やまなし短編映画祭2023

      

Yamanashi Short Movie Festival

文化のるつぼ へちま x AIRY プロデュース

June – November 2023

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公式ホームページ

各月の予約申し込みは以下ウェブサイトにて

上映の前月末に更新

文化のるつぼ へちま|やまなし短編映画祭 (hechima400.com)

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年間スケジュールはコチラからご覧いただけます。

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FM FUJI 情報番組『Bumpy』にて

「やまなし短編映画祭2023」広報のためラヂオ出演いたしました。

DJ は渡辺 麻耶 さん

10月5日

11月16日

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11月25日(土)

■ 宇田奈緒 監督■ 二本上映

『ファミリーヒストリーを翻訳すること』(2020-23, 15min)

『 一路平安 』(2022, 30min)

■ 井原純平 監督■ 二本上映 

『GRAFITTI』 (2022, 30min)

『Margin ――余白――』(2023, 30min)

アフタートーク:登壇三名

井原純平(監督)+ 楠 大生(映像)+奥山和洋(主演)

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『ファミリーヒストリーを翻訳すること』宇田奈緒
『ファミリーヒストリーを翻訳すること』宇田奈緒
『一路平安』宇田奈緒
宇田奈緒 監督

ある人がそこにいたということや、その場所で何が起きたのかを知る人が誰もいなくなった時、その記憶はどこに行くのだろうと考えることがあります。
カナダ生まれの祖父が戦前に書き残した手紙をずっと大切にしてくれていた祖父の幼馴染との出会いによって、記憶に残っていなかった祖父との思い出が新しく生み出されたという個人的な経験を元に、誰かが覚えておくこと、写真が記録しておくことの意味について考えて作った映像作品を発表します。

宇田奈緒は神奈川県生まれのアーティスト。写真、陶芸、文章を使って、移民や家族の歴史についての物語を保存、継承していくための作品制作をしている。「山梨アートプロジェクト2021」に選出されて甲府市にて滞在制作を行い、藤村記念館にて祖父(市川三郷町出身)の記憶についてのビデオ作品を発表しました。

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『GRAFITTI』 (2022, 30min) 井原 純平

「Margin ――余白――」(2023, 30min)井原 純平
井原純平 監督

『Margin ――余白――』(2023, 30min)井原 純平
2023年秋製作の新作です。山梨を舞台にした映像作品のテーマは「Margin(余白)」。最適化された世の中で生きる私たちに“余白”は必要あるのかがテーマです。

井原純平は山梨県出身、甲府市在住の映像作家/写真家/ソーシャルワーカー。医療現場での患者のポートレート撮影を機に写真の世界に魅了され、医療職と並行して写真家活動を行っています。

11月25日(土)スケジュール

■時程

➀13:00-『ファミリーヒストリーを翻訳すること』(15min)
『一路平安』 (30 min)

『GRAFFITI』(30min)  
『Margin ――余白――』(30min)

井原監督トーク(13時回、16時回共通)

楠 大生(映像編集)+奥山和洋(主演)登壇

➁16:00- 『ファミリーヒストリーを翻訳すること』(15min)
『一路平安』 (30 min)

『GRAFFITI』(30min)  
『Margin ――余白――』(30min)

■会場 甲府市中央2-13-20 3階へちまSTUDIO

■料金 一般1000円、学割800円 

■事前予約制 料金は当日受付3Fにてお支払いください 

■定員 各回25名限定

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宇田奈緒 監督からのお便りを代読する実行委員ハザマ

現在カナダにて滞在制作中の宇田監督から丁寧な便りが寄せられて、二本上映後に代読しました。その中で、二作品ともフィクションであることが語られました。監督自身の体験や周囲の方へのインタビューをすべて混ぜて作った話であり、沢山の人の話が混ざったフィクションであると。コロナ禍でどこへも行けなかったころに『ファミリーヒストリーを翻訳すること』の構想を練り始めて三年経った今、カナダでビデオを完成させたそうです。100年前に海を渡った移民と離れて暮らす子孫の喪失と再会の物語が、日/英双方の言語でキャプション表示されて無音で語られます。音のない15分間の世界はそれを観る方の想像力に働きかける力があります。鑑賞者にそれぞれの思いを反芻させる効果がありました。一方、『一路平安』は日/台の二つの文化の中で生まれ育った主人公の気持ちを双方の言語で体験してもらうための試みとのこと。来年は台北(1~4月)と台南(5~6月)で展示があるので、機会があればお知らせくださいとのことでした。

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井原純平(監督)  Micro M(編集)  奥山和洋(主演)

三年連続参加の井原監督チーム、今年は初登壇の主演<コンピューターおじさん>こと奥山和洋も加わり、より臨場感あるトークが実現しました。最新作『Marin–余白–』は社会的時事ネタをストーリーに織り込みながら、やはりいつものように地元で短期撮影、友人知人出演に拘って低予算で製作。締め切りぎりぎりまで推敲を重ねて完成させた本作は生きること死ぬこと、有名無名とはなどのテーマがベースにある。

トークから本作中のパフォーマンス再演へ!

『名前のないホテル』(2021)、『Graffiti』(2022)、『Margin–余白–』(2023)へと<主演三部作>の完成を祝し、満を持しての奥山和洋の登壇。お馴染みのチェック柄シャツは彼のオフィシャルコスチュームとのこと。今や監督から絶大な信頼を得る常連主演は実際にお会いすると意外に無口な方でしたが、瞬発力と演技力はご覧の通りで会場を大いに沸かせてくれました。ありがとうございました。

写真、ステッカー、CDなどグッズも豊富な井原監督ブース

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上映後記:

これで「やまなし短編映画祭」2023年の6回開催をすべて終了しました。少なくて優秀なスタッフとへちま会場のおかげで無事に開催できました。何より、参加監督と足を運んでくださった皆さまに感謝を申し上げます。自主制作映画の楽しさ、深さを共有し、地元の監督や作家に出会う喜びを感じてもらえましたら幸いです。


*お客さまアンケート

宇田さんの作品が映画になることに感動、今後の活躍を祈る/(宇田)過去と今を結ぶ不思議な映像、懐かしい気持ちになる美しい写真と言葉だった/知らない作品を観られて貴重な機会。宇田作品を観たくて来たが二人の監督を比べて観るのもおもしろいと思う。今後も続けていただけたら有難い。若手のあるいは新進の監督作品を観たい/(宇田)自分のルーツというものは意味深く、故郷があることや両親が普通にいるのは幸せだと思う。(井原)「有名になる前と後で命の価値は違うか?」というセリフに違いはないと思った。平凡でいいんだとホッとした思いもある/アンデウィ・ウォホール「誰でも生涯で15分だけ有名になれる」の言葉は発見/アーティステックで映像美を追求したものを観たい/(井原)作品が進化していてすごい。コメディが多くて観て飽きないだけでなく生きるということ、死ぬということ、誰もが持つ承認欲求にまで踏み込み現代の闇を描いている。でも最後は笑いで終わるところが良い。時間がかかったと思うが二日で撮影したと聞いてびっくり/(宇田)無音の作品に引き込まれた。誰かの生きた軌跡は他の人の手で紡ぎ直さないと消えてしまう(薄れてしまう)のは自分の周囲の人が年を取り亡くなっていく中で改めて感じている。(井原)音楽もかっこよくて見知っている場所もこんな風にかっこよく撮れるのがある種うらやましく、自分も写真を映像に残したいと思った。トークも面白くてそのあとでもう一度映画を観たかったくらい/(宇田)音や言語などの対比、お便りを聞いてフィクションとのこと驚いた。(井原)毎回楽しみ、風刺が効いて素晴らしい。「余白とは」と思っていたので15分以外の時間でそこをどうするのか。アフタートークも面白かった。またライブ感ある続編を期待している/次回作も楽しみにしている。若さのパワーをいただいた/ロードムービー、歴史もの(戦国、近代史)を観たい/両監督の作品とも面白かった。「一路平安」が特によかった。いろいろな作品を観てみたい/(井原)テレビドラマ的な娯楽とユーモアあり、笑ったり楽しんだりできた。独特なテンポ感が映画らしさとも言えるのか、AIを使っているつもりがAIに使われているブラックユーモアがとても面白かった/(宇田)監督へ質問を送る工夫ありがとうございます。(井原)監督のお答えから余白ってこのことかと分かった/

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11月18日(土)スケジュール

『anxious』米持 壌 監督 2023,

米持 壌 監督

米持壌は山梨県甲府市出身で武蔵野美術大学造形構想学部映像学科3年に在学中の若い映像作家です。

「当映画祭へは第一回出品に続き二回目です。好きなものを詰め込ませてくれえ、そういう気持ちで製作しました。」

『anxious』

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『バカ』清水佐絵 監督 2011,21min

清水佐絵 監督
『バカ』主演は母秀子

母でありアーティストでもある清水秀子を撮ったセミドキュメンタリー映画。
「私はバカだ。そしてキミもバカだ」というセリフを幕切りに繰り広げられる秀子ワールドに、度肝を抜かされてしまうかもしれません。
清水秀子の作品「26 SOUNDS」の絵画から、言葉の成り立ちへ、そして言葉の無い世界へと見る人を連れて行ってくれることでしょう。」

清水佐絵は山梨県生まれのアーティスト。18歳から妹・中乃と山梨県北杜市小淵沢町を拠点に自主制作映画を作り始め、現在は映画制作と並行して始めた切り絵の制作と展示をSaeRottenHead名義で行っています。

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11月18日(土)スケジュール

➀13:00- 『anxious』2023, 米持壌+トーク

    『バカ』(2021, 21min) 清水佐絵+トーク

 15:00– 幕間ライブ 中楯 純 /LFB

➁15:45- 『anxious』米持壌+トーク

     『バカ』(2021, 21min) 清水佐絵+トーク

■会場 甲府市中央2-13-20 3階へちまSTUDIO

■料金 一般1000円、学割800円 

■事前予約制 料金は当日受付3Fにてお支払いください 

■定員 各回24名限定

■幕間ライブは①②のお客さま共通となります。あらかじめご了承ください。

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幕間ライブ 中楯 純 紹介

中楯 純|Jun Nakadate ⁡

山梨県産エクスペリメンタルサウンドアーティスト。 所属バンドLFBと並行して活動。 白州旧身体気象農場での一人舞台「黄泉阿白/ヨミノアシロ」上演を機に2011年頃よりソロ活動を本格化。以降、自身の心象風景から着想した音響世界を様々な場で展開中。 神戸電子音響芸術祭、埼玉県立近代美術館「MOMAS空間音響ライブ 音楽という表現の拡がりとともに」 、新潟水と土の芸術祭などに過去出演。 ⁡

2015年、LFBの楽曲『kodomosun』のMVプロジェクトに清水佐絵監督を迎え、共同制作・発表。 2021年には甲府studio pelletにて開催された、切り絵作家・Sae Rotten Headとしての清水佐絵の個展関連イベントでソロライブパフォーマンスを行なうなど、互いの表現に刺激を受け合いつつ親交を重ねている。

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当日フード出店情報/ナオミキャンプ

ナオミキャンプ

🍋3色ポテトフライ🍋野菜と豆のミネストローネスープ🍋フォカッチャのグリル野菜サンド🍋ソフトドリンク各種ジンジャエール、オレンジジュース、ハーブティー、穀物コーヒー

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当初は『THE BOSS』でエントリーしていたが、急遽『anxious』を上映することになった経緯からトークに入る米持監督(右)。新作はごく最近、同年代の二人を配役して、監督自身が暮らす生活圏内の駅、アパート、立川記念公園などを舞台にして二日間で撮った。立川記念公園は風景として気に入っている。公園での撮影は人が多くて撮影に苦労した。

米持幸生(弟、高校三年)  米持 壌( 兄、武蔵野美術大学三年)

タイトルの『anxious』は 最近 ”不安と友達になる”という考え方を友人から聞き面白いなと感じたことが発端。不安、心配、悩みなどネガティブな感情は誰にでもある。それを創造の動機として映画を撮ることで感情を昇華させることはできる。

定期的にお笑いライブのステージに立つという米持監督(2002生まれ)。お笑いライブと映画制作を並行してやっている。ステージでは客の反応がすぐにわかるが、映画ではなかなか反応がわからないという違い。反応や感想が自分に戻るまで時間がかかる。お笑いの映画を撮ったらどうかとアドバイスされたことがあるが、自分にとってはこの二つは違うもので交わることはない。四年になると時間をかけて一本を撮り、それが卒業制作映画となる予定だ。弟の幸生も高校卒業後は映像関係へ進みたい気持ちがある。兄の撮影や編集を手伝っており自然にその道へ興味が湧いたという。

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『バカ』鑑賞後にトークのため登壇する清水家三世代。タイトルの所以、撮影の背景など語る。2010年に(監督の)画家の父誠一の急死は大きな出来事。翌2011年のある日、母秀子の部屋で大きくバカと書かれた紙切れを見つけて、このタイミングで一本映画を残そうと閃いたという。

  清水佐絵 監督、あきら、清水秀子          インタビュアー坂本

映画撮影の準備としてシナリオはしっかり書く。家族、友人の協力は大きい。妹中乃は撮影、配役に大きな存在。父の生存時から両親は佐絵監督の表現活動に協力を惜しまなかった。『バカ』以前の映画撮影、切り絵の制作発表、バンド活動など全てに於いて。

『バカ』で使われた清水秀子作品 について/「26sounds (A to Z)」シリーズより

「26 sounds」は母秀子の生涯をかけて制作するミニマルな絵画シリーズ。毎年秋に誠一のアトリエを解放して開催される「清水家展」でバリエーションが披露される。監督曰く、母はバカと天才の境界ラインを生きているのか、母として面白く、アーティストとしてもかっこよくて尊敬している。それを形にしたいと思った。

秀子は誠一作品の保存管理と展示、娘三人のそれぞれの表現と発表など芸術一家の要としての存在。アバンギャルドな一家の存在と制作を支えつつ、74歳の今もひょうひょうと絵画制作を続ける姿に学ぶことが多い。

中楯 純 / LFB

2013年、LFB楽曲『kodomo sun』MVを清水監督に依頼した中楯による幕間いノイズライブでリラックス。

米持 壌 監督         清水佐絵 監督
お疲れ様でした 米持家、清水家
きょうの上映会裏テーマは「家族」でした!!

*会場アンケート集計

ジョー君これからも作り続けてください/(米持)イケメンなので本人も出演してよいのでは?「不安が友達」というより安心して承認してくれるもう一人の自分にみえた(清水)脳内がかき混ぜられる素晴らしい作品。不真面目と言うより非真面目に生きようとエールをもらった。2011年作ですが背景に影響があったのか気になる。次回作も楽しみ/(米持)音楽の使い方がとても上手く映画の雰囲気を作っている。坊主の男性はインパクトが強く不気味なような面白い不思議さがあった。(清水)脚本のあるドキュメンタリーというのを初めて見て、なるほどこんな作り方があるんだと勉強になった。アーティスト家族にとても憧れがある/家族がテーマに感じられてよかった/若い世代の方々にがんばって欲しいと思う。清水家最高でした、今後も一家で制作して欲しいな/とても面白い試みだと思う/全く知らなかったバカ、面白かった/若い感覚の映画、踏み絵のようですが刺激がありました/とても楽しかったありがとうございました/(米持)「不安と友達になる」という暗くなりそうだけどそうならなかった。不安な人を救ってくれそうな映画なのでもっとたくさん撮ってください。(清水)もっといろいろな所で上映して欲しい、海外などでも。秀子さんがおもしろくて素敵だった/言葉は一つの手段だ/面白かった/普段味わえない体験をさせていただいた/映画って自由なんだなと作り手の人間の立場で素直に思った。自分も何か作ろう/とにかく短編映画は難しい、けど深い。トークの盛り上がりとテンポが欲しい/若い監督で驚いた。家族っていいなと思った/(清水)各場面でインパクトがあり、トークの中であの映像について最初から決めて脚本を作成していたと聞いて驚いた/

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10月28日(土)

『FURUSATO2009』2010, 48min

富田克也 監督

富田克也 監督
『FURUSATO2009』2010, 48min

副題「『サウダーヂ』のための長い予告編」
『サウダーヂ』 公開に先がけ、甲府の街周辺を取材した映像を編集して作られたドキュメンタリー。リーマンショック後の疲弊しきった地方都市、そこで暮らす若者たち、肉体労働者、在日ブラジル人などにスポットが当てられる。岡島百貨店跡の解体が始まった今、甲府中心地で改めて見直したいストリート映像エスノグラフィー。

■映画名『FURUSATO2009』2010, 48min

■日時 10月28日(土)

➀14:00-

15:00- トーク

話し手:笹本貴之(笹本環境オフィス、プロデューサー)

『サウダーヂ』『バンコクナイツ』などでプロデュースを務める。

➁16:00-

■会場 甲府市中央2-13-20 3階へちまSTUDIO

■料金 一般1000円、学割800円 

■予約制 料金は当日受付3Fにてお支払いください 

■定員 各回25名限定

■監督トークは各回のお客さま共通となります。あらかじめご了承ください。

ご予約はコチラから

https://hechima400.com/y-short.html

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『FURUSATO2009』 2010, 48min
もうすぐ上映開始 !!

甲府で観る『FURUSATO2009』

サウダーヂに至る富田監督や空族の根源、その視点が生々しく描かれていた。これからどのように本編として料理されるんだろうと思いながら観る。甲府の街の現実と思惑に私たちはどう向き合うのか。

トークには笹本貴之プロデューサーを迎えて
聞き手はいつもの名インタビュアーへちま管理人

昨年は『RAP IN TONDOの長い予告編』上映+トークでご登壇頂いた富田監督が台湾ロケ出張のため、『サウダーヂ』『バンコクナイツ』でエグゼクティブプロデューサーを務めた笹本氏がトークに登壇。 長年に渡り監督活動を間近で支える立場から、リアルな話や撮影エピソードなどを一時間に渡り熱く語ってくださいました。 実際に映画の登場人物として、また『サウダーヂ』資金集め一策としての本編位置づけなど。

第一部と第二部お客さま共有のトーク時間も定着しました。

空族のシナリオ作り方法(プロセス)として、実際にあったことから物語を作る。見たこと聞いたことがネタになる。生活の中から遊びの中から映画のイメージが生まれている。監督と共に過ごす中で得る気付きやエネルギーが自分の会社経営者(笹本氏)としてのスタンスを支えている。現在の台湾ロケは、現地部族が固有の文化を守り伝える物語(シナリオ)を空族/相澤+富田が書き起こし本人が演じるスタイルで製作中とのこと。時を経て監督は身辺の自然への憧憬が増している模様。最近は地元山梨にいる時は、自然に近く住み山や川で過ごす時間が多い(登山や川釣り)。甲府の衰退とシャッター街を描いた90年代作品からタイ・ラオスへ遠征、さらに台湾へ、そして自身が生まれた山梨の自然への回帰は大きな意味で文明の縮図を表しているようだ。

岡島百貨店

(余談)
折しも甲府中心街ではランドマーク的存在の「岡島百貨店」が縮小移転を決めて、現建物を解体中。『FURUSATO2009』『サウダーヂ』ではこの周辺での撮影が多数あり。甲府市中心街自体が長年に渡りこのデパートを核にして発展した。
2011年秋『サウダーヂ』プレミア公開を観たのもこの建物8階の「岡島ローヤル会館」にて。異様に盛り上がった満席のホール、前座を務める
Stillichimiyaのラップで上映会は始まった。

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会場アンケート集計

人も町もスクラップアンドビルドだなあ・・/小さな山梨の中に色んな人がいて、それぞれの考えを持って生きているのだと思い直した。たった10年前なのに、今よりずっと楽しそうに見えた/今ここへ来るのに歩いてきた道、ご縁あってお会いしたことのある方々がさらっと登場してきて、まずはおどろきと少し嬉しさを感じた。次に2009年当時の甲府なんて所を全く知らなかった頃の甲府が抱えていた長く深刻な問題を赤裸々なままにそのままに切り取ったこの作品を素敵だと思ったと同時に当時の問題やジレンマを未だに抱えている甲府、山梨に言い知れぬ感情をいだいた/身近ではないが貧富の差を感じさせる映画だった。生の声が聞けてよかったが、昔のにぎあいあった町がさびれていくが、中心街は駐車場がなく買い物もしなくなっている思いがある。イベントがあれば行ってみようと思いが・・・/末永く続けて下さい!/甲府の街が違って見えて面白かった/今回の映画の中で、話していた人の「美術館を町の中心に移す」というのはよい考えだと思った/最後のラップがおもしろかった/トークショーが良かった/「サウターヂ」はじめ空族の映画の作り方が判って良かった。「FURUSATO 2009」をみて空族の根源をみた気がした。ありがとうございました/「サウターヂ」や「バンコクナイツ」が山梨県内で、普通に上映できる環境が必要ですね。山梨で「サウダーヂ」を観たい!/「サウターヂ」の制作プロセスの一端を見ることができてとても参考になった。編集プロセスについてより知りたいと思う。ありがとうございました/素晴らしいイベントだった!前から気になっていて観る機会が、なかなかなかった富田監督の作品ということで伺ったが、予想以上だった。もっと多くの方にこの映画祭を知ってほしい。ありがとうございます。頑張って下さい。応援します/

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9月30日(土)

『だっちもねえ』2023新作

手塚 悟 監督

手塚悟 監督

日時:2023年9月30日(土)①11:00〜 ②15:00〜

※それぞれ上映とトークを含めて約90分を予定

トーク:手塚監督×手塚光男
各回トーク後にソウルフルブラザーズによるギターと歌のコーナーあり

料金:一般 1,000円 学割 800円

※料金は最初の受付時にお支払いください。

※各回30席限定

※各回上映15分前開場会場:文化のるつぼ へちま 3階STUDIO    

400-0032 山梨県甲府市中央2-13-20

親友との映画ごっこから数えて今年で 30 年を迎える手塚監督。
延期に中止と新型コロナの影響をモロに受け、足踏みの日々を余儀なくされた監督は「故郷・山梨から世界に届ける新作を作る。」と心を決めました。
いわゆる原点回帰です。監督の映画づくりの原点は「家族」の記録、実家に眠っていた 8mm フィルムやビデオテープに焼きつけられていた家族の記録と記憶の断片から新しい映画を紡ぎます。


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初めての各回30名満席御礼㊗ 照明を落としていざ上映へ

家族の歴史と故郷を真正面から捉えた本作
『だっちもねえ』85分
初め9時間あった素材を一か月かけて85分に消去法編集したそうです。
映画ごっこから数えて30年ー
新たな地平に立つ監督の覚悟と眼差しがありました。
*映画祭実行委員会によるコラージュ
父上の光男さんを伴って登壇の手塚悟監督によるアフタートーク
雄弁な監督のトークに会場は和やかな笑いに包まれます。
映画人としての再出発となる本作
これまでの作品との違い
敢えて自分が被写体となった経緯が語られて。
山梨でロケをする
地方から上質な作品を発信する
ここからこの作品を広めて行く決意も聞かれて会場は感動的な時間となりました。
製作意図に不安を感じながらも
さらけ出すことで新出発の契機にしたという監督
そして(曰く)『だっちもねえ』家族の記録を描き出した素のお二人に
質問や感想が飛んで
アフタートーク(一部)
ソウルフルブラザーズ初ライブ(一部)
だっちもねえTシャツも大人気
この手書き文字は亡き母の手書き文字を編集して採用したそうです。

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会場アンケート集計

いびつで乱れていてそれが不思議なバランスにとどまって美しく感動した。自分の家族のことをいろいろ考えた。忘れていた幸せを思い出した気がする。/親子でここまで話したことがないので改めて見直したい。手塚父とは最近になり付き合いを再開、手塚母のことは全く知らなかったので(映画を観て)少し理解した。/父親の愛情と親子愛を感じる。/(良い意味で)題名通り/とても良い作品、家族についてもう一度考えたい。/浄化された思い、素晴らしい作品だった。/音が大きすぎた、ちょっと情報が多かった。/だっちもねえ~どうにもならないことがいっぱい~でもgo! 生きなくちゃ行かなくちゃカントクノナミダオチチウエノナミダガココロニフカクヒビキマシタ~ありがとう/最初は衝撃的なことがありフィクション?ノンフィクション?と思ったが監督の丸裸な心と光男さんの何かを含んだような目に感動した/過去を思い出すような物があった。/さらけだすってすごいなぁ、うらやましい。これからは無理せず、長編をみせてください。/いろいろな人生があるんだなぁ、これまで(監督の作品を)二本観て不幸なこと、死が心に残ってるが明るい作品はどうですか。画面が変わるときの音がちょっと不快かな/心が温かくなる素敵な映画、監督の家族を思う気持ちが伝わりフィルムと映像の相性は抜群。やまなし短編映画祭ぜひ続いて欲しい。/監督自身の足跡がわかる作品、この映画を観たあと改めて家族と連絡を取りたい。/家族の関係がよかった。/とても良かったです、感動をありがとう/100点/家族の愛について考えさせられた。/親子の関係は微妙に難しいと改めて考えさせられた。わたしは母の死後に一つ屋根の下父と二人きりでかなり最悪な経験をしたが(映画の)お二人はそれを乗り越えてここにいるがわたしは正直乗り越えられないまま父を亡くした。監督は充分に親孝行な息子です。/光男さん、悟さんお疲れさま、とてもとても良かった。最後の二人の演奏もよかった。タイトル文字は監督が書いたと思ったがお母様と似ているのかな~観に来てよかった、満席もおめでとうございます~へちまの皆さまのますますご活躍を期待/こんなに泣くとは思わなかった、光男と悟の関係は正直うらやましい、自分の両親は他界しているので。若き日の手塚家の映像、当時を知らないのにとても懐かしい気持ちになり最後は涙がだだ漏れだった。/家族の記録は大切、素晴らしい家族の物語を観た。その家族に携った一人としてとても嬉しいありがとう/地元出身監督を応援する熱、またその逆も熱くうらやましい、せっかく駅から近い場所なのに来る途中にポスターとかチラシがあったかな/映画祭の作品としてドキュメントとしてとても良い、これを機に羽ばたいてくれるだろう。トークショウでタイトルについての監督の考えが聞けた、音楽もよかった。/ドキュメンタリーでかざりのない普段の日常が非常に良い、あのハンカチのシーンなど感じるところがたくさんあった。/家族の動画がこんなに残っているのはすごい、何かよかった。/とてもよい映画だった/今の自分に刺さる作品、泣けた。/家族について考えさせられる作品、監督を応援している、ありがとうございました。/家族の姿がその時代の記録と共に移行するような感覚あり、お父様がとても素敵/亡くなられた家族の映像が残っていることすごい、おばあ様が幸子さんのことを語るところが感動的/私は父を全く知らない、母は七年前に亡くなった。親子って素晴らしい~おころが温かくなったありがとうございました。/手塚家のこの映画を観ながら私自身の家族が思い浮かび涙した。父息子で向かい合って話す場面は互いを思いやる気持ちがうらやましい。なかなか本音で話すことができない時代に正面から向き合う姿が心に残る。また新たなスタートを!(言葉にできない・・・ことも)/言葉にしたら終わりだ~という言葉は重い、その代わりとして映像があるとも考える。とても良い個人映画、監督の高校時代の作品をリアルタイムで観ていた。体に気を付けて作品を創っていって欲しい。/愛を感じる素晴らしい映画、普遍的な映画として十二分に成立している。/とても良い時間を過ごせた。/ハートウォーミングな作品をまた観たい。/映画を作るのって大変ですね/本来なら85分では収めきれない内容、だっちもないありふれた瞬間が親族との決裂や離別など貴重な思いを美しく紡ぐ。やがて監督自身が病床に伏すこととなり過去と現在に目を向けたありのままの映画を作った。家族への想いが伝わる良作品/

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7月22日(土)

『バルカンへ』(2012 / 80min)

寺岡 黙 監督

①13:00-

②15:30-

監督トークは①と②の間 14:40- ①②両参加者に共通で開催されます

上映+監督生トークあり

寺岡 黙 監督
『バルカンへ』

「祖国を追われて以来、”何か”を失ったような気がしている」
旧ユーゴ紛争のため、
難民としてノルウェーに亡命したボスニア人・べキムは
インターネット上で偶然出会った日本人、寺岡黙と共に戦争の傷跡が残る

故郷バルカン半島へ旅に出た。
クロアチア、ボスニア、セルビア……オンボロのワーゲンと、ハックルベリーフィンに憧れて

小舟で川下りの旅。
再会、出会い、恋愛、かつての敵との遭遇……様々な体験を通じて見つけたものとは・・

↓↓各回定員30名 ご予約サイト開設しました↓↓

https://hechima400.com/wp/2023/07/22/y-short23jul/

へちま会場にてひと夏の冒険旅をご一緒してくださった皆さまありがとうございました!また遠く近くから応援いただいた皆さまに感謝いたします。

心の空白を埋めるかのように故郷ユーゴスラビアを訪ねる三人の男旅。飲んで唄って川泳ぎの日々、バックルベリーフィンに憧れて

一部と二部の幕あいにはバルカン半島地図を紹介しながら旅の振り返りトークが行われました。現地の人々に聞いた実際のユーゴスラビア内紛に至る経緯、ユーゴ時代の豊かさが失われてしまった今思うことなど
「メディアに踊らされて好戦的になってしまった。戦争という非日常は日常の延長上にある。」これは決して昔日の話ではなく今も未来も心に留めたい重いことば と受け止めました。

この旅から得たものとして「主人公べキムの魂が自分の中に生きている。オープンな生き方に魅せられて自分自身の生き方の指標となって息づいてる。」

聞き手はへちま管理人が務めます。
バルカン半島の位置関係を確認して旅路を復習
旅と友情と難民を描く上映会
そして監督生トーク弾き語り付き
トーク後のわずかな時間に二曲披露してくれた寺岡監督
7拍子のリズム手拍子は難しかった👏
トーク後の雑談がたのしい
監督と観客が近い当映画祭ならではの光景
日本から外へ出て想うこと「帰れる場所があることありがたい」
監督からの事後メールをいただきました
ありがとうございます!!!
「今回はステキな上映会をありがとうございました!色んな方々に作品を観て頂いてホントに嬉しかったです。名司会の山本さんのおかげでトークも楽しかったし…改めて上映させて頂いてありがとうございました!
残りの上映の成功を祈っております!」
甲府の隠れ家シアター「へちま」
8月はお休みをいただき
つぎは9月30日(土)
手塚 悟 監督新作『だっちもねえ』をお上映いたします。
『Everyday』にもご出演のある方が主演を務めるそう
ぜひお楽しみにしてください!
予約は一ヶ月前から開始いたします。
ではみなさまよい夏をお過ごしください。

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*来場者の声(アンケートから)

運営お疲れ様です、手塚監督の回も来ます。なかなか自分で選ぶことのない作品を見られて貴重な機会だった/ どのようなカメラで撮影したのかを知りたい/ 故郷に戻った人とそこで暮らしている人、旅に出て故郷をたずね再び戻って行く人の2つのあり方が興味をそそる/ ロードムービーならではの人や景色の思いがけない出会いがとても新鮮。複雑な国政、宗教など日本ではなかなかリアルに感じられない戦争死がベキムを通して考えることができた。自分ではない他者の生き様をたどるという体験を、この作品を通して感じられてとても良かった/ 来てよかった!感じるものが多くて旅の心を思い出したり自分とは何者かとか日本にいること・・・とか、とにかく来てよかった/ 戦争によって祖国を失う絶望を感じつつもう一度祖国を旅し、「これから」を見すえていく姿が良かった。のんびりすごしていてもウクライナなど戦争を身近に思う、今頃である/オスロでのべキムの新しい旅立ち心を知ってほっとしたエンディングにありがとう/ ロシア vs ウクライナ問題ありリアリティーがあった/ リアリティはそれぞれあってそれぞれの人生も同じく、酒と音楽は人をつなげる。歴史や悲しみも背おいながら/ とてもいい映画をありがとうございます/ とても良い映画だった、今回で2回目ですが又参加したい/ 出逢いってすごい!何があってもどんな時にも自分を生きる。黙の映画何回観てもすごい!おばあちゃん寿子さんそっくり/ 歴史戦争とか大きな問題を人を通して見つめる感じがとても印象深く、また別の作品も見てみたい/ 美しい映像、旅のかけがえのない体験をまるで共有しているような映画ですばらしい/ 色々な国を渡り人々と出会い皆良い人で優しい。戦争って何って思っても戦わなければいけない。何て残酷で悲しいのだろう。素晴らしい景色を見て空の広さを見てとても悲しくなった。ベキムが旅をして自分を取り戻して良かった。黙さんイケメン MOKUって本名なんですね/ どうして北杜市を選んでくれたんだろう?旅とビール、旅と音楽、広島のばあちゃんが可愛い /

今後の希望アンケートから)

若い人の作品、映画の学校に通っている学生の作品、映像コンクールで入賞した高校の放送部の作品など、高等学校文化連盟で番組部門のコンクールを毎年やっているのでその作品も見たいー映画祭で上映するということで公募や呼びかけをしても面白いかもしれない/ 芸術系、海外の(チェコとかロシアなど)アニメーション ユーロスペース系インドの短編 / ドキュメンタリーを色々見たい/ キッズ用の映画 / 黙さん主演のイスタンブールの映画観たい。死んだばあちゃんのカレーが食べたくなった/ 明日荒川見に行こう!どうやってdonubeドナウって読むんだろう、マンドリン弾いてみたい/

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6月24日(土)

青柳 拓 監督

『東京自転車節』(2021 / 93min)

上映+監督生トークあり

①13:00- 

➁15:30-

監督トークは①と②の間 14:40- *両参加者に共通で開催されます

青柳 拓 監督『東京自転車節』上映+監督生トークあり

緊急事態宣言下の東京を自転車配達員の視点でドキュメント!

“焼け野原の東京”で生き抜くバイタリティが強烈な

路上労働ドキュメンタリー

2020年3月。コロナ禍で仕事を失った青柳拓監督が飛びついたのは自転車配達員。新型コロナウイルス感染者数が急増し、緊急事態宣言下に入っていた東京で、自転車配達員として働きながら、自らと東京の今を撮影し始めた。働くということとは? “あたらしい日常”を生きることとは? あらわになった“焼け野原の東京”を自転車配達員の視点で疾走する路上労働ドキュメンタリーが爆誕!

山梨県市川三郷町が生んだ2020年代を切り拓くドキュメンタリー作家
青柳拓監督 『東京自転車節』
コロナ禍の東京に自ら自転車配達員として乗り込み
焼け野原と化した彼の街でもがき疾走するさまを描きます。

各回30名定員 ご予約受付中です!

青柳監督シェフィールドにて
『Tokyo Uber Blues』三回上映という多忙中に
当映画祭への愛あるビデオレターを送ってくださいました。
さらに実行委員によるポップアップコメントがかわいい
もう当日の上映とトークが楽しみすぎます。
その前に無事のご帰国を祈ります!
シェフィールド国際ドキュメンタリーフェスに参加
(編集 :やまなし短編映画祭実行委員会)
今年初めての上映会無事終了しました
11月まで毎月ラン(8月休み) 改めまして今年もよろしくお願いします
青柳拓監督『東京自転車節』でスタートです!
コロナ禍が始まり失業した監督
しかし日々暮らしてゆくには稼がなくてはー
そのころ映画学校先輩から食品配達員の仕事をアドバイスされて
誰もが経験した2020年春パンデミック始まりのころ
もう3年まだ3年か~
やむにやまれず山梨からママチャリで上京した監督
ウーバー配達は人と人を繋ぎ人を助けるやりがいある仕事
ある種スーパーマンみたいなヒーローと想像していたという。
一日の稼ぎは?
仕事時間は自分の生活や財布事情に合わせられるが
次第に労働条件やシステムに疑問が生じ始める
実際に働くと雇用や働き方に大きな疑問が出始めてー
撮影に使われたウバッグ(ウーバーバッグ)持参でトークに参戦する青柳監督
映画仕様のポスターが巻かれて目を引きますね
今月前半ヨーロッパ遠征上映(フランクフルト、シェフィールド)でも大人気だったそうです!
自転車も現地調達できたそう
監督トーク満席を達成いたしました!
ご参加のみなさまありがとうございました◎
上映後気軽にパンフレット本サインに応じる青柳監督
現在新作二本の映画編集が進んでいるとのこと
6月上映に相応しく紫陽花の花が飾られたへちま受付コーナーにて
山梨ゆかりの映像作家、映画監督に焦点を当てたユニークな地方文化への取り組みです
’新岡島ビルにシネコンが入る’?情報も大いに話題になりました。

*来場者の声(アンケートから)

”若い時の苦労は買ってでもしろ”と祖母から聞いており拓さんを見ていてそれを感じた。非日常の中で頑張っていた(がむしゃらに)きっとこれからに生かしていけると思う/ 題タイトルのつけ方がぴったり!一番はじめに泊めてくれた土さんの感染の不安がことばがなくても当時の自分と重ねてリアルに感じられた。選挙密着のドキュメンタリーも楽しみ。ウーバイーツに対するヨーロッパの関係者のストがあるとは驚き、和をもって尊しの日本ですな/ 僕自身も宅配代行をやっていた経験があり共感する部分が多かった。青柳さんの何事も他人のせいにせず、自分に矢印を向けられるところがこの作品で出ていて、とても素敵な人柄だと思った。最後のほうクエスト達成に向け懸命に自転車を走らせる姿、自らパッションを生み出し表出させているところの表情、雰囲気はとても勇ましく格好良かった/ このようなイベントを運営されるのは本当に大変なことと思う。私で何かお力になれることがあればお声掛けください/ わずか3年前なのに異様な光景にうつった。自転車をこいでいるときの感情などすごく人間味を感じ、見いってしまった/ 自分で見たリアルな甲府と聞いてはいた東京の現実をつきつけられてちょっとつらくなったが、人とのつながりもあたたかくて見られてよかった/ コロナ禍での若者の生活は大変だと思う/ 人生甘く見ちゃダメよ! / 通常の映画とドキュメンタリー映画をメタ的視点で統合していると思った。その意味でまったく新しい作品/ カメラワークがすばらしい/ 最後の場面、国会へつっこんでしまってほしかった~~若い時の苦労は宝。私も時代がちがうけど貧乏だったのでいくつもバイトして短大でました/ 土君がおもしろいね、後半の「主体的」で「実存主義的」な表現が映画をかなりスペクタクル化しましたよね/ 親として見てしまうのでとても悲しい様な苦しんでいる様な気持ち/ とてもすばらしい映画祭だと思います。映画もよかった!/ 体に気を付けて頑張りましょー!!私も頑張ります!!/ たのしく充実した作品作りをたのしみにしています。

*今後の希望 (アンケートから)

子育てや不妊治療、若い夫婦の葛藤、幸せ、仕事 など/ 矢崎仁司監督 山梨に関係するものを取り上げていただきたい。山梨出身の出演者、ロケ地など/ 青柳監督の次作に期待 / 増村保造 / 続Tokyo Uber Blues / ドキュメンタリー映画すごく面白かったので、次回もたのしみにしています!!

やまなし短編映画祭2022

Yamanashi Short Movie Festival 2021

文化のるつぼ へちま x AIRY プレゼンツ

June – December 2022

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

公式ホームページ

予約申し込み

文化のるつぼ へちま|やまなし短編映画祭 (hechima400.com)

【企画・運営】

やまなし短編映画祭実行委員会

ハザマユミエ

坂本 泉|AIRY

山本心平|へちま

米持 壌| 武蔵野美術大学映像学科

【ロゴデザイン】

omiso

【フライヤーデザイン】

山本心平|へちま

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令和4年 山梨メセナ協会助成事業

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12月/December

===特別上映===

矢崎仁司 / YAZAKI Hitoshi 監督 

「『背後の虚無』XXX kisskisskiss から」

2015 / 30min


矢崎仁司監督作『XXXkisskisskiss』2015年に公開された5本の短編から成る映画
五人の脚本家によるKISSが織りなすオムニバス作品
『背後の虚無』はその中の一本
東京の大学に通う夏男(柿本光太郎)は、幼馴染の成生(安居剣一郎)に秘かに思いを寄せていた。夏になると故郷・山梨に帰郷し、ひと夏を共に過ごすのが夏男のささやかな幸せだった。そんな夏男に突然訪れた虚無とは…。
「kiss kiss kiss」シリーズは現在、映画24区と矢崎監督が新進脚本家と脚本開発を進めており、今後若手監督と共に取り組む発展的なプロジェクトとして進行中。
12月10日(土)
①15:00〜
「『背後の虚無』XXX kisskisskiss から」(2015 / 30min)矢崎 仁司
12月10日(土)
16:00〜
監督トーク /聞き手:荻野弘樹(山梨放送プロデューサー)
12月10日(土)
➁17:00〜
「『背後の虚無』XXX kisskisskiss から」(2015 / 30min)矢崎 仁司
料金1,000円

観覧方法は2パターン: ①+トーク またはトーク+➁

お申し込みはコチラへお願いします

https://hechima400.com/wp/2022/12/10/y-short22dec/

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へちま会場に掲げる『やまなし短編映画祭』看板を制作しました。

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文化のるつぼ へちま
いよいよ今年最後の上映会始まる
階段を昇って三階へちまスタジオへ向かいます
『XXXkisskisskiss』公式ポスターが入口でお出迎え
実行委員 米持壌による前説
矢崎仁司監督によるアフタートーク
聞き手は荻野弘樹/山梨放送プロデューサー
満席の会場風景は絶景なり
米持(未来の監督)  矢崎(現監督)  荻野(映画プロデューサー)
=オフレコトーク後の一枚=
中折れ帽とサングラスが安定の矢崎スタイル
「山梨は撮影に適した場所が多い
街は(映画)セットだと考えている
山梨は映画監督排出率が高いことが誇り」

*来場者の声(アンケートから抜粋)

先にトークを聞いて期待値や見どころを感じつつ観ることができ、斬新かつとても楽しめた/音の使われ方がよい。無音、爆音の差にメリハリあり。短編なので人物同士の関係性はわからないが日常のシーンから伝わるものがある。矢崎作品はこれまで二本観たことありとても気になっていた/貴重なトークショー、山梨映画文化をもっと知りたい。映画祭がもっと発展して欲しい。そのために力になりたい/地域における小規模な映画祭の意味はとても重要。アーティストや若い作家たちの受け皿としてこのようなイベントが各地で興るように願う/若い俳優さんと富士川町の風景が魅力的/若人の感性に触れることができた/今後ともに続けてください/このような催しを今後とも続けていただきたく期待しています/また同じ時間を過ごせると思っていた夏は来なかった。そして二度と訪れることはない。時・場所を変えて誰にでも覚えのある記憶それぞれのあの時を思い出させてくれる一本/生命のはかなさ、どこにでもある人間の営みの中で若者の葛藤が描かれていた。この後どうなるか考えさせられて今夜眠れないかも。深く心に刺さる映画。地元富士川町の人にももっと観て欲しい/『XXX』中の二本観られたらよかった。トーク付きでやまなし短編映画祭ならではの貴重な機会だった/富士川町の街の良いところが出ていた/甲州弁がよりリアルな日常を感じさせる。余韻のある終わり方は視聴者にその後の展開を想像させるためでしょうか。女性のその後が気になる/映画を作りたくなる。

*今後の希望

手塚監督、青柳監督、井原監督などのレギュラー化と新たな山梨ゆかり作家の混ざったラインアップを来年も期待。『XXXkisskisskiss』他作品も観たい/Music Video/矢崎作品すべて+山梨出身作家の作品/山梨出身監督・脚本・出演やロケ地になった作品/興味の幅が狭くなったのか自分が共感できる内容を選びがちだがアンテナを高くしてもう少し外側を見ていきたい/地方に住む人々の当たり前や人間として生活の中にある目には見えない大切なものを矢崎監督に描いてほしい/東南アジアの映画/山梨出身監督やロケ地作品を引き続き観たい。矢崎監督の他作品ももっと観たい/アニー・エルノー作品などアメリカ以外の国のもの/東京自転車節、大菩薩峠、君の名は

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11月/ November

ノリコナカムラ Noriko Nakamura 監督

Melbourn

『In the begining is chaos』2022, 7min

生まれたばかりの新生児はまるで混沌そのものです。
出産を通して私の子宮は小さな混沌を生み出しました。
出産後、伸びきってぶよぶよのお腹の中で私の子宮は空っぽになりました。
産後鬱の症状として、私は過去のトラウマ的な体験のフラッシュバックの混乱を経験しました。
まるで空っぽになってしまった私の子宮が混沌としたものを体に吸い込もうとしているようでした。
このビデオ作品を通して私は母性と混沌の関連性を見つめます。
*昨年に続き2度目の本映画祭参加

『in the begining is chaos』
女性の心身をテーマに
拒食と過食、妊娠と出産を経て身体のバランスを自ら赤裸々に演じる

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山中美於 監督

『うつる』2022, 26min

2022年東京造形大学・映画映像専攻を卒業
今作はコロナ禍において制約された制作条件の中、生まれ育った山梨の森や街を題材に1年かけて制作した卒業制作作品である。
学内のグランプリである ZOKEI 賞を受賞した。
人はいつも目の前で起きている出来事に一喜一憂する。
人間関係、日常生活、失敗や成功
敢えてそういったものにスポットライトを当てるのではなく、今作はもっと俯瞰した視点で【私=人】について捉え直している。
その媒介として【鏡】や【森】が登場する。
言葉を用いず映像と環境音だけで構成されている。
見る人の視点によって、どんな物語が紡ぎ出されるだろうか。


『うつる』
自分の存在をテーマに
人から見られる自分
本当の自分がいる
自分の多面性を赤と白のキャラクターに例えて鏡を用いて探求する

/

井原純平 監督

『GRAFFITI』2022, 30min


『GRAFFITI』2022, 30min
井原純平 監督
甲府にて撮影を敢行
街に描かれたグラフィティアートをテーマにした作品で2年目の本映画祭に参戦します。
へちま会場にて監督のオリジナルグッズ物販あり
監督アフタートークあり
with 楠 大生 Kusunoki Taiki
スタジオなごみ映像クリエーター
別名microM として音楽活動を行う。
左から 聞き手 山本心平  楠 大生 井原純平

甲府の街のグラフィティを追いながら
オジサンと少女のやり取りを通じて
映える遺影写真を撮り進める
失われてゆく街の軌跡と人の心はー
命にまつわる笑いと悲しみを活写

*来場者の声(アンケートから抜粋)

ノリコさんの作品は未知との出会い/引き込まれた/ビデオレターがあったからこそ自分の中にしっくり落とし込めた/井原作品のインパクトがすごい/ 新しい視点から映画を観ることができた/触れたことのない世界観で刺激を受けた。この感覚をこれから考えてみたい。こんな楽しみ方もありと思わせてくれる作品/アートを題材にしたショートムービーは予想外の三作品だった。それぞれ違う見せ方で不思議な世界に引き込まれた/それぞれ自由な表現補法だが各監督がはっきりした探求テーマを持っている点がおもしろくて刺激的/ジェンダー、フェミニズムに興味ありノリコさん作品は興味深く、その内面に共感できた/山中監督のトークは適切なことばを探して話している姿が素晴らしい/自由な表現すばらしい!また次の上映会に期待/自身の出産経験から心身ともに疲れ切っていた自分を思い出した。ことばでは伝えきれないがとても素晴らしい作品だった/

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10月/October

マリット・シリン・カロラスドッターの『IN BETWEEN』、『A memory, a feeling by Marit Shirin』と

富田克也 監督の『RAP IN TONDOの長い予告編』をカップリング上映します。

/

Marit Shirin Calrlassdotter

マリット・シリン・カロラスドッター

Sweden

2019年AIRY 滞在作家

①『IN BETWEEN』2018/6min

②『A memory, a feeling by Marit Shirin』2021/5min

①Humanity-ish というスウェーデンのパフォーマンス会社と共同で作成されたもの。ダンスを題材に、女性の「自分の体に対する権利について」をテーマとしている。
②サーミ人ダンス映画祭Lavdaのために作成された短いダンス映画。
サーミ人とクルド人の血を引く自分自身のダンサーとしての遺産と、2つの文化的アイデンティティの分裂をテーマとしている。

マリット・シリン・カルロスドッター@AIRY 2018

/

こんにちは

Marit Shirin Carolasdotterです。

私はフリーランスの振付師をしていて

スウェーデンの北部にあるウメオというまちに住んでいます。

2019年に山梨県甲府市にあるAIRYに滞在して

「人間と土」いうプロジェクトを始めました。

先住民が持つ体や土地への権利に関するアートプロジェクトです。

振付を通してダンスのリサーチをするためために山梨に滞在しました。

日本の先住民族であるアイヌ民族についてのリサーチも行いました。

それ以来このプロジェクトをフルタイムで続けています。

他の先住民族ともこのプロジェクトを進めました。

私が暮らす地域にはサーミと呼ばれる民族が暮らしています。

プロジェクトを通してサーミ人やクルドの

先住民族の伝統や遺産を自分自身の中に発見しています。

今回のやまなし短編映画祭を通して日本とのつながりを持ち続けることができ嬉しく思います。

また近い将来に日本を訪れたいと考えています。

甲府で過ごした時間は非常に特別なもので

韓国、アメリカ、日本から来たアーティストたちと出会うことができました。

それぞれの違う表現の形に触れてたいへん刺激を受けて

今もその影響を受けつづけています。

このような経験を得たことも日本に戻りたいと強く思う理由になっています。

日本に滞在した翌年からパンデミックが始まって私も大変な日々を過ごしました

旅をして新しく知り合いを作ったり、もちろん誰かとダンスをしたりすることが2年間できなかったらです。

しかし、自分自身でなるべく忙しくしようと努めました。

特にパソコンの前で作品をプロデュースする方法を学んだり

インターナショナル・パフォーミングアーツの修士号を取得したりしました。

より高度な学位を取得するにはとても良いタイミングだったので

結果的には良い時間になったと思っています。

ただ、今はもう外に出て、私たちが置かれている世界情勢やそれが将来どのように私たちに影響してしてくるのかについて語る時だと思います。

自由の侵害についてもまだ答えが出ていません。

コロナ禍に置ける様々な規制はまだ無くなった訳ではなく、私たちは新たな困難に面しています。

私自身は自分の作品や自分自身に対して誠実にいようと努めて

常に旅や移動を続けることに関して少し冷静になって考える必要があります。

現在振付師として忙しくすることはとても簡単なことなのですが

少し落ち着いた生活することを心がけています。

コロナ禍の時間があったけれど

私映画製作やダンスのドキュメンタリー製作などにはあまり活動的ではなく

主に修士論文の執筆に取り組んでいました。

今回この映画祭で皆さんとお見せしたのは以前製作した作品ですが

私がどんなものを制作しているのかを見てもらうことができると思いますし

この作品で扱っているテーマは今でもなお重要です。

作品の取り方は、皆さんそれぞれに委ねたいと思いますが

最初の作品「In between」では女性が持つ自分の体に対する権利について取り上げています。

2つ目の作品では、サーミとクルドという2つの先住民族のアイデンティティからどのような影響を受け、そのアイデンティティと向き合っている私の人生を感じてもらえると思います。

ダンスパフォーマンスをつくりだす上では人間との対話を続けることがモチベーションとなり私たちが歩いている地面や自然との関わり方について探っています。

未来に残していかなければならないこの地面と私たちは実際のところどのような関係にあるかについてです。

私の目標は作品を作り続けること

そこで私は勇敢にもなれるし、激しい感情を持つこともできます。

自分のストーリーを伝えるだけでなく

他のアーティストたちや、私の周りの人たちのストーリーも伝えていきたいです。

彼らが今何を経験しているのかどのように互いに関わり合うことができるのか

自分や周り、それぞれが持っている地面との関わり方について

理解や共感を生み出す方法を探っていきたいと思っています。

将来的にもより深くこのテーマを扱いっていきたいと考えていますし

自分自身もさらに自然との繋がりを求めています。

「この世界とは何か?」

「自分にとってアートとは何か?」

「どう作品を制作するのか?」

「自分の制作のプロセスは?」

そういった問いをとにかく探り続けて学びながら答えを見つけていきます。

もちろん日本を再訪することも私の目標の一つで

特に北海道に戻り、先住民についての制作を進めたいです。

つながりを得るために積極的に行動を起こすようにしているというのもあります

今日は時間をとっていただいてありがとうございました。

作品を楽しんでいただけたら嬉しいです。

もしも何か質問があれば、ぜひ連絡してください!

humanandsoil.com というウェブサイトを見ていただくと

このプロジェクトについてもっと知っていただけると思います。

ありがとうございました また会いましよう (翻訳 井野美奈)

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『RAP IN TONDOの長い予告編』2011 / 60min

フィリピンのトンド地区に招かれた、HIPHOPグループstillichimiyaのトラックメイカーおみゆきチャンネルこと、Big BenとYoung-G。
ギャング社会と密接に結びついたフィリピンのHIPHOPシーン、低所得者層の住む地域で治安の悪さの中ラップやダンスを学ぶ少年少女たち。
音楽を通じた文化交流の単なる記録ではなく、この映画の存在こそが国境を越えた人間関係をつくり出していく軌跡となる。

『RAP IN TONDOの長い予告編』

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アフタートーク前半
アフタートーク後半

*観客アンケートより抜粋

富田作品についてタイトルしか知らなかったのでこれから『サウダージ』『バンコクナイツ』を観るのが楽しみ/hiphopに込められたリリックや音楽の持つ可能性について知ることができた/音楽ドキュメンタリーをもっと観たい/人のパワーを感じる映画をへちまスタジオで観るのがいつも楽しみ/黒澤明作品を観たい/hiphop文化や現地の雰囲気が伝わり感動した/現地に入って人々と打ち解けて仲良くなるスキルが欲しい/数年後にはノーベル平和賞受賞を期待/チェコのアニメを観たい/五感に訴えてくる作品だった/監督の生アフタートークを聞けてより理解が進んだ/私たちの世界とかけ離れた世界があることを改めて知る/山梨でロケしている作品をもっと観たい/二人の監督作品を観て改めて音楽の力強さを感じた/富田監督トークは聞きやすく引き込まれると共に人柄の良さを感じる/すばらしい映像体験だった/

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9月/ September

丹澤由棋 監督の 「映像と詩の関係性を探る短編映像集」 と

手塚 悟 監督の「サクラいつ咲く・・・」をカップリング上映します。



「映像と詩の関係性を探る短編映像集」
UNTITTLED はる -朗読- のべのかぜ(2022 / 20min)

丹澤 由棋
詩人ウチダゴウさんの詩を題材にした3種類の作品を一本にまとめました。それぞれ違った役割で詩が扱われ、詩と映像の関係性を実験的に模索する作品集です。

今回二年目のエントリーの丹澤監督

実際に観るまでは、誌と映像の関係性って何だろうとはてなでした。共通するのはウチダ氏の詩がベースにあること。それぞれ三篇は表現方法は全く異なりますが、詩人のつぶやく人間と生活、そして監督のイメージする信州の大自然が底辺にあるので統一感があり、最終的に心地よく詩人の世界に誘われます。そして今回の三作品オムニバス形式として上映は、本映画祭のための特別編集とのこと。実験的な編集バージョンでの新作上映はまさに一期一会でした!

幻想的な一本目「UNTITTLED」でパンチの効いた導入、早春の安曇野でウチダ氏がとうとうと朗読する二本目「はる-朗読」、現地松本の空気感と地元シンガーの声に惹かれる「のべのかぜ」

それぞれ三つの違う手法で詩を浮き上がらせることにより、詩人と映像作家の世界観が交錯して互いを際立たせていると感じました。

UNTITTLED

はる -朗読-

のべのかぜ

名インタビュアー山本と丹澤監督
この日は八ヶ岳ハイライフ(小淵沢)フェス会場撮影から駆けつけて
有名企業のイメージ映像から
野外音楽フェスや国際芸術祭まで手掛ける丹澤監督
映像作品を使ったインスタレーション、インターラクティブ表現にも興味大です

/

「サクラいつ咲く…」(2000 / 31min)

手塚 悟
2000年、手塚監督が山梨を出る前の18歳の時に製作した作品。
本作はHi-8といういわゆる8ミリビデオというフォーマットで撮影、当時ではまだ珍しかったパソコンでの編集。
基本的にフィクションではあるが、図らずも当時の監督自身をかなり投影した原点の作品であり、後に続く手塚作品「Every Day」につながるもの。
今回、へちまでははじめての上映 です。

手塚監督も今年二年目のエントリー

今年の本映画祭フライヤーでは

’9月 手塚悟 監督 上映作品未定’ とあり

気をもんだ皆さまもいらっしゃるのでは・・という危惧をよそに9月も早々に上映作品 「サクラいつ咲く…」(2000 )上映を表明してくれました。安心するとともに高校時代最後の作品を今観ることの意味についても聞いてみたいと思いました。

将来、映画に携わる仕事をしたいと強く思い描く地方の高校生が悩みながら短編作品を撮ります。出演してくれた俳優に渡そうとしますが彼女の行く末は・・観る者には手塚監督自身の高校時代を彷彿とさせますがそこはフィクションだそう。

撮影当時2000年(平成12年)前後の生活スタイルやインターネット事情が思い起こされて、この20年の生活変化と環境発展に驚きます。

小学生時代にジャッキー・チェンに憧れて自分でも 同年代の友達 と撮影を始め、その後大人の参加者も募って本格的に撮りだしたという監督。この作品を仕上げて大学のAO入試に期限までに提出するーというミッションもあり完成をみたとか。その経緯を聞いて瑞々しい高校生の熱意とエネルギーを感じました。結局、本作品が認められて大学合格があり、本格的に映像手法を学ぶスタートラインに立つことになったという記念碑的作品です。

20年過ぎた今また本作品を観なおすことで当時のビギナーズの意欲を再確認、これからの映画制作を改めて考えるー監督にはそんな意図があったんです。がむしゃらな気持ちや制作への衝動はどんな分野でもものつくりする人には不可欠、どうやってそれを一生持ち続けるか?クリエーターの一生の課題でしょう。自分の思い入れの多い本作で今年の映画祭にエントリーしてくれた監督のお気持を知り、アクティブかつストイックに制作を続ける監督の一面を見た気がしました。

監督本人と父上光男氏がアフタートークに登壇
光男氏は監督の父でプロデューサーで一番の理解者
ファミコンとジャッキー・チェンに夢中な小学校時代
小学校担任に刺激を受けて自らも撮影を始める話など
一番近くで見ていた人のことばは
愛と説得力があります。
お揃いでご登壇ありがとうございました!
光男氏 近影 
代表作「EveryDay」で渋いバイプレイヤーとして登場も忘れられない一コマです

*観客アンケートより抜粋

短編映画を観る機会がないので短時間で何を表現するのか興味深く観た/手塚作品は淡い恋の感情を思い出させる/丹澤作品は読み解きがむずかしかった/監督自身のこれまでの人生ヒストリーをドラマ化する作品を観たい/撮りためた映像を使ってこんなにすばらしい作品にまとめることができると伺い驚いた。映画の力ってスゴイし監督は天才です/手塚監督父上の話も聞けてよかった/手塚作品をもっと観たい/丹澤作品は風景など明暗のコントラストがすばらしい。何度か観るともっと深く理解できるかなと思う/手塚作品は高校生時に撮った素材とのことで大人には見えない純粋性があった。製作の苦労話は貴重だった/山梨の風景などゆかりのある作品を観たい/手塚監督の新作品が楽しみ/アフタートークで制作秘話を聞いて驚きの連続でした。昔の携帯電話事情を思いだした(世代的に)/監督父上が登場する企画自体が楽しい/いつも興味深い作品を取り上げてくれてありがとうございます/

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7月/ July

夏休み特別版 
映像作家/モーションデザイナーとして活躍する 
窪田慎さんを招き、WSとトークショウ 
二部構成の1日です。

ものを作るのが好き!というお子さまから映像の世界に興味がある!という学生も大人も楽しめる内容です。
ぜひご参加ください。
(※午前WS、午後、トークショウで内容が異なりますのでご注意ください。)

===============
7月30日(土)
△第一部・10:00-11:30 
WS 動くキャラクターを作ろう
Makoto Kubota

自分で並べて作ったキャラクターが画面の中で動き出す
オリジナルの動画を作るWSです。

持ち物/のり、はさみ(子ども用など使いやすいはさみが必要な方のみ) 
※はさみはこちらで用意しておりますが、子ども用はございませんため、必要な方はお持ち下さい。
◯3歳以上~(未就学児は保護者同伴)
〇小学生以上は子どものみの参加OK
〇参加人数が複数の場合は備考欄へ詳細をご記入ください。
(例 親1名、子2名(10歳、4歳)。※子どもの年齢もご記入ください)

△第二部・ 13:30 -15:00
Makoto Kubota の仕事のはなし
関ジャニ∞、CIRRRCLE、神山羊のMVだったり、シナぷしゅやEテレ、YBSやUTYまで数多くの映像を手掛ける窪田慎の実際の作品を上映しながら、その仕事裏のお話をきく時間です。

私たちの生活に身近な映像の世界
しかし、そもそも映像作家って?
モーションデザイナーってなに??どんなふうに映像ができているんだろう?
素朴な疑問から楽しく映像にまつわるお話を聞きたいと思います。

ナビゲーター 歩帆舎 五味文子

今回の企画・運営・インタビューを取り仕切る五味文子(歩帆舎)with a baby
まずは本日の講師 窪田 慎氏の紹介から
タイトルは「動くキャラクターを作ろう!」

予め切り抜かれたカラーパーツを
キャラクターを想像しながら黒い紙上でアレンジする子どもたち
このあと各自で糊付けへ
そのあと子どもたちのキャラクターを一つずつ丁寧に入力する窪田
デスクトップを会場へ持ち込んでの大仕事
ここはプロの技術~まるでマジック!!

先生の作業を間近で見つめる子どもたち
憧れの先輩を見つめる眼差し~
講師本人が映画祭に来てくれることで生まれた
貴重な時間でした。
これはすばらしい夏休みの思い出になったね!

間もなく子どもたち全員の動くキャラクターが勢ぞろいした瞬間
わ~い壮観ですね!!!
元絵のキャラクターを持って先生と記念撮影の一枚
先生も子供たちもうれしそう

続いて午後からはトーク「窪田 慎の仕事の話」主に大人向け を開催

小・中・高の甲府時代と浪人を経てムサビ時代の話

在学中から心がけた興味あることへの学びと実践

社会人になってからの仕事への集中は時に夜を徹して朝までも

様々な企業からの仕事依頼にひとつづつ丁寧に応じる窪田の姿

それも自分と周囲が楽しみながらの対応をする姿

まさに自分の特技を生かしてさらに楽しみながらの仕事スタイル

だから周りをハッピーにできるんですね!と納得いたしました。

(左から)窪田の甲府同世代/美術系受験メンバーお二人も 会場に駆けつけて
五味文子、窪田 慎

惜しみなくプロの技を公開してくれた窪田氏ありがとうございました!!

コロナと猛暑で開催が危ぶまれる中、監督との連絡調整、参加者募集、キャラクターパーツの準備などに奔走してくれたナビゲータ五味文子、映画祭実行委ハザマユミエ、ヘチマ管理人山本心平に心より感謝を申し上げます。

当映画祭は8月は夏休みをいただき、次回は9月10日(土)手塚 悟監督・丹澤由棋監督両氏の作品を上映いたします。こちらもまたよろしくお願いいたします。

*観客アンケートより抜粋

本職の方の話を聞いて仕事の流れや作品つくりについて知ることができた/ストーリー性ある劇映画以外にも今回のようなアニメーション寄りの映像なども観たい/自分は普段は実写の作品を撮っているが最近はグラフィックデザインにも興味ある。パソコン一つでつくれる3DCGの世界はとても夢があり素敵だなと思う。/「絵に魂を吹き込む人」という言葉が降りてきた。あっという間に時間が過ぎた/とてもおもしろかった/感動しました/

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6月/ June

青柳拓監督の「ひいくんのあるく町」、「井戸ヲ、ホル」と、小野田藍監督の「陶製手榴弾でキャッチボール」をカップリング上映いたします。

両監督からビデオメッセージ+サプライズゲストあり

日時:6月25日(土)❶11:00~ ❷15:00~ 二回上映

申し込み:予約制 各回定員13名

料金:1000円/お一人


🎦「陶製手榴弾でキャッチボール」(2020 / 2min)小野田 藍
知人が持っていた陶製手榴弾の殻を見た時、伝説の投手・沢村栄治が肩の強さを買われて戦地で手榴弾を投げ続け、後に戦死した逸話を思い出しました。その後すぐに陶製手榴弾をネットオークションで入手し、それをボール代わりにして友人とキャッチボールをしてみました。スポーツのうちにある「戦争的なもの」が、スポーツからはみ出てむき出しの「戦争」になることは大いにあり得るし、僕がそのきっかけとなってしまうこともまた大いにあり得ることだと思っています。


「陶製手榴弾でキャッチボール」

入甲ままならずビデオレターを寄せてくれた小野田監督
本編 「陶製手榴弾でキャッチボール」より長い 4分24秒
お楽しみください!

 壊れやすい陶製の手榴弾って?惹かれるタイトルの短編でした。なぜ陶製なのかからそれを投げ合うのはなぜかという疑問。幅広い分野で活動する現代美術作家小野田ならではの、鋭い視線とユーモアがそこにはありました。考えさせられる映像作品と言えます。濃い緑を背景にキャッチボールする二人の姿が脳裏に残ります。

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🎦「ひいくんのあるく町」(2017 / 47min)
🎦「井戸ヲ、ホル」(2020 / 36min)青柳 拓

大学の卒業制作ながら評判が広がり劇場公開された『ひいくんのあるく町』と、ほとんど上映のない幻の短編『井戸ヲ、ホル』。それぞれの舞台は共に監督の故郷である山梨県市川三郷町。上映機会少ない作品ですのでどうぞお見逃しなく!


「ひいくんのあるく町」

「井戸ヲ、ホル」

 次期新作撮影のため青柳監督のアフタートーク登場がキャンセルになりましたが、ピンチヒッターとして「井戸ヲ、ホル」にも登場しているサイトウ氏がギター片手に駆けつけてくれました。

 急遽新作撮影に突入したために監督不在のアフタートーク。監督直筆のメッセージが鑑賞者全員に配られました。残念でしたがサイトウ氏はそれを補って余りある内容のトークとミニライブを披露してくださいました。ありがとうございました!青柳監督の次期新作にも期待大です。

上映会場へちま受付
会場ではパンフレット販売も好評でした!
先日亡くなった*佐藤忠男氏に
「世界に”日本というのはこういうところだよ”と紹介するときに見せたい映画」
と言わしめた作品。
*青柳監督が在学した当時の日本映画大学学長

「東京自転車節」も近いうちに上映したい
右上は青柳直筆メッセージ
サイトウ氏(右)とへちま管理人山本(左)とのアフタートークでは以前のエピソードも披露されて
数年前のへちまでの富田克也監督上映会に参加した
(左から)青柳、ひいくん、高野、富田
この後のサイトウ氏によるミニライブ曲が「Stand by Me」
毎回鑑賞者に書いてもらうアンケート
ひいくんの笑顔は人の心をつかむ

*観客アンケートから抜粋

青柳作品はどちらも面白く何とも言えない気分になった/映画を観た後でカフェで感想を話し合うのが好きなので今日も誰かと話したい気分/撮影中の選挙ムービーが楽しみ/ひいくんとご一家、市川大門の皆さんのご多幸を祈ります/ひいくんの映画は話題になっていたので観られてよかった(うまくことばにできないが)/『井戸ー』ではひたすら自分の肉体を使っている。ゲストトークのサイトウさんが行動の基本は「楽しいかどうか」と言っていたことに驚く/コロナ禍にこれを観られてよかった/地域の人々の近さや温かさ、地域力を改めて感じた/共生社会のモデルと言える。ひいくんが自然と地域の人々を巻き込んでいる/青柳監督とサイトウさんのコンビがおもしろい。冷静・現実的・がむしゃら・夢を感じる/ドキュメンタリー映画は退屈というイメージが変わり三篇それぞれおもしろかった/「井戸をー」では全く意味のないことをする姿がシュールで楽しめた。これからの活動も応援します/「東京自転車節」も観たい/街をぶらぶらする時間も井戸を掘りまくる時間もそれぞれの価値観がある。自分が日々過ごす時間も同じ時間だと感じた。掘られる土の目線になれたのも楽しかった/小野田作品の最後で爆発することを期待した/ひいくんを見守ってきた街の人々は病気や老いについて互いに関りを持つ。周囲を巻き込むことでプラスのパワーになっておりこれからの地方の在り方を考えさせられる/「井戸ー」の続編を観たい/「井戸ー」の中で危うさのようなもの(脚立の間違った使い方などすごくリアルな温度感を醸し出すところが好き。レアな上映作品なので観られてよかったし青柳監督の温かい人柄を感じてトークショーも楽しめた。アフタートークでは富田監督とのつながりもわかった。これからも映画祭情報をチェックします。/ひいくんには変わらず市川大門の街並みでずっと微笑んでいて欲しい。ひいくんは今を生きている。「井戸ー」では水が出なくて残念あんなに一生懸命掘ったのに。地底人を見たかった/市川大門の街へ遊びに行きたい/人間味のある作品をどんどん上映して欲しい/天使のようなひいくんと現実的な感じのお母さんお姉さんが対照的でおもしろい。犬小屋に頭を突っ込んで寝るところがいい。水口屋のお店のフォントがかわいい。ひいくんの筆文字がスゴク良い(映画タイトルに使われている)/ひいくんのガラケーが懐かしい。昔は市川大門が栄えていた。幼少時の監督とひいくんが似ている

やまなし短編映画祭2021

Yamanashi Short Movie Festival 2021

June – December 2021

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

公式ホームページ

Home | yamanashi-short-movie-2021 (jimdosite.com)



 ステイトメント

 人が移動することで生じる熱量を基盤にしたアーティスト・イン・レジデンス(AIR)の活動は、パンデミック発生以降新たな事業展開が求められることになった。この先海外作家の受け入れは可能なのだろうか? 思いの外自体は長期化の様相を示している。

 そんな苦悩の中で出会ったのが山梨出身3名の若き映像チームだった。6話完結オムニバス短編映画『指先から』の撮影で出会った彼らが、新しいプロジェクトのイメージをくれた。この困難な時代を正面から捉えて新しい作品を生み出している。彼らを紹介すると共に山梨ゆかりの作品を上映するのはどうだろう? 幸い上映中の観客は無口で、集まっても感染リスクは低い。撮影機材の改良や進化でずいぶん映像制作が身近になっている。探せば他にも見つかりそうだ。

 誰もが生活に不自由を感じまたは人生の変更を強いられているこの時期に、何を考えて何をしたかが後の時代に問われるだろう。まだ無名の若い監督やチームの作品を上映することで、山梨の映画文化に貢献したい。彼らが互いに知り合うことでこれからの活動の幅を広げて欲しい。そして映画は総合美術。文章を綴る人、絵を描く人、演じる人、撮る人、音楽を奏でる人などいろいろな人がこれを機会に繋がることで甲府の、山梨の文化振興の一助となれたら素晴らしいと思う。いろいろな切り口で興味を持ってもらいたい。 

 コロナによる社会変化後も日々の生活にアートを継続するためのひとつのルートとして「やまなし短編映画祭 2021」を開催します。

やまなし短編映画祭実行委員 坂本 泉(Artist In Residence Yamanashi)

Statement

We initiate activities through the energy produced by the movement of people. Since the spread of the pandemic, a new business development is in demand. Would we be able to accommodate international artists in the near future? The pandemic seems to last longer than expected.

In such difficult times, we had an image for a new project. We encountered a young filming team from Yamanashi, who met through the shooting of Yubisaki kara, an omnibus short film series. While facing our current society, we are creating something new. As we welcome the team, we would like to present a film that is linked with Yamanashi. Luckily, the audience remain silent in movie theatres, allowing lower risks of Covid infection. Thanks to the advancements of technologies in photographic equipment, video production has been more familiar with us today. Hence, making videos and films has become more convenient. For this particular project, we could possibly have more staffs to help the team.

Many of us may be facing challenges, where changes are required to adapt to the new life. As we reflect on our current lives, we may be asking ourselves in the future, what were we thinking and what were we doing?

Through this production by a young team who is still unknown, we would like to bring a lively atmosphere and hope for people to be interested in the film-making culture in Yamanashi. We hope that each member can expand one’s range of work by collaborating with each other. Lastly, we would like to address/express how film is composite art. This project consists of a screenwriter, drawer, actor, photographer, musician, and more. Together, we would like to take the opportunity to help promote Yamanashi culture and be connected with one another.

We will host the Yamanashi Short Movie Festival 2021, to keep art active in our daily lives.  (Translation:Eleanor Mimura)

【企画・運営】

やまなし短編映画祭実行委員会

後藤 久美子|劇団ホワイトチョコが好き。

坂本 泉|AIRY

山本心平|へちま

米持 壌| 武蔵野美術大学生

【ロゴデザイン】

omiso

【ちらしデザイン】

山本心平|へちま

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『指先から』6月

【重要なお知らせ】6月12日

やまなし短編映画祭2021実行委員会

このたび、6月11日に出された県からのイベント自粛要請を受け、6月18日(金)・19日(土)の全5回の『指先から』上映会、展示会、20日(日)の演劇ワークショップを中止とさせていただきます。楽しみにお待ちいただいていた皆様には心からお詫び申し上げます。

【重要なお知らせ】6月19日

やまなし短編映画祭2021実行委員会

このたび、コロナウイルス感染拡大の状況を鑑みて、6月25日(金)・26日(土)の全5回の『指先から』上映会と、27日(日)のワナレカLIVEを中止とさせていただきます。 楽しみにお待ちいただいていた皆様には心からお詫び申し上げます。 また改めて上映の機を探らせて頂きたく存じます。

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『北屋形の神楽 終わりの始まり』7月上映

開発好明 監督


■7月16日(金) 19:00-20:10 上映 *アフタートークあり

オンラインアフタートーク 20:20-21:00/聞き手AIRY 坂本

■7月17日(土) 13:00-14:10

※受付開始・開場は開演の30分前

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上映&アフタートーク レポート

開発好明『北屋形の神楽  終わりの始まり』
DVD / vol.1 vol.2

会場:へちま3Fスタジオ

 オリンピック開幕を一週間後に控えたこの日、日本中がピリピリとした雰囲気に包まれていたように思う。こんな状態で果たしてどれだけの人が上映会に来てくれるのかな~不安の中でのスタート。実際に映画祭は6月の上映開始予定が、​​山梨県知事による臨時の特別協力要請が発令されて中止(延期)されていた。この時の発令は甲府市での聖火リレーを前にした引き締めの色合いが強い。

 さてこのドキュメンタリーは東日本大震災直後に東北入りして様々な活動を行ったアーテイスト開発作品の一つだ。作家は2012年福島県南相馬市北屋形へ入り、地元でどんなサポートができるか話合いを重ねた。その過程はvol.1に詳しく収録されて、いかに人々の要望に沿えるか地元の方々の望む復興の方法を探す作家の姿勢が伺える。何をするのか?何も残せないかも・・?そして村の会合では、村人が北屋形の神楽を愛し誇りを持ち、将来に渡り子や孫の世代に伝えたいという強い思いが繰り返し述べられる。

 そして次第にこのプロジェクトの内容が固まっていったのだろう。「とにかく純粋に村人のためになる事、北屋形の方々の希望を聞いて本当に必要な形での援助・協力を差し出す。」を基本に村人へ未来へのプレゼントになるようにと考えたという。具体的には一度は途絶えてしまった神楽をビデオで将来に伝え残すこと。二枚組DVDの1枚目には会合の様子や神楽舞の晴姿を、2枚目には篠笛や踊りのハウツーを収録した。もう一つは重量オーバーで舞う人の身体への負担が大きかった神楽頭の軽量化を図る発砲スチロールでの頭作り。発砲スチロール素材のアート作品は開発の定番だから扱い方はお手の物だ。最終的に重量は1/3となり軽量化に成功、内部にヘルメットを内蔵して舞人の負担を大幅に減らした。以前のものは頭内に渡された横棒を歯で噛んで頭を固定させていたいうから驚きだ。噛む力・首肩の力ともに並外れた能力、しかも両手はふさがっている。仕上げには地元の会津漆塗り師を起用、表面を強化したうえで美しく会津漆が施されて現在は神社の祭壇に奉納されている。

発砲スチロール製頭の基本形を試着する作家 開発氏
左:旧神楽頭       右:新神楽頭

 2013年正月には新しい神楽頭を着けて誇らしげに舞を奉納する村人の姿があった。前後二人で踊る神楽獅子は息もぴったりで、篠笛の音色に合わせて勇ましく演じる姿は本当にかっこいい。終盤で村人たちがためらいがちに差し出す頭を甘噛みする獅子はユーモラスで一番好きなシーン。疫病避けの意味もあると聞けば決して昔の話ではなく現代に生きる私たちの生活にも大いにつながる。

 このような事例は北屋形だけではないだろう。時代や生活スタイルの変化により地域の伝統継承が難しくなっている。口承で受け継がれるものはいったん途絶えると元には戻らない。この映画を観て自分の地域の場合はどうかと引き寄せて考える。DVDは北屋形の全家庭約100軒に配布されたという。祖父母と孫が一緒にコタツにあたりこの映画を観ている姿を想像すると微笑ましい。このような精神面での支援は将来に大きな希望を与えるだろう。開発ならではの過去と未来の長い時間軸をつなぐ創造的なプレゼントだと言える。

 結果、社会派で硬派な今回のドキュメンタリー上映は、コアな参加者に好評でアフタートークか会場撤収ぎりぎりまで続いた。上映後にオンライン参加の開発自身が当時の様子やエピソードを豊富に語ってくれたので、その場にいるような臨場感を感じることもできた。この困難な時代に大きなスクリーンを囲み、人と直接話せる喜びを久し振りに味わった。まだ歩き始めたばかりの小さな映画祭の手応えを感じて胸が熱い。困難はあるが一緒に歩くと仲間がいることを幸いに、この映画祭を大きく育ててゆきたいと思う。(聞き手と文責:坂本)

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メディアで紹介されました。

山梨日日新聞 時標 8月22日付け

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9月上映 丹澤由棋 監督 米持 壌 監督 

■日程

9月17日(金)19:00-
丹澤由棋 監督作品 residence(60min) + 10th(30min)
米持 壌 監督作品  the private gun(2min) + 初恋(12min)

9月18(土)13:00- *アフタートークあり(約30分)
丹澤由棋 監督作品 zoo(30min) + 1.2.3(40min)
米持 壌 監督作品  the private gun(2min) + 初恋(12min)

■入場料 1000円/お一人

■定員 各回13名 予約制 以下予約フォームから

■9月上映作品

「residence」「10th」「zoo」は山梨県甲府市にあるアーティストレジデンスAIRYを題材に製作された映像作品の三部作。AIRYを中心にアーティストと山梨の人々の交流、アートを通したコミュニケーションを捉えたドキュメンタリー。
  「1.2.3」は京都西山の麓にて生まれ育ち、現在も京都を拠点とする絵描き、八雄を追ったドキュメンタリー作品 。

「THE PRIVATE GUN」はコーマン検疫映画祭へ出品。「映画は娯楽だ」という一つのシンプルな気持ちから制作。
「初恋」は頭で考えるのではなく、心のままに制作。今の私はこの作品があまり好きではありませんが、この当時の私にしか生み出せなかったものだと思います。 

上映&アフタートーク レポート

                                  撮影:米持幸生

若いお二人の監督作品合計6本を一挙に上映する9月

〇丹澤由棋 (エアリー関係3本+京都にアーテイスト八雄を訪ねての収録1本)

〇米持 壌(コーマン短編映画祭出品+進学希望大学への提出作品)

上映後には荻野弘樹氏(山梨放送・映画プロデューサー)を聞き手に迎えての三者リアルトークを開催しました。2監督は在京なので甲府入り後上映を前にコロナ簡易キットで陰性確認を済ませてから。こうやって登壇者が実際に会場で対面トークできるのは初めてだったので「やっと形になった!」と熱いものがあります。二人の作品の特徴は前者がドキュメンタリー、後者はエンターテイメントとカラーが分かれます。

互いの作品について語り合う
一瞬マスク外して~のリクエストに笑顔で
トーク後も和やかに歓談が続くへちまスタジオ 左から 丹澤、米持、荻野

丹澤「映像を撮り始めて10年。インタビューシーンを豊富に撮っておいて編集の時に全体の流れを組み立てていく。生の声を多く使うことで作品に真実味とライブ感が生まれる。エアリー三部作は自分のキャリアの中ではスタート地点。現在はクライアントからの仕事が多くなったがいつかまた自分の作品を撮ってみたい。」

→インタビュー字幕が話し手の意図を補うように工夫して書かれている。→映像を手段にするやり方と目的にするやり方があり面白い。→まるで自分もアートイベントに参加しているように感じた→最近あまり芸術に触れていなかったのかもしれないと日々を見直すきっかけになった。どこかに行かなくても日々のちょっとしたことの中に心動かされる場面は色々あるよなぁと感じてそれを見落とさないようにしたいと思う。(丹澤作品感想 アンケートより抜粋)

米持「つじつま合わせを考えずに自分がいいと思う面白いと思うシーンを取り進める。自分のパーソナリティーを出す。助手は弟一人で、作品にも登場するしカメラを回してもらうこともある。クエンティン・タランティーノ作品に影響を受けて作品つくりを始めた。『the private gun』は*コーマン短編映画募集に応えて制作。今年大学進学して映像を学んでいるがお笑いにも興味があり近々ライブに出演予定。」

*コーマンは「最初の(できれば最後の)コーマン検疫映画祭」として、新型コロナウイルス感染防止のため自宅待機中の人々から2分未満のショートフィルムを募集。「安全を確保して家の中や裏庭で撮影する」「撮影機材は携帯電話など手元にあるもの」「キャストは家で一緒にいるなら誰でも」といったルールが挙げられている。募集期間は2週間。ハッシュタグ「#CormanChallenge」を使用してSNSで作品の投稿を受け付ける。

→全ての動きに意味があるはずなのにそれを全て無意味にしている点がスゴイ!→BGMの使い方が上手→「初恋」は甲府を舞台にして親近感が湧く。自分が暮らす街の今を記録する役割を図らずも担っている→次の作品も楽しみ(米持作品感想 アンケートより抜粋)

荻野「良い意味で作品が若々しい、説明的になりすぎていない点はフレッシュである。映像に意味を求めてしまいがちだがその固定概念(前提)を壊すことができるのが映画。映画の中で一つのシーンを美術館で一枚の絵を観るように味って、自分のものにしてほしい。映画はひとたびリリースされれば監督の手を離れて観た人のものになる。自分はこう感じたというのが正解。」

荻野弘樹 紹介

テレビ、ラジオ番組のディレクター、プロデューサーとして、三上寛出演「ギタリスト深沢七郎」、永六輔出演「六輔 藝の旅」、田中泯 出演 「いつになったら 詩人 金子光晴」など の 番組 で民放連盟賞、文化庁芸術祭賞、地方の時代映像祭優秀賞などを受賞。 「太陽の坐る場所」 2014 、「 さ く ら」2020 な ど 矢崎 仁司 監督 作品 の 製作 のほか 、 成島出、富田克也ら山梨 県 出身監督らのプロダクション支援を行っている。

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10月上映 井原純平監督

■ 日程

10月22日(金)19:00ー *3 本上映

10月23日(土)13:00ー *3本上映+監督アフタートーク(30分)

■作品 ホテル三部作2020

①「Why LIE?」10min

②「Day TRIPPER」10min

③「名前のないホテル」22min

2020年に製作した“HOTEL”がテーマの短編映像三部作。ロードムービー、ミステリー、コメディの全く異なる三作であるが、“HOTEL”をキーワードに物語が繋がっていく。
①全編ロサンゼルスにて撮影。スチル写真の合間に撮影したカットを繋げて制作した。映画オーディションを受けるため、田舎町からLAへ来た女性の小さな旅を描く。

②河口湖にて撮影。脚本は用意せず、初めて訪れたホテルに一泊する中で制作した。

③甲府にて撮影。優しいだけが取り柄の冴えない中年サラリーマンと、パパ活サイトで出会った女性の物語。

■アフタートーク登壇者

井原純平 監督

楠 大生 映像クリエーター、井原作品編集スタッフ

聞き手:山本心平 やまなし短編映画祭実行委員

■入場料 1000円/お一人

■定員 各回13名 予約制 以下予約フォームから

■ 写真展示、物販(ポストカード、Tシャツ)鑑賞と購入可能時間帯

一日目:開演前と上映後の30分間

二日目:開演前30分間、休憩時間、アフタートーク終了後30分間

上映&アフタートーク

緊急事態宣言は緩和されたもののまだ街の人出は戻っていない。人数を制限しての二日間開催。会場入口には「NEW KOFU CITY」ポスター、シアターにはスチール写真と物販ブースが設けられた。やるからには楽しむという監督の姿勢を感じる。さあ~今回はどんな上映会になるのか胸が躍ります!!

       聞き手|山本心平         監督|井原純平  編集|楠 大生                      
撮影 | 米持幸生

山本「それぞれの映画ができた経緯は?」

井原「 ①『Why LIE?』2020年1月にある美容師からスチール写真撮影依頼がありLAへ飛び、空いた時間で撮影した約一時間のイメージビデオが発端。それを楠に渡して10分に編集したもの。自分はもともとカメラマンなので、客観的な立場で素材に動画編集と音楽をつけてくれる楠とはよいコンビ。」

楠「井原とはSNS を通じて知り合い3~4年前から共同制作する仲、自分はユーチューバーでもある。ミュージックビデオ制作やラップ新曲作りはサクサク早い方。」

井原「 ②『Day TRIPPER』も実は河口湖畔プライベートホテルからのプロモーションビデオ作品制作依頼から始まった。自分は演者で楠が撮影。二人で冬のホテルに一晩籠り、特に脚本はなく機材を持ち込んで自由に撮影。スタンリー・キューブリック作品が好きで「時計仕掛けのオレンジ」を意識したかも。」

井原「 ③「名前のないホテル」 は唯一脚本を用意した作品。3~4日かけて撮影して予算は3万円。甲府のコミュニティーインフラを使い尽くして少ない予算をカバーする。主人公は先輩の写真家、知り合いの店やカフェを利用、高級車は知り合いから借りるなど。昨年はパンデミックで海外へ行けず、結果的に一年でそれぞれ持ち味が違うホテル三部作ができた。」

山本「見た人の反応は?」

井原「万人向けは狙わない。100人中一人でも興味持ってくれればいい。この映画も大スクリーンで大音響上映を当初は想定していない。ただ自分たちの感性や技術は同時代の世界基準を満たしている自負はある。」

楠「ユーチューブ作品は海外から反応あり」

山本「制作の根底にあるものは?」

井原「コアテーマは常にはっきりしている。地方にいても都会にいても考え方次第でかっこいいもの面白いものが作れる。地方で生活しながら創作できる。見方を変えること。カメラで切り取って甲府をおもしろく表現する。仕事でも同じで自分は精神科のソーシャルワーカーとして日々勤務している。その仕事をいかに面白くできるか、自分の技術を使って盛り上げるかを考える。」

山本「これからの制作の方向は?」

楠「これまでと変わらずに自分の好きを追い求める。」

井原「コロナ禍で映像関係の作品依頼は増えて忙しくなった。職場では介護送迎車の運転手さんたちに焦点を当てるプロジェクトが進行中で、元消防士のおじさんチームのミュージックビデオを作る(笑)。企画書が通り職場は協力的。これにも楠との協働が必要。」

山本「表現したいことやアイデアやイメージがあれば それをカタチにするツールや方法はいくらでもあって 誰にでも扉は開かれている。それは映像制作に限った話でもないしiPhoneがあるからということでもなくて、ずっと昔からそうだと思うんです。それがテクノロジーによってわかりやすくなった。
大切なのは表現したいことやアイデアやイメージの素になるものごとをどう捉えるかということなんだなぁと。そのきっかけになるのがやっぱりアートとか文化とかだと思う。」

身延町の西嶋和紙にインクジェットプリントした写真作品も展示販売
人数制限の13席はほぼ満席
医療福祉関係の方の参加が多かった
へちま入口には「NEW KOFU CITY」ポスター
被写体は井原監督の祖母FUKUE

■アンケートより抜粋

表現したいことあるのがすばらしい→ とても良かったです。声がなくても広がる世界観を音楽に活かしたいです。曲だけで光景が浮かぶように→ ジャンルにとらわれないカタチがとても素敵でした。監督の話を聞いて内容が深まった気がします→ idol君の作品はインスタでチェックさせて頂いていますが大画面で観ると迫力が違いました。音響も大迫力で引き込まれました。ポテへ先輩の演技も愛らしくてコミカルでニヤついてしまいました。アフタートークもあって作品のきっかけなど聞けて嬉しかったです。「やりたい様に」「思い付きで」こんな作品が出来ちゃう所がすごすぎるなーと思います。活動いつも応援しています!!また何かイベントあったら参加します。 → 脚本がないとは思えないくらいかっちょよかったです→ 信玄もちキメてるのがすごく痛いだろうなと思った。音と映像とてもよかったです。甲府のなじみの風景がたくさんでてきていたが、ふだんの感覚と全くちがう切り取り方がされていて楽しく見れました。次も期待しています。 → センスとアイデアの塊を感じた。そして何より行動力を感じた。→ 面白かったです。NICE!!! → たくさんの人々を幸せにしていただきたいです。とても素晴らしい作品でした。ありがとうございました。→ 音が大きすぎる(すべての音拾いすぎる)次回作お待ちしています。若い力でがんばって。 → 普段できない体験となりました。またスタッフの方々のお話も楽しめました。ありがとうございました。 → 井原さんの写真を見ていたので、どんなショートムービー!?と興味があって見にきました。3作品タイプは違うように見え、作品から想像してしまう。感じるものが違ったところにお二人の世界観の幅広さを感じました。作成裏話も、、面白かったです(笑)次回作も見ていたいです。 → 瞬間をキリトル写真とは違う、動きのあるムービーに音楽の融合、とてもかっこよかった。難しいことは考えずにその映像をみていたら、自然にうなずけたり、笑えたり、すごく引きつけられました。とてもよかったです!! → 1つめ 海外の美しさ、ストリート感、特に海と、飛行機のところが見入ってしまいました。あそこの音楽でなんか不安感をあおられました。なんで? 2つめ 写真とってる所がすごくよかった かっこよ! ナスの映画みてみよー♪ 3つめ みてて辛くなった。今の私にはかなしくなる重さでした。おもしろかったです。

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11月上映

①「魔法少女Me」(35min) Clara Campos +クララトーク 10min

2020年に山梨で制作された映画です。魔法少女アニメの中では、少女は魔法を使って自分の問題を解決することができます。小さな女の子たちは変身することで力を得て、何でもできるようになります。この映画の中では様々な人種、年齢、国籍の女性が「女性であるとはどういう意味か」について話し合います。そしてアニメの登場人物に触発されたパフォーマンスは、女性らしさの概念に疑問を投げかけます。

Clara Campos /Brasil 2020年AIRY滞在作家

日本のアニメや少女文化に影響を受けたマルチメディアアーティスト。魔法少女シリーズでは、少女達を日常の行動に没頭させ、女性の多様性を探求することで、女性らしさとジェンダーの役割について事前に与えられた概念に疑問を投げかけています。

②「When timeless arrived, I moved」(4.5min) DANSAN
+ ダニカ&サンダートーク 聞き手 井野美奈 15min
「わたしは止まり、ゆっくりになる」

永久(とわ)が表層にやってくるところで

束の間の数分のうちに数か月が流れている

ときに見えないわたし、それでも動き続ける

動きの中にいつづけるわたしたちはふたたび出会う


DANSAN /ダニカ 2018年AIRY滞在作家、2019年より京都在住

ダンサンはオランダ出身のデザイナーDanika van KaathivenとアーティストSander Hagelaarによるユニットで、日本とオランダの二拠点でコラボレーションしながら活動している。結成のきっかけはオランダ・アーネムの美術大学で出会い、「ことば」と「コラージュ」という共通の興味があること。昨年発表されたダンサン初のプロジェクト”Toch komt eenkeer de tocht”「それでも冷たい空気が通り過ぎる」はオランダ語の詩集である。

③「母性と混沌」(10min)ノリコ ナカムラ

+ノリコトーク 聞き手 五味文子 15min

生まれたばかりの新生児はまるで混沌そのものです。出産を通して私の子宮は小さな混沌を生み出しました。出産後、伸びきってぶよぶよのお腹の中で私の子宮は空っぽになりました。産後鬱の症状として、私は過去のトラウマ的な体験のフラッシュバックの混乱を経験しました。まるで空っぽになってしまった私の子宮が混沌としたものを体に吸い込もうとしているようでした。このビデオ作品を通して私は母性と混沌の関連性を見つめます。

ノリコ ナカムラ /甲府市出身オーストラリア在住 、インスタレーション・彫刻

日本の高校を中退してオーストラリアの高校編入と卒業。ロンドン→メルボルンでファインアートと彫刻を学ぶ。海外に出て考える日本のアニミズムや日本の儀式を彫刻とインスタレーションで表現。  アーティスト・ラン・ギャラリーでメンバーとして5年間活動。大学講師としてレクチャラー、ワークショップ講師などの経験を持つ。主にメルボルンで個展を開催。現在大学院でアートを学ぶ。出産の経験を通し二元論や生物的なジェンダー差などに疑問を投げかける作品を制作。

■日時(全2回) 2021 年
11月 19 日(金)19:00-20:30 ①・②・③
11月 20日 (土)13:00-14:30 ①・②・③

※受付開始・開場は開演の 30 分前 

■会場 文化のるつぼ へちま 3FへちまSTUDIO

■要事前予約 10月25日(月)10:00~ 

上映&アフタートーク

            Clara Campos in Brazil Talk             
撮影 | 米持幸正

 右脳と左脳での思考の違いを学んだのでどんな感想なのか共有できたらいいなと感じました。はじめての短編映画、機会があったらまた来ます。→見る側、受けとる側、それぞれの答えがその人の心の内にあってそこからまた次の何かがうまれていく。アンテナがなければ受けとれないこともそれもまた人生。よい時間をありがとうございました。→ とてもキョーレツでした。どの作品も響くものがあり考えていまいます。→ 触れたことのない世界観で刺激を受けました。深い、良く分からない感じを、今日これからの時間で考えてみようと思います。そんな楽しみ方もありだと思わせてくれる作品でした。頑張ってほしいと思います。 → それぞれの方が映像作品という共通性はありながら、自由な表現方法でそれぞれのはっきりとした探究テーマを表現していて面白く、又、刺激的でした。ジェンダー、フェミニズムについては自身の関心事でもあったので興味深かったです。(アンケートから)

Danika in Kyoto Talk with Mina Ino in German
撮影 | 米持幸正

 コロナの中で作られた作品として見る機会が今までなかったので新鮮でした。私も同じ時間を過ごしていたはずなのに、みんなそれぞれの時間を過ごしてい たりと知りました。→ 「日本の文化バランス」の話が興味深かったです。「完全なるシンメトリーではない」が特に * → 新しい視点から映画を見れたことが貴重でした! → Art寄りのショートムービー、どんな感じ?予想外な3作品でそれぞれ違う見せ方に不思議な世界に引きこまれました。 → ダニカさんがインタビューで日本語で適格な言葉を丁寧に探し表現しているのが素晴らしかったです。→ 自由な表現、楽しめました。また次回期待します。(アンケートから)

*「日本には特別なバランスがあります。完璧なシンメトリーという意味ではなく、入念に作りあげられた不完全さのようなものが、全体をどこかミステリアスで遊び心のある、美しく魅力的なものにしているのです。」(映画祭質問票へのダニカ返答より)


Noriko in Melbourn Talk with Fumiko Gomi in Kofu
撮影 | 米持幸正

 とてもよかった男女の性差について、単純に分けられるものではなくグラデーションであることを強く感じました。グラデーションの中で、居心地の悪さや不利益を感じている人がいる事実は受け止めつつ、性差やグラデーション、得手、不特手の尊さも同時に感じました。女性の妊娠、出産に前後する混沌を垣間見て、男性の思春期の性欲なども、コントロールできないものを無理やり制御しているという点で、同じようなレベルの強い厄介なものであり、生命を突き動かす神秘のようにも思えた。善悪や美醜を超えている。→ まだまだ日本では取り上げにくい題材ですが、アートの力で伝わるコトってあるんだなと改めて思いました。カオスでこの世はできている。→ アフタートークもあってよかったです。ノリコさんの作品は、未知との出会いでした。→ おもしろかったです。アート(物で作るアート)が映像を発見したって感じ。カオスが原点だね → 作品だけでなくアフタートークがセットであるからこそ、自分の中にしっくり落とし込める内容でとても良かった。終わった直後で気持ちがカオスすぎます。母性についての作品が好きでした。性的な表現は苦手なのですが、彼女の内側には共感できました。→ 自身も出産を経験し、今までの「あたりまえ」はあたりまえではなくなり、心身ともに困惑し疲れ切っていた過去の自分を思い出しました。混沌とした時期もすぎ、今は、昔とはちがう考えも増えた気がします。言葉では伝えきれませんが、とても素晴らしい作品でした。 (アンケートから)

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12月上映 手塚 悟 監督 三本立て

『Every Day』

『正しいあとさき』

『Moment』

■日時 全2回

①12月10日(金)19:00-21:00

②12月11日(土)13:00-15:00

※受付開始・開場は開演の 30 分前 

■会場  文化のるつぼ へちま 3Fへちまスタジオ

■参加費 1000円/お一人

■要事前予約  11月30日(火)10:00~

■ 上映作品3本

①『Every Day』 95min/2016

 これまで『つるかめのように』『こぼれる』など数々の短編が国内外の映画祭で高く評価されてきた手塚 悟監督。音楽家・haruka nakamuraの楽曲「every day」から着想を得た本作で、満を持しての長編デビューとなる。主演には人気劇団「ヨーロッパ企画」に所属し、役者としてだけでなく、マキタスポーツ主演・BSスカバー!連続ドラマ『PANIC IN』の脚本・演出を担当するなど、マルチに活躍する永野宗典。共演に『4/猫(ねこぶんのよん)~猫まんま~ 』『サーチン・フォー・マイ・フューチャー』『珍遊記』など出演作品の公開が続き、CMや舞台でも活躍する山本真由美。他にも『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』の倉田大輔、『歓待』の山内健司(青年団)ら魅力溢れるキャストが集結した。
 また、監督の熱烈なオファーにより、haruka nakamuraが音楽を担当。全編ピアノで新録された楽曲が、優しく映画を包み込む。

②『正しいあとさき』11min/2021

③『Moment』6min/2021

■予約申し込み

最新上映スケジュール | yamanashi-short-movie-2021 (jimdosite.com)

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舞台挨拶始まる
手塚悟監督    高木公佑『正しいあとさき』主演
『正しいあとさき』
監督・脚本:手塚悟
出演:高木公佑/永井秀樹/青海衣央里/鈴木睦海

「この度は申し訳ありませんでした」
その日、祥平は会社の上司である栗山の自宅で頭を下げていた。
執拗に謝罪を求めるその理由は、祥平の妻・真歩に関わることだった。
祥平の放った一言で事態は急変する。正しさとは、何なのか。

 やまなし映画祭最終回12月

 有終の美を飾るべくサプライズで舞台挨拶に駆けつけてくれたのは手塚悟監督(山梨県出身)と高木公佑さん(『正しいあとさき』主演)のお二人。掛け合い漫才のごとく彼らのテンポ良い会話に引き込まれる。同級生で同じく映画人、10年来の付き合いという。当初高木さんは『Everyday』の主演候補だったとか、いろいろなエピソードも飛び出して笑いの絶えない楽しい舞台挨拶となりました。高木さん曰く、監督はとにかく登場人物の背景やキャラクターについてとことん俳優たちと話し合うとのこと。手塚ドラマの登場人物たち、個性的で訳ありでキャラが立っているのが納得。やはり製作者や登場者の話を直接聞けるのは大切で最高に贅沢な時間と再確認した上映会でした。

 また監督からは「地方で自主制作映画祭の開催はすごく大切。来年も続けて!少なくとも三年は続けて 笑」とやまなし短編映画祭への激励をいただきました。手探りでスタートそしてないないの運営、来年どうしようかなという迷い。監督の言葉がその迷いを凌駕するのは以下にも共有する参加者アンケートを読んでから。

Everyday:日常を顧みるように、 自分の生活をふり帰ろうと思った。すべての作品において想像を掻き立てられた。 アフタートークでパーソナルの設定を綿密に設定して いる点を聞けるなど、大変良い時間だった。Everyday:とてもリアルでドキドキしながら、心に負担のかかるとてもいい映画。監督の映画が、感情やエネルギーのやり取りを凄く感じる部分があり、観ながら心が揺さぶられた→ 初めて拝見しました。Everyday:LastSundayのところからの展開が凄く面白かった。ラストはちょっと期待しつつ裏切ってくれて良かった。凄いですね。三井さん役いいですね!素晴らしい!Moment:リモートじゃなくてもお母さんなら、何度か経験することだなー。子供を邪魔にしたり怒ったりで涙して、また子供に癒され愛をもらう →山梨でしか観れないものを観ることができ、これからも続けてほしい→ Everyday:女優さんの表情がとても良かった。 ショートムービー:どこにでもありそうな1コマが映像にきれいに収まっていて素晴らしい→ Everyday:不思議な世界に引き込まれた、吉田さん。町の暮らしの中でのありそうな瞬間、見過ごしてしまいそうな瞬間、もどかしさ、人の抱えているものなど温かくありたいと思った。Moment:日本語でない日本語が素敵でSFのような雰囲気。→ 作品数が多かったかと思いました→ Everyday:ちゃんと見てあげる、それだけで毎日が満ちてくる。そんな気持ちになった→ とても素晴らしい。感じる心は豊かでありたいと素直に思った。Moment:自分の姿です。緊張が解けた瞬間、仕事から離れた瞬間、母親にかえる。まさに子供は癒し。映画を子供と一緒に観に行くことが出来て、このような機会がありとても有り難い。きっと子供も良い思い出になる→ 映像も音楽も美しかった → まず山梨にこのようなシアタールームがあることを知らなかった。いかに宣伝が大切かわかる。何かの形でバズる事が必要!あと、駐車場の問題。山梨は車社会で駐車にお金がかかる!意外と駐車料金にシビア。映画のカット割が、山田太一ぽかった。→ 手塚監督、高木さんに会えたのは良かった。→ Everyday:数年前に南アルプス市内の上映会に行き2度目だったが胸がいっぱいになった。他2本も違う世界で楽しめた → 山梨出身者や山梨で活動しているアーティストを知る良い機会だった。これからも続けていって欲しい。監督、出演者の話まで聞けて大満足→ 新しい映画のムーブメントを感じることができた→ 短い作品が面白かった→ 思いがけず、本格的な良作を見せてもらい良い意味で驚いた。来年も楽しみにしています。 (アンケートから)

/

手塚悟監督を囲んでバウムアンドクーヘンとスタッフ

この場をお借りしまして
本映画祭にご協力とご参加いただき誠にありがとうございました。
また来年お会いしましょう!!

We are a Landscape/私たちが風景です

15th Anniversary Catalog 

15周年記念誌

\\\ Shop AIRY からお求めいただけます ///

https://galleryairy.thebase.in/

15周年を迎えて 坂本 泉

We are a Landscape / 私たちが風景です

一人ひとりの存在が風景をかたち作る大切な要因であること。

主体的に地域と関わり愛情と誇りを持って日々を送ること。

甲府でAIRYを始めて15年を迎える。次はどんな出会いがあるのだろう。甲府でAIRYを運営する意味は何だろう。出会いの街の奇跡を追いかけて今がある。

これまでに160名のアーティストが36ヶ国から滞在して活動した。ワークショップ、トーク、ライブペイント、ダンス、料理そして最終成果展。季節ごとの山々の変化や街と自然の近さ、程よくすき間のある生活。制作に疲れたら散歩、カフェでまったりして馴染みの人に会う。甲府で160通りの物語が紡がれたことは感慨深い。街にアーティストが定着してきた。

学生インターンの活動が始まった。2016年から募集を始めて現在は7代目が活動中。初めは大学教授からの推薦、次第に人づてに紹介、ワークショップ参加を機に。その中には高校生も2人含まれ、若いうちからアートや多様な価値観に触れることができる。大学との連携も進行中だ。

一度滞在したアーティストが戻ってくるという「帰ってきたアーティスト」現象。または甲府出身で一度は外へ出た作家が、実家泊で昼にAIRYで活動する。これはアーティストのインバウンドと言えるのでは。数字では観光に及ばないが持続可能で自律的な人の動き方だろう。 

そして滞在のパターンは多様化、最近は試験的に家族や子連れレジデンス受け入れへ。子供の長期休暇に合わせて家族で移動、両親はアート活動を子供達は日本生活体験。近くの学校訪問や校庭で遊ぶなど、周辺での生活の充実が鍵だろう。空き家率の高い山梨ならではのチャンス。

「エアリーサポーターズ名簿」を編成して、ゆるく繋がる仲間たちがAIRYを支えている。同時に「足元にある価値」を大切にする若者が増えてきたのは追い風。あなたはこの街でどんな風景を見たいですか。どんな地図を描きたいですか。それは想像力で結ばれた地図であり、指標または象徴。自分自身が風景であることを自覚して示唆するもの。だからWe are a Landscape / 私たちが風景です。

***** ENGLISH ******
For the 15th anniversary of AIRY

Izumi Sakamoto

AIRY will celebrate its 15th anniversary this spring. I think about these truths: to be a part of a community and the ways in which we strive to fill our days with love and pride. To know that we are each indispensable. We are each an important presence to one another, a necessary piece of the landscape of our community.

What will be next? How will the mission of AIRY in Kofu change? Looking back, it has been 15 years of serendipitous, beautiful, and miraculous connections. It took and it takes a village for what AIRY is today.

160 artists from 36 countries have come and stayed at AIRY. They have hosted workshops, artist talks, live-paintings, dances, dinners and final exhibitions. They have lived the slow and steady pace of the city with its close proximity to nature, surrounded by the seasonal beauty of the mountains. When they needed a break from the studio they took walks, relaxed at cafes, familiarized themselves within the community. I feel deeply moved that 160 different stories have been spun in Kofu. All of these stories and these artists have taken root in the town.

From 2016 we also began welcoming student internships. Our seventh intern is working with us now. A local college professor first connected us to our first intern and since then it has been a continuous chain of acquaintances connecting one another. Some have joined through workshops we have hosted. Within them we’ve had as young as high school students who’ve absorbed the diverse worlds artists have brought to AIRY. Collaborations with local universities have been in the works as well.

There have been a unique number of returning artists—those who had stayed at AIRY prior or artists native to Kofu returning to their parents’ homes and utilizing the studio during the day. I think we can call the latter: artists inbound. Unlike the prevalent and quickened wave of tourists bustling in and out of Kofu, these artists steadily come and go in an autonomous fashion.

Artists’ stays are becoming more diversified. We began welcoming artists and their families recently, initially as an experiment. They move from town to town during their children’s long vacations; the parents will focus on their artwork and the children enjoy a taste of living in Japan. In these cases I think it will be important to increase local places where kids can play such as nearby school grounds and playgrounds. There is a lot of potential space in Yamanashi where there are many abandoned houses.

We are consistently supported by our “AIRY Supporters,” an unofficial roster of friends, acquaintances, townspeople, collaborators. What has changed slightly is the encouraging increase in a vibrant younger generation.

 It is to them that I want to ask, What would you like to see in this town? What would you like to create here? What kind of map would you like to draw, to realize? Yamanashi, Kofu, and AIRY is a landscape of hopes, visions, and our connections to one another with the truth that you yourself is a part of this landscape. This is why “we are a Landscape”.

*「We are a Landscape」Advocated by Leanne Dunic / Canada/ 2013 

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寄稿_
坂本 泉
平野千枝子
日沼禎子
堀切春水
サム・ストッカー
翻訳_
三森なぎさ
岸本華子
太田恵以
オリー・スウェイト
大方岳 
編集_
エアリー
デザイン_
浦川彰太(omote)
協力_
ノリコナカムラ
高橋辰雄
津野田秀一
団野雅子
土屋由貴
松本公夫
運営に関わってくださった皆さま
滞在作家の皆さま
アーティスト・イン・レジデンス山梨
〒400-0031 山梨県甲府市丸の内2-37-2
MAIL: airy@air-y.net
https://www.air-y.net
©2020 AIRY 無断転載禁止


Contributors_
Izumi Sakamoto
Chieko Hirano
Teiko Hinuma
Harumi Horikiri
Sam Stocker
Translators_
Nagisa Mitsumori
Hanako Kishimoto
Kei Ota
Olly Thwait
Gaku Okata
Editor_
AIRY
Design_
Shota Urakawa (omote)
Corporation_
Noriko Nakamura
Tatsuo Takahashi
Shuichi Tsunoda
Masako Danno
Yuki Tsuchiya
Kimio Matsumoto
People involved in activities
Residency Artists
Artist In Residence YAMANASHI
2-37-2, Marunouchi, Kofu-city,
Yamanashi, 400-0031, Japan
©2020 AIRY No part of the publication may be
reproduced without written permission of the
publisher.
Illustration (Front & Back Covers): Serena Lumley
Photo (P2-3) : Makoto Tsuchiya [BEEK]
Price: 1,000 yen
イラスト(表紙・裏表紙):セレナ・ラムリー
写真(P2-3): 土屋 誠(BEEK)
定価: 1,000 円

カテゴリー: 15th

AIRY 15th 「あいのAIRY ARTオークション」

Fundraising Auction by Art Works of 15 years long residency artists

will held in afternoon 31 October in Ginza Street Kofu.

‘How can we raise funds for activities to operate a sustainable art space?’

Produced by Hohosha 歩帆舎 @hohosha2018

Design by つづり舎 

Sketch by Marni Zainodin | Malaysia

https://www.facebook.com/marni.zainodin

 藍染の銀座通り商店街にて、アートオークションを開催します。山梨にアートの光を発信しつづけ、今年で活動15周年を迎えたAIRY。そんな記念すべき年に新型コロナウィルスの影響を受け、滞在作家が0になってしまったAIRYの力になりたい。歩帆舎とアーティストたちが賛同し、この度チャリティーオークションを開催する運びとなりました。AIRY滞在アーティストや、こうふのまちの芸術祭ゆかりのアーティストたちによる絵画、写真、版画、オブジェや、歩帆者が手がけたアートプロジェクト「あいで染めよう甲府銀座通り商店街」で商店街に飾ってある藍染暖簾の一部など多数出品予定です。また、オークションとは別にAIRY15th記念誌「We are a Landscape」やアーティストグッズ、藍染小物の販売もあります。

AIRY ART AUCTION with LOVE

We’re going to have a charity auction on Ginza Street where indigo tapestries are now on display. AIRY is celebrating its 15th anniversary, it has been the beacon of light for Kofu City’s art scene. Because of the COVID-19 pandemic, AIRY is having a severe financial situation. There’s no artists coming to AIRY this year. Hohosha and the artists wanted to and decided to support AIRY. The artists who had once stayed at AIRY have donated their artworks such as paintings, photographs, wood prints or objects, and Hohosha is going to help the charity auction. On the 31st, you can enjoy live music as well. Artists’ goods, the 15th anniversary AIRY magazine “We are a Landscape” and Indigo items will also be on sale!

Auction donators: Eric Pelletier, Kate Hill, Nurdin Musaev, Alma Bolokova, Ceallaigh Norman, Leanne Dunic, Jen Tyers, Lucas Dillon, Josephine Watanabe Vejrich, Adeleine Daysor, Kei Ota|太田恵以, Julia White Sandra, Leandersson, Matt Forsythe, Noriko Nakamura|ノリコナカムラ, Judy Pilarczyk, Thomas Lo (MC Z), Carla Canellas, Gaku Okata|大方岳, Akitaka Kamijo |上條 暁隆, Chie Koda | 幸田 千絵, Sho Saito| 斎藤 翔

AIRY ART AUCTION with LOVE October 31st (Sat) 1:00 p.m. – 16:00 p.m. Location: Ginza Street, Kofu City Music performers Shinobu Shinohara/DJ Ryo Wakao/JIMMYTAX

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Auction pre-exhibition

October 24th (Sat) – 30th (Fri) *closed 27th (Tue) and 28th (Wed)

12:00 p.m. – 6:00 p.m.

Location: AIRY 2-37-2 Marunouchi, Kofu City

持続可能なアートスペース運営のために活動資金を捻出するにはどうしたらいいか?
コロナ禍により通常の運営がストップされ予定していた15周年記念事業は流れ
その中で「 滞在作家作品オークション」と「記念誌発行」が生き残りましたが
事業自体が中止となったために15周年記念誌発行の経費が足りません
そこでこれまで15年間に滞在した作家作品コレクションをオークションにかけることでその費用を賄うことにしました。
荒海に灯る一筋の光です!!

実はこのオークションは「こうふのまちの芸術祭」2010~2016 仕掛け人五味文子|歩帆舎の名オークショナーぶりに惚れ込み、昨年より依頼していた案件でもありました。
共に開かれたアートを目指す歩帆舎とAIRYの協働
AIRYの危機に手を差し伸べてくれました。
オークションには銀座通りに三年目展示中の藍染めタペストリー一部も出品
こうふのまちの芸術祭に貢献してくれた日本人作家の作品もあります。

お気軽にチャリティーオークションに参加してみませんか?
ぜひあなただけのお気に入りの作品と出会ってください
エキサイティングな競りで非日常を体験してください!作品をあなたの家へ連れて行ってください!
お手元に置き朝に夕に語りかけることで絵に続きのストーリーが加わります
そうなればもう絵はあなたとご家族の心の中にあります。

◆オークション作品下見
過去15年間の滞在作家作品コレクション_絵画、版画、ドローイング、書画、写真、陶など40点以上
落札最低価格つき_オークション当日の参考にしてください。

◆下見会場 400-0031 甲府市丸の内2-37-2 AIRY 二階ギャラリー

◆下見日程
10月24日(土)12:00ー18:00
     25日(日)12:00ー18:00
       26日(月)12:00ー18:00
       27日(火)休み
     28日(水)休み
     29日(木)12:00ー18:00
     30日(金)12:00ー18:00

◆当日はオークションとは別にショップも開催

「We are a Landscape」 15th 記念誌 

「かいぶつくんの探し物」zine

藍染め小物 、Tシャツ、トートバッグ、ポストカード、本など多数

◆ライブミュージック演奏 PA 若尾 亮
13:00-篠原信夫/ フルート 
15:00-JIMMYTAX クララ・カンポス

◆プレゼンター 土橋 悠、米持こうせい

◆コメンテーター 中村京子、大方 岳

◆ポスターイメージはマルニ・ザイノディン|マレーシア|2018年9月滞在
甲府銀座通り「あいで染めよう」一年目の甲府で神出鬼没のスケッチアーティストとして愛された作家
AIRY web : http://air-y.net/archives/category/blog/archives/10010
Facebook: https://www.facebook.com/media/set/?vanity=AIRyamanashi&set=a.2111137305597827
→寺崎コーヒー亮さんのコメントが胸にしみます。

〇オークション出品者名

Eric Pelletier

Kate Hill

Nurdin Musaev

Alma Bolokova

Ceallaigh Norman

Leanne Dunic

Jen Tyers

Lucas Dillon

Josephine Watanabe Vejrich

Adeleine Daysor

Kei Ota|太田恵以

Julia White

Sandra Leandersson

Matt Forsythe

Noriko Nakamura|ノリコナカムラ

Judy Pilarczyk

Thomas Lo (MC Z)

Carla Canellas

Danniel Miller

Akitaka Kamijo |上條 暁隆

Chie Koda | 幸田 千絵

Sho Saito |齊藤 翔

Gaku Okata|大方岳  

〇ショップ出品者 多数

==============Auction Sheet===============

Artist Names, size, medium, starting price

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====================== Auction Day ======================

Eric Pelltier camera eyes

The superviser Takahashi ‘Dragonman’ Tatsuo
Morning Coffee on the day Auction
Auctionee Fumiko
Presentor Haruka
Haruka with Sho Saito waok
Master of flute Shinobu Shinohara
Karaoke queen Clara Campos
waiting for the turn
The young Auctionee
The Shop master
in the day of Halloween
JIMMIYTAX & DJ Wakao
Thank you for the bouqet
The cool live of JIMMYTAX
The hot Auction
A big piece of Nurdin Musaev/Kirgys
I’m absent-minded..
Relieved breath 🚬
The lunch queen 🍱
Taking a look of 15th Anniversary Catalog 📕
カテゴリー: 15th

10th of AIRY

7_31 - コピー

*同時上映 「Happy Family Life」 映像制作サークル ユメミル*

映像制作サークル「ユメミル」

http://sasagotunnel.wix.com/yumemiru

映像制作サークル「ユメミル」代表

神宮司 健

1988年2月19日生まれ。 山梨県大月市笹子町出身。大学時代、映画研究会に所属し、自主制作映画の制作に取り組む。大学卒業後、山梨県内の会社に勤めながら映像制作サークル『ユメミル』を立ち上げる。2014年「夢見るバク」を制作、県内の映画館「テアトル石和」上映会、「第七回河口湖映画祭」にて招待作品として上映を行った。翌年2015年、短編映画作品集「Happy Family Life」を制作、同年山梨の劇団ap.VAN、シンガーソングライター加賀美悠二郎とともに 音楽・映画・演劇の混合公演「るつぼ」を行う。また、同作品中の1作「リセット」は2015年西東京市民映画祭のコンペティション部門において「シネマ倶楽部賞」を受賞した。

—–

【10th of AIRY】

documentary movie has finished now

2015年3~5月に開催された10周年記念「同時多発AIR」~街に日常にアートが息づく
記録映画が完成しました。

山梨県内4ヶ所で同時開催したAIRの若きマネージャー達に焦点を合わせて
関ってくださった方々のインタビューを中心に
街でアートを展開する意味を考えます。
そして、本編35分映画の上映会を計画中
AIRって何?って方やアートマネージメントに興味ある学生さん
アートプロジェクトを始めたい方々
映画持って出張しますよ~呼んでください!!!
コンタクトからメッセージを送ってください。

/

managers, translator

赤松智志  Satoshi Akamatsu

小林 純  Jun Kobayashi

野田 寛  Hiroshi Noda

吉田陽祐  Yosuke Yoshida

渡辺俊仁  Toshihito Watanabe

依田正樹  Masaki Yosa

本杉郁雲  Ikumo Motosugi

百目鬼あゆみ Ayumi Domeki

/

residency artists

Anna Gonzalez Noguchi

Dre Briton

Johna Hansen

Laura Pold

/

director
タンザワユウキ  Yuki Tanzawa

music
森ゆに  Yuni Mori

interviewer

坂本 泉 Izumi Sakamoto

————-

August 13 @ Kofu Hechima

お盆の入りという特別な日に会場へ集まってくれたみなさま

ありがとうございました!

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トークセッション

タンザワユウキ監督           坂本 泉(AIRY代表)         神宮司 健監督


寄稿:石川 博

主に外国からアーティストを招いて、滞在しながら作品制作をしてもらうシステムを、アーティスト・イン・レジデンス(AIR)という。その山梨版が、AIRY(エアリー、Artist In Residence Yamanashi)である。甲府に拠点を置き、十年も活動しているという。
主宰の坂本泉さんのエネルギーに感心することしきりだ。

昨年の春、県内4カ所に滞在したアーティストを4人の若手マネージャーが支えた。
その半年後に、活動を振り返った様子を映像化した。
監督はタンザワユウキという若手で、「10th of AIRY~街に日常にアートが息づく」という 35分の掌編。本日甲府紅梅町の「へちま」というちょっとしたスペースで上映会が開かれた。

肝心の、作品の映像が少ないのが残念だが、アーティストと町の人々の交流がスムーズに行われた様子が感じられたのはよかった。

特に南アルプスに滞在した女性作家の、屋外でお茶をふるまうというパフォーマンスが、偶然通りかかって参加した町の人に好印象を与えたというのは、このAIRというシステムが有効に機能していることを示すものだろう。

                                    

カテゴリー: 10th

After 10th AIRY

After 10th について

2015年3~5月に、10周年事業「同時多発どこでもAIR」を開催した。

山梨県内4箇所のAIRを舞台にして、マネージャーとアーティストの協働による滞在制作と発表を実現させた。

これは県内初の大きなAIR事業であり、大成功を納めた。しかし振り返ると、未消化の部分が残るのも確かである。

/

初来県の4名の作家たちは滞在で何を感じたのか?

AIRは人々の日常生活に寄り添うことができたのか?

人々は現代美術をどう感じたのか?

言葉の壁はこのままで良いのか?

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10th滞在作家の一人であるアンナ・ゴンザレス・ノグチは、高校生に向けたプレゼンテーションでこう言った。

『わたしの作品を見るとき、オープンマインドで見てください。そして感じたことを素直にわたしに伝えてください、または話し合ってください。アートに正解はないのです。こころを開いて作品を見ることで、何か日々の生活のことが見えてくるはずです。』

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10周年事業が終了して数ヶ月の今、改めてオープンマインドで作品と向き合う方法を皆で考えて実践したい。

駆け抜けた三ヶ月間を振り返りながら、オープンマインドでオープンスペースをつくることを目標に。

『オープンマインドプロジェクト』 期間:~2016年3月

/

About After 10th

In March to May 2015, it was held the “We make art at same time in four places” as 10th anniversary.

This was carried out on the stage of AIR in Yamanashi prefecture four places.

And it was allowed to realize the announced stay creation to coopere of the managers and artists.

This is the Yamanashi first large AIR project and it made agreat success. But if you look back, also it is certain that undigested part remains.

/

What 4 artists felt staying of first coming to Yamanashi ?

Whether AIR was able to snuggle up to the everyday lives of the people ?

Whether people felt how the contemporary art ?

Whether the wall may remain of this word between Japanese and English ?

/

Anna Gonzalez Noguchi one of the 10th artists, said toward the high school students on her presentation.

”When you see my art work, please look with an open mind. Please see and obediently tell me that you feel, or please discuss. There is no correct answer in Art. By looking at the art work with an open mind, you may begin to see that something in daily life. “

/

10th anniversary project is finished now, then we would like to think that it is facing the art works anew with an open mind.

While reviewing 3 months that ran through, with the goal of creating an open space with an open mind.

(OPEN MIND project period: -2016 March)

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#1

PRACTICE of TALKING ABOUT ART

アートを話すことの練習@南アルプス市vol.1

2015年10月24日(土)

by FUMOTO

http://fumoto.atelier.link/

終了しました
ありがとうございました!

/

PRACTICE of TALKING ABOUT ART in Minami-Alps vol.1

October 24 (Sat) 15:00
Location: Minami-Alps City Citizens Activity Center (Minami-Alps Ogasawara 572-9)
AIRY(Artist in Residence Yamanashi) × FUMOTO will be held to “practice of talking about art in Minami-Alps vol.1”.
Let’s talk about art in Minami Alps with Kofu based artist Sakajiri Yoshie(painter).
“What is Art?” “What you mean artists as a work?”, Talking about “power” of the art, and enjoy the fact that you feel.
Participation is free of charge.

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参加者13名で始まった前半のトークは、金魚鉢ディスカッション(fish bowl discussion)というやり方

ペインター坂尻佳恵の作品つくりから話は進む

日々どんな生活をしてどんな制作をしているのか?

アーティストってどんな仕事?

うしろに3点の作品あり

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金魚鉢ディスカッションでは、中心に置かれた4脚のイスに代わる代わる意見を述べる人が座る。

作家の立場の人、デザイナーという立場の人など

周りの人はやや緊張気味 フィッシュボウルに入るタイミングが難しいかも?

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前半終了してティータイム!

お茶飲みながらリラックスしてここでははなしが弾む

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後半は質問コーナー

全員が質問をパネルに書いて見せ合ったあと、作家が答える。

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「好きなアーティストは?」

「アート(表現活動)を始めたきっかけは?」

「作品を見るときに何を見ているのか?内容?全体的なこと?」

「アートの力について」

「アートとは?前と同じやり方で黙々と同じことを続けるのか、自分なりの独自なものを加味して行くのか。常に独自に手を加えていく、そのことがアート」

「作品を作ることのなかに、感情の昇華や浄化のような意味もあるのか?」

作家が答える場面、質問を書いた当事者が自分の意見として発表する場面、その他参加者が意見する場面など見られた。後半はみなさんリラックスしてトークの「練習」に加わっていました。

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「終了後のアンケート」より

「アートを話す」とまではいかなかったが興味深い意見がたくさん聞けたと思う。

普段は言葉にしないことについて話せた。

人生を楽しくする何かのきっかけになるかもしれないと思い参加した。

アートという言葉は漠然としているのでもっと深く考えたい。

アートという言葉はなぜこんなに自分の中でひっかかるのか?

楽しかったので次は知人も誘って参加したい。

身近にアーティストという存在を感じることができた。

リラックスした参加型だったので面白かった。

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#2

ART ARISES FROM BACCHUS

「バッカスから生まれるアート」

人と人、人とまちをつなぐ

2015年11月3日(祝火)

終了しました

ありがとうございました!

↓↓↓↓↓↓↓↓

https://www.facebook.com/events/973770776019234/

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Dre Britton came to Japan as a participant artist of AIRY10th anniversary in March-May 2015
Dre Britton (Maryland USA)
http://www.drebritton.com
https://www.facebook.com/drebrittonart?fref=ts
It was a renovation under construction to the guest house from the business hotel at that time
And holding a studio in Bacchus while helping the construction work
he did the art creation and presentation.
While reviewing the encounter and creation
for Art is born place and time in the city
we will happily talk with the people to know the time.

Future guest house,
The future of Kofu, Yamanashi,
Future of Art …

Wide in the topic, should that become visible now connecting the past and the future.
Ladies and gentlemen, please come by all means.

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2015 November 3rd @BACCHUS

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(左から)      赤松      吉田      坂本      野田

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司会

辻 佑介

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ゲスト

野田 寛/バッカスオーナー/甲府市生まれ

県内各地で生活後に上京して大学入学 甲府はいわば憧れの街

今は人が減ってしまい寂しさ感じる 大好きな街を盛り返したい

吉田陽祐/バッカスオーナー/福島県生まれ

山梨大学入学を機に甲府へ 卒業後は上京して就職

週末は甲府へ戻って地方生活を満喫していた

坂本 泉/エアリー代表/甲府市生まれ

東京ー富士吉田ーロサンゼルスー甲府

「甲府でおもしろいアートを観たい」から「エアーの持つ社会性に開眼」へ

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モデレーター

赤松智志/「ホステル&サロンSARUYA」オーナー/千葉県生まれ

富士吉田在住 地域おこし協力隊員

富士吉田の街をおもしろくしたい

まずゲストハウスをつくってそこで何が起こるか自分の目で見たい

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@Bacchus

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スライドによるドレ・ブリトン 滞在の振り返り(前半)

10周年事業の概略説明 2015年3~5月実施

海外4作家x日本人マネージャーがペアになって県内各地で同時エアーを行う

・甲府市 ドレ・ブリトン(USA)x渡辺俊仁@バッカスゲストハウス改装工事中

・北杜市 ローラ・ポールド(エストニア)x本杉郁雲@シュマン・ド・ボヌール

・南アルプス市 ヨナ・ハンセン(デンマーク)x依田正樹、荒川史子@FUMOTO

・富士吉田市 アンナ・ゴンザレス・野口(UK)x赤松智志、小林 純@ハモニカ横丁

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@Bacchus

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Q 「ドレ滞在のはなしが持ち込まれた時どう思ったか?当初の印象は?」

野田:

当時ビジネスホテルからゲストハウスに改装工事中で、二階は全部空いていたので提供可能だった

「スペースが欲しい」と言われたので「使っていいよ」と快諾

改装中の現場から廃材を選んで自分のスタジオスペース(二階)へ運んでいた

初対面は暗いアメリカ人だな(笑)

吉田:

親しかったアメリカ人が帰国した直後でさびしかったので、ドレの滞在話はタイミングよかった

会ってみると礼儀正しい印象でとにかく日本語で話したがった

すでに少し日本語を勉強してきていた

3月から毎週末に「破壊飲み会」(昼は壁紙剥がし、夜は飲み会)というイベントをやっていた

廃材を使うアーティスト

坂本:

二人は現場監督のような存在としてドレの日々の生活に関わってくれた

来日直後に粗大ゴミ回収の日があり、大きなタンスなどを素材として入手

親しい大工さんに頼んで、不要になった日本の建具や襖などを入手した

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Q 「4ヶ所へのアーティスト振り分けは?」

坂本:

どのマネージャーと組んでどこで滞在制作するかはとても大切

アーティストを送り込む開かれた場所探しと同時に、マネージメントできる若者を探していた

大きな実験だったがうまくいった


@Bacchus

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@Bacchus

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Q 「3~5月へかけて何が起こったか?」

野田:予想以上に早くみなと親しくなった

特別視はしない

普通に接するとよろこぶ

自然に時間がすぎていった

最後には甲府は第二のふるさとと言ってくれた

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吉田:昼は制作して、週末は飲み会やBBQで友達が増えていった

住みながら改修工事をしていたので朝起きると隣の部屋でドレが音楽をかけながら制作していた

それは自分がめざしているゲストハウスの状態に近い

外国人と地元の人がいて日常の時間が過ぎていくこと

ドレを好きになって彼に協力してくれる人たちがでてきた

雑然としてゴミが積まれていたカオスな部屋が作品の展示室になった「驚き」

飲み会に来たひとがドレのスタジオを訪ねて「かっこいい」

アーティストを好きになってその作品を好きになる

ドレの大型彫刻作品を自宅で預かってくれるひとがでてきた

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@AIRY

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Q 「ドレのマネージメントについては?」

坂本:

マネージャー渡辺俊仁を中心に計画

ヒップホップダンスワークショップ(@舞鶴城信玄公祭り、清里ひまわり、クロストーク「AIRの息吹」県立図書館、その他)

似顔絵屋(@元気祭り、富雪カフェ&ギャラリー、甲府動物園、オープンスタジオ、その他)

アーティストをいろいろな面からみて一人の人間としての魅了を伝える

美術館やギャラリーからのみでなく、生活の中から生まれるものを掬い上げたい

人々にアートの楽しさを伝える

まちの中のいろいろなスペースでその可能性試したい

工事中の建物やまちなかの空きスペースにアーティストを送り込む

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@AIRY

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@ハモニカ横丁「元気祭り」

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@富雪カフェ&ギャラリー

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参加者の声

斉藤:

ホテルとゲストハウスの違いは?

野田:

相部屋形式の交流型滞在施設のこと

安価で気軽に泊まれる バックパッカーの宿

食事は街に出て食べてもらう 一ヶ所で囲い込むよりは街へ出て欲しい

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池戸:富雪カフェ&ギャラリーオーナー

マルシェにエアリーのアーティストが参加することで普段アートに接しない人もアートが身近になる

富雪ーバッカスーエアリーで理想的な三角形を描いている

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出戸:

ヒップホップダンスを一見して気に入った

友達のDJと合わせたらおもしろいだろうと直感でオープンスタジオ時に「AZUMA TOP」を企画

最終的に50名ほどが屋上で音楽とダンスを楽しんだ

いい空間を演出できたと思う

AZUMA TOP@rooftop Bacchus

Photo by www.ichilyn.com

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YOUNG-G from Still Ichimiya

AZUMA TOP@rooftop Bacchus

Photo by www.ichilyn.com

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「甲府での生活でドレの作品に変化あったか?」

3ヶ月の短い滞在中に変化を捉えるのは難しい

日本家屋から出た廃材(建具や襖など)の繊細な作りに興味をもって観察した

これからの彼の制作をを見守りたい

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平野:

ドレが影響を受けたアーティスト「ゴードン・マッタ・クラーク」(米)の研究者

人が去った後のマンハッタン建物を切り取った作品

NY再開発で人が消えた移民居住区の建物を真っ二つに切った作品

作品は写真とパーツのみ残されている

その後グリーン通りに「フード」というレストランをつくりアーティストコミュニティーを築いた作家

http://matome.naver.jp/odai/2139245958446419401

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「これからのバッカスにきたいすることは?」

小嶋:

自分の世代はユースホステルだった

今回は直接手伝えなかったのでクラウドファンディングで協力した

オープンスタジオに来たがタイミング悪く中へ入れず今日初めて建物内をみる

甲府でひとが集まる場所バッカスやエアリーを外へ向けて発信する

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「これからの抱負は?」

野田:

交流拠点を作りたい 海外・県外から人を呼ぶ 山梨から世界へ発信したい

次の店舗計画もあり?

吉田:

垣根を低くしておくと周りからいろいろな企画を持ち込んでくれる

受け入れ幅の広いのが自慢 オープンな受け入れを心がける

その中から幅広い文化の交流が生まれる

先輩方からの提案は必ず何かを学べる

ドレの受け入れがうまくいって可能性を感じた

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通訳 三森なぎさ

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きょう初めてバッカスへ来た方も含めて大勢の方が参加してくれました

ありがとうございました!!!

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後半は「ご近所ソウルフード」で懇親会

キッチンは大忙し

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食パン「丸十パン」xコロッケ、ハムカツ、白身フライ「高野牛肉店」は

絶品!

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正しいいただき方

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芦澤真琴 & 野田 寛

カテゴリー: 10th

AIRY10th_closing talk & party

10周年事業「WE breathe AIR」は無事終了いたしました。ご協力いただいたみなさまこの場を借りて御礼申し上げます。

ありがとうございました。

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10 anniversary “WE breathe AIR” has completed its successful. Everyone was our cooperation and I thank to take this opportunity.

Thank you all!

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「同時多発どこでもAIR」2015.3-5
www.air-y.net
10周年記念事業として3月~5月、豊かな自然、地方の文化、移動、農業、祭り、空き家再生、アート・マネージメントなどをキーワードに県内4ヶ所を結んでAIRを展開してきました。
前半は甲府のAIRYに滞在してリサーチと制作の準備を。後半は北杜市、南アルプス市、富士吉田市、甲府市にて各地のアート・マネージャートともにオープンスタジオを開催中です。
期間中は各地域の皆さまから励ましや協力をいただき、本当にありがとうございました。オープンスタジオも残すところ4日、月末の帰国日が近づいています。
作家たちが3ヶ月の山梨滞在してみたものは?
制作への影響は
地域の人々との出会いは
アートマネージャーたちの奮闘は
これから作家たちが目指すものは
これからの山梨のAIRは聞いてみたいことが山ほどあります
話したい人がたくさんいます
反省点もたくさんあります

この機会に3ヶ月の軌跡をたどる楽しいひと時に。

*ギャラリーには4作家の小作品を展示します。もしかしたらオープンスタジオには展示されなかったレアな作品もあるかもしれませんーどうぞお楽しみにしてください*

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日時:
2015年5月24日(日)
13:00~14:00 トーク
15:00~17:00 パーティー
場所:
AIRY 400-0031甲府市丸の内2-37-2
参加費:1000円 (飲食含む)

フード  ひなた食堂
コーヒー 辻コーヒー
など
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AIRY10th closing talk & party
5/23 Sunday 13:00-14:00 talk
14:00-17:00 party

¥1000 @ door/ include food & drink
We look back on the 3 month project, we share nice time!
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fujiyoshida AIR_hamonica yokocho
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hokuto AIR_CHEMIN DU BONHEUR
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minami alps AIR_FUMOTO
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kofu AIR_BACCHUS guest house
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all art managers
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artists & directer
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HInata Shokudo by Yuko Yokota
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投稿
カテゴリー: 10th

Anna Gonzalez Noguchi / UK

Anna Gonzalez Noguchi

www. annagonzaleznoguchi.com

UK

sculpture, installation, video, photo

March-May 2015

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アナ・ゴンザレス・野口

1992生まれ

イギリス

彫刻、インスタレーション、ビデオ、写真

2015年3~5月

https://www.facebook.com/events/406321409536504/

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Developing relationships between place, people and objects is what I aim to do in my art practice.

I focus on the more distant relationship I have with Japan through my grandmother. I draw influences from Japanese culture and express the dynamic of my relationship with it, through video, sculpture and site-specific work.

The other half of my practice plays with creating relationships between two components; one object or material will dictate the form of another. The relationships become linked and a non-verbal language communicates new meaning.

While both facets are explored individually the crucial elements are the points of intersection.

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場所と人、物との関係性を構築していくことが、私のアート制作の目的である。

最も遠い距離である日本と自分との関係を、私の祖母を通して焦点を当てたいと思う。日本文化、そしてそれを表現する、例えばビデオ、彫刻や、ある場所での作品などを通したダイナミックな技法から得たものを私は描いている。

残り半分のアート作品は、次の二つものの関係性を作り出すことである。ある対象物や材料が、他の何かの形を要求する。つまり、その関係性とはリンクされるもので、言葉の力を借りずとも伝わり新たな意味を持たせるものである。

おのおのの側面が見つけ出されると、何か決定的な要素がそれらの重要な鍵となってくる。

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Workshop:  Mapping My Place

I am interested in the relationship that people have with their own “place” or “hometown”.  A place that we always live in becomes so familiar that we do not always take notice of our surroundings and their meaning to us.

The purpose of this workshop is to allow the local audience to actively engage in their surrounding and their own town through experimental drawing and present their reflection of Yamanashi identity.  I hope the workshop will create a celebration of Yamanashi by the participants.

人々が、自分の「場所」や「故郷」とどんな関係性を持っているのか、興味があるところである。普段住み慣れた場所とは、当たり前すぎて、身の回りのものやそれらが持つ意味は何なのか、特に重要視しなくなってきている。

このワークショップの目的は、山梨のアイデンティティーを再考したり、実験的に絵を描いてもらったりして、地元の人たちに積極的に身の回りの物や、自分達自身のことを考えてもらうことにある。ワークショップが、参加者の人たちによる山梨へのお祝いの意味を作り出せたら幸いである。(Translated by Nagisa Mitsumori)

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bound

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outlined

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recognition

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Anna Gonzalez Noguchi residency in Fujiyoshida city is managed by

hamonika Yokocho_ Jun Kobayashi & Satoshi Akamatsu

マネージャー/ 小林 純、 赤松智志

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Anna’s workshop [mapping my place] held on 3rd & 9th May.
ワークショップ参加者を募集しています。

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甲府市AIRYでの準備期間を経て、いよいよ5月から富士吉田市ハモニカ横丁で滞在制作を始めるアンナのワークショップを開催します。
開催場所は下吉田倉庫(下吉田駅横)

旧富士製氷に変更になりました

郵便番号 403-0004
山梨県富士吉田市下吉田5263
富士吉田みんなの貯金箱財団事務局(旧富士製氷跡地)

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連休中の一日、アンナに会いに来てください。

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ワークショップ「マッピング・マイ・プレイス」
富士吉田市内(下吉田駅周辺)を作家と共に歩きながら、まちの記憶や人々の営みを掘り起こしてスケッチと彩色をします。
家々や看板、植物に交通標識など普段見過ごしているものを改めて観察してスケッチしてみましょう!意外な美に出会えるかもしれません。
そのあとで参加者全員の作品をコラージュして、一つの大きな作品に仕上げます。
「このワークショップが参加者のみなさんへのプレゼントになれば嬉しいです」

日時:5月3日(日)9日(土)10:00~15:00
場所:下吉田倉庫(駅横)
対象年齢:8~15歳 定員各日15名
料金:500円/一人 弁当持参
持ち物:はさみ、鉛筆、色鉛筆、もしあれば携帯カメラ
通訳あり
要予約:junbe.kob〇gmail.com (〇を@に変えて申し込んでください)

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5月3日WS終了しました

5月9日WS定員に達しましたので申し込みを終了しました

ありがとうございました!

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RED EXHIBITION
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現在、富士吉田市下吉田駅近く
旧富士製氷にて開催されている「RED展」
その中にアンナのオープンスタジオが併設されています。
昭和時代の古い建物が壊されずに現存するモノクローム色の彼の地で
原色のREDとその補色であるGREENのみを使った
大変インパクトのある展示内容です。
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アンナのオープンスタジオ日程はRED展全体よりやや短く
5月1日(金)~23(土)となっております。
連休中を除く(月)(火)休み
制作中の作家と直接話せるこの機会に
ぜひお出かけください。
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ANNA GONZALEZ NOGUCHI
open studio@旧富士製氷
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カテゴリー: 10th

Dre Britton/USA

Dre Britton

www.drebritton.com/

sculpture, painting

residency March – May 2015

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ドゥレ・ブリトン

1991.8.22アメリカ生アメリカ育ち

2013メリーランド州・インスティテュート・カレッジアート卒業(BA

彫刻、絵画

2015年3~5月滞在

https://www.facebook.com/events/280500635407385/

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This body of work is comprised of found furniture and fractured objects from the city streets of Baltimore.

The level of decay evident in each object dictates the extent to which I formally intervene to develop sculptures, paintings, and hybridized three-dimensional works of art.

Methodically exploring degrading structures, bolstering support mechanisms, and considering elements of weight mass, volume, color, and texture of an object drive the aesthetic reflection in my studio practice.

Present in each object are vocabularies derived from painting, sculpture, and digital media that I have become familiar with through the pluralistic study of contemporary art.

Working with the detritus of a working class city, I am able to reconcile and explore the contradictions inherent in the class difference in the associative properties of varying kinds of urban industrial waste and material media indexical to fine art.

各オブジェクトの存在とは、これまで私が多岐に渡り関わってきた現代アート、例えば絵画、彫刻、デジタルメディアなどから引き出された言葉のようなものである。

労働者階級の街に残された廃棄物を使うことで、様々な種類の都市産業廃棄物や材料における階級の違いやその矛盾をもう一度組み直し探求することができ、それを現代アートの指標とすることができる。

作品は主に、ボルチモアの街の通りで見つけられた家具や、壊れたオブジェなどから成り立っている。オブジェの破損の程度によって、彫刻を作ったり絵を描いたり、3次元作品を作ったりする際、その可能性を見つけることができる。

念入りに劣化する構造を探求したり、それを支えるメカニズムを強化したり、体重質量、体積、色、物体の質感を深く考えることで、自分のスタジオでの実践に美的な反応を導き出すことができる。(translated by Nagisa Mitsumori)

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Dre Britton residency in Kofu is managed by Toshihito Watanabe

マネージャー/ 渡辺 俊仁 Tosso

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@BACCHUS kofu guesthouse of Yosuke Yoshida & Hiroshi Noda

バッカス/ 吉田陽祐、野田 寛

http://bakatokasu.exblog.jp/

https://www.facebook.com/Bacchus.Kofu.GuestHouse.Project

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popping dance work shop @ Maizuru castle park 4th April

信玄公祭り会場にて

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ドレは3月からAIRYに住んで元ビジネスホテルからゲストハウスへと改装中のバッカスに通いながら制作しておりますが以下の内容でオープンスタジオを開催いたします。廃棄家具や日本家屋建具、捨てられたオブジェなどを解体して読み解き、異なる立体へと組み替えて新たな彫刻作品を作り出すー

ドレの表現を体感してください。

5月17日(日)~23日(土)11:00~18:00

*所在地/address

BACCHUSバッカス

山梨県甲府市丸の内3-33-12

3-33-12 Marunouchi, Kofu city, Yamanashi

お気軽にお越し下さい!

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5月17日(日)11:00-12:00

「作家と行くおもしろツアー」参加者募集中

バッカス集合、現地解散

予約不要 無料

*この時間帯は展示会場は休場いたします*

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5月18日(月)

4名作家相互の県内AIR訪問のため休場いたします

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Dance and DJ Party “AZUMA TOP”
5/23(土) 14:00~21:00 @BACCHUS屋上 入場 ¥1,000

Dance: DRE BRITTON
DJ: YOUNG-G (stillichimiya)

BIG BEN (代表曲「いったりきたりBLUES」)

T2O and more

Food: DETTO CURRY スープ屋(仮) SANDWICH BOYS and more
Drink: ヨイドレバッカス

*more information coming soon

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カテゴリー: 10th