikhail Karikis’s Screening and Performance(2014), Tatsuo Miyajima’s Relight Project, Shiro Matsui’s “Message in a bottle” etc.

CAMPBASEL http://www.campbasel.com/

寺崎COFFEE  http://terasakicoffee.com/

Artist in Residence Yamanashi  http://air-y.net/

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TOSSO x HARUMI x MIYAKENの談話室

Danwashitsu#1

「芸術祭とアーティスト・イン・レジデンスについて」

About “Art Festival” and “Artist-in-Residence”

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コーヒー片手にアートにまつわるあれこれを緩やかに話す談話室。
今回は、知っているようで知らない芸術祭とアーティスト・イン・レジデンスについて、現場で働いたふたりの体験をもとにお話します。
This is a cozy room where we can speak slowly about matters related to art with a cup of coffee.
About the “art festival” and “artist in residence” we will talk about two experiences who worked on both sites. Please send an application by e-mail.

日時:2017年5月24(水)18:30-
会場:寺崎COFFEE(山梨県甲府市丸の内1-20-22)
参加費:500円(ドリンク代含む)
定員:20名程度
主催:Artist in Residence Yamanashi
協力:寺崎COFFEE

予約:artdanwashitsu@gmail.com(氏名、参加人数、電話番号を明記の上、お申し込みください)
※会場の都合上、予約はメールのみの受付となっています。大変お手数ですが、どうぞよろしくお願いいたします。ご質問などある方はお気軽にお問い合わせください。

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tosso=航舳峻一(WATANABE Toshihito)


これまでにAIRY(個人運営/山梨県甲府市)と秋吉台国際芸術村(財団による運営/山口県美祢市)でスタッフとしてAIR(アーティスト・イン・レジデンス)業務に携わる。自身もアーティストとしてスウェーデン・Tomma Rum(参加アーティストたちによる自主運営)、ハンガリー・Partizan art studios(企業による運営)でAIRを経験。2017年はリトアニア、スイス、エストニアのAIRに参加予定。

Tosso has been involved in AIR (artist in residence) work as a staff at AIRY (individual administration / Kofu city, Yamanashi prefecture) and Akiyoshidai international art village (management by Foundation / Mine City Yamaguchi prefecture). He also experienced AIR as an artist with Sweden · Tomma Rum (independently operated by participating artists), Hungary · Partizan art studios (company operated). He plans to participate in AIR of Lithuania, Switzerland, Estonia in 2017.

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harumi=堀切春水(HORIKIRI Harumi)


早稲田大学大学院美術史学専攻修了。美術館やギャラリー勤務の後、あいちトリエンナーレ2013実行委員会事務局勤務。アシスタント・ディレクターとして編集およびアーカイブ業務担当。その後はNAKAZAKI Tohru HOMEROOMプロジェクトマネージャー(2014年中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス)、ミハイル・カリキス来日公演企画運営(2014年)、宮島達男Relight Project、松井紫朗「手に取る宇宙」など、アートプロジェクトを中心に活動。

Harumi Completed her MA in Art History at Waseda University. After working at art museums or gallery, she worked at the Aichi Triennale 2013, which is held in Aichi Prefecture every three years (since 2010) and is one of the largest international art festivals in Japan. As an assistant director, she was in charge of editing and archiving work. After that, acting mainly on art projects; Project manager of NAKAZAKI Tohru HOMEROOM (Ichihara Art × Mix, 2014), Planning and Management of Mikhail Karikis’s Screening and Performance(2014), Tatsuo Miyajima’s Relight Project, Shiro Matsui’s “Message in a bottle” etc.

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miyaken=宮本賢一朗(MIYAMOTO Kenichiro)元 寺崎COFFEEスタッフ
協力:寺崎COFFEE http://terasakicoffee.com/
主催:Artist in Residence Yamanashi[AIRY] http://air-y.net/

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スピーカーのHarumi(中央左)芸術祭について

Tosso(中央右)AIRについて

もう一人のスピーカーMiyaken(右)

AIRの役割

AIRの課題も

約30名の参加者による緩やかな談話室でした。

 

Soul stands at start line

Soul Tashiro the former intern AIRY stands at the start line for next stage after graduation of high school. 
Good luck for the future and come back to Kofu someday! Congratulations 🎈🎈

田代蒼流 Soul Tashiro
2018年インターンを務めたソウル
三月高校卒業後の新たなスタートラインに着きました。都内シェアハウスに住み社会教育系NPOに勤務します。進学、留学といろいろ悩んだ末に自分で決めた進路だから価値がある。応援しています。㊗︎

ResArtis Kyoto Meeting 2019

「レザルティスミーティング2019京都」に参加して

レザルティスミーティング2019京都とは http://www.kac.or.jp/events/24316/

全大会

2月のある深夜に甲府駅を出発したバスは翌朝に京都駅に到着した。

少し雨が降った後らしく、しっとりした早朝の空気に迎えられて京都滞在がスタートした。前回の日本開催ミーティング(2012東京)は一参加者として気軽に、今回はマイクロレジデンス部会で短いプレゼンテーションが予定されているのでより主体的参加といえる。会場の京都芸術センターは元明倫小学校を改装して2000年に生まれた施設、二度目の訪問

マイクロレジデンス・ワークショップ 2/7

マイクロレジデンスとは


Waria Artbreak AIR 

5ヶ国/地域から9施設が発表

世界各地でユニークな活動を繰り広げるエアーの存在が興味深い。例えばフィンランド北部でラップランドの入口に位置するWaria Artbreak AIR 

太平洋ポリネシアのクック諸島からTe Arerenga

あえて辺境の地にスペースを構えて活動することでユニークで唯一無二な環境を滞在作家に提供している。人や資本が集まりやすい都会から目を移すことで、マイクロレジデンスの魅力が高まる。そう考えると山梨でも自然や農業を中心に据えたエアーがあったら良い。空き家はたくさんあるので、エアーをマネージメントできる人材が欲しい。

おも茶会  2/7

おも茶会待合

お茶席

歓迎の意味合いを持つ「おも茶会」

圧巻の文化力を感じさせる時間と空間

まず待ち合い(講堂)で目と耳、皮膚で現代アートを浴び

そのあと茶室(和室)に誘われてお茶をいただくという流れ

予備知識なく巻き込まれたので新鮮な驚きとともに時間と空間を楽しんだ。芸術センターの皆さんと多ジャンルのアーティスト、茶席ボランティアによる生き生きとした歓迎が嬉しい。彼ら自身も楽しんでおられたのがいい。

マイクロレジデンス・ミーティング 2/9 興聖寺

プレゼンテーション開始
まずは地理情報から

約10分でAIRYのプレゼンテーション

2回目なので少し慣れて来た。参加者は若い年代が多く、話していて手応えがあった。続く「滞在したい!運営したい!相談会」に多く訪ねてくれた。両者の割合はほぼ半々、両者ともAIRへの関心の高さがわかる。

NPO ANEWAL Gallery

西陣興聖寺の会場

二日間のセッションを現地主催した在京都NPO

といってもいわゆるギャラリー業務に止まらず

京町家の保存と改修、社会とアート・デザインの関わり方を探って実践

すでに何ヶ所かの物件を有機的に稼働させている。寺や区役所との協働もあり

多業種メンバーで構成されるこの組織から目が離せない。

宿泊「青春画廊」

青春画廊正面
ホステル内寝室

パラレールの作家が京町家を自ら改装して運営する宿

選ばれた作家の個展を開催中のギャラリーに泊まれるアートホステルとは

「作品展示してあるギャラリーに泊まる?」または「ホステル内がギャラリーになっている?」作品を見たい一般のお客さんはいつ来るのだろう・・? 実際泊まってわかったのは後者色が強いこと

作品展示は宿泊者のためにあり販売もされる。一般のお客さんはオープニングか予約で中に入れるシステムだと思う。運営者に会って詳細を聞きたかったが三泊するうちでは会えず残念。宿泊は快適で豊かな時間を過ごせた。すべて同じ作家の作品だったので統一感あり、心身を休めることができた。

最後に

山梨に住んでアートやエアーの場や人に触れることが少ない。

今回は優れた作品に引き込まれて感銘を受けた。

また各地で活動する人に会えたことがよかった。

地元で特徴あるマイクロレジデンスやアートスペースが生まれて、互いに協力しながらネットワークを築ければ面白い。

旅先でマイクロレジデンスを訪ねるのが楽しい。タイと国内で訪問した。

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Participating in “ResArtis Meeting 2019 Kyoto”

The bus which left Kofu station late at night in February arrived at Kyoto station the next morning. It seems to have been raining a little. We were greeted with moist early morning air and stayed in Kyoto. At the previous Japan Meeting (2012 Tokyo) I attended as a participant. This time I was scheduled to do a short presentation at the Microresidence section. The Kyoto Art Center at the venue is a facility that was created in 2000 after renovating the former Merin Elementary School.  It was my second visit.

Microresidence Workshop 2/7

9 facilities participated from 5 countries / regions

AIR uniquely engages in activities around the world. For example, Waria Artbreak AIR located at the entrance of Lapland in northern Finland and Te Arerenga from the Cook Islands in Pacific Polynesia are daring to set up artist spaces in remote, natural locations. We can offer a unique environment for the artists. By inviting artists from urban areas to more rural, natural areas we can help broaden the perspectives of both invited artists and locals.  For this reason we would like to create more Microresidences in rural areas. Yamanashi prefecture would be an ideal place for a Microresidence because it is an agricultural region and is surrounded by wild natural landscapes. We have many vacant houses throughout the region which, with the help of art managers, could be transformed into artist residences.

“Tea ceremony Omocha” 2/7

“Tea ceremony Omocha” with a meaning of welcome

It was time to feel the rich power of Kyoto culture. As it was my first time attending this kind of tea ceremony, I was in for a pleasant surprise. First of all, I was exposed to contemporary art with all my senses in the waiting room (auditorium). After that, we were invited into the tea room (Japanese style room) to have tea. We were delighted with the enthusiastic welcome of the artists/staff of the art center,  multi-genre artists, and tea ceremony volunteers. They seemed to enjoyed themselves too.

Microresidence Meeting 2/9 Koseiji Temple

I did a 10 minute presentation about AIRY. It was my second time presenting so I was quite used to speaking about the topic. Participants were mostly young and I had a good response from them. Afterwards, during the consultation meeting, participants said: “I want to stay! We want to operate!”  There was a  feeling of excitement at the consultation. About half the participants were artists and the other half were art managers, both groups have a high interest in AIR.

NPO ANEWAL Gallery

This Kyoto nonprofit organization hosted a two-day session locally

Their work does not stop with traditional gallery duties. The gallery is also working on the preservation and refurbishment of the Kyomachiya, and operate initiatives that engage art with contemporary social issues in Kyoto. They manage several spaces related to these initiatives and to their gallery work. NPO ANEWAL gallery also collaborates with local temples, the ward office, and so on. Keep our eyes on this organization, which consists of multiple industry members.

Accommodation “Youth gallery”

Hayashi, an artist from Pararail group, restructured Kyomachiya himself and runs it as the Youth Gallery. Youth Gallery is a hostel which is also a gallery.  Hayashi invites artists to create work for a solo multi-month show in the hostel. “We stay in a gallery where works are exhibited?” or “We stay in hostel with a display?” The exhibition is exclusively for the guests of the hostel. I think that the general public can view the works at opening receptions for the shows or by appointment. I wanted to meet the owner and listen to details but unfortunately he wasn’t available while I was there. Accommodation was comfortable and I had a pleasant time. The works on display during my visit were all by one artist, so there was sense of unity throughout the hostel. I was able to rest both mind and body.

Finally

I live in Yamanashi and I don’t see very much art or many artists around town. I was impressed by the excellent art performances in Kyoto and it was also nice to have connected with  people working in their local art community. A Microresidence program in Yamanashi would help develop our local art community by creating more art spaces and creating a stronger arts network in the region. Visiting Microresidence throughout the world is fun.  I did several of them in Thailand and domestic Japan recently and they were very enriching experiences.

Translation: Sage Szkabarnicki-Stuart

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京都芸術センター http://www.kac.or.jp/eng/mission/

京都芸術センターは、京都市、芸術家その他芸術に関する活動を行う者が連携し、京都市における芸術の総合的な振興を目指して2000年4月に開設されました。多様な芸術に関する活動を支援し、芸術に関する情報を広く発信するとともに、芸術を通じた市民と芸術家等の交流を図ることを目的としています。

京都芸術センターの特徴として以下の3つがあげられます。

   •                 ジャンルを問わない若い世代の芸術家の制作活動の支援

   •                 さまざまなメディアを用いた、芸術文化に関する情報の収集と発信

   •                 芸術家と市民あるいは芸術家相互の交流の促進

具体的な事業として、展覧会や茶会、伝統芸能、音楽、演劇、ダンスなどの舞台公演やさまざまなワークショップ、芸術家・芸術関係者の発掘、育成や伝統芸能の継承、創造を目指す先駆的な事業のほか、制作や練習の場である「制作室」の提供、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムでの国内外の芸術家の支援などを実施しています。このような活動をとおして、京都芸術センターは、新しい世紀の都市文化の創造拠点となることをめざしています。

Kyoto Art Center was established in April 2000 in a hope to promote arts in Kyoto in a comprehensive way by collaboration between the city of Kyoto, artists and other people related to art.
The center aims at supporting various artistic activities, providing information about arts, and promoting communication between the citizens and artists through arts.

Kyoto Art Center focuses on the following three points.

  •             To support young artists in their activities regardless of genre.

  •             To collect and disseminate information on arts and culture using various media.

  •             To promote communication between artists and citizens; and among artists.

Our activities include exhibitions, tea ceremonies, traditional stage performances, concerts, dance performances, and various kinds of workshops for training artists and other people related to art, hosting innovative projects for the conservation of traditional arts and creating new ones. We also provide artists from home and abroad studio spaces and “artist in residence program”. Through such services and activities, the center is hoping to become the focal point of the city culture in the new era.