こうふのまちの芸術祭 レジデント・インタビュー

こうふのまちの芸術祭に滞在したアーティスト(4名)にインタビューしました。 

 

タノタイガ

東京出身 仙台育ち

甲府滞在期間:2週間

Q1,日本で行ってみたい(好きな)ギャラリー

 僕を受け入れてくれた美術館

Q2,作品のアイディアが生まれるのはいつ

 日常生活のふとした瞬間

Q3, 制作に行き詰ったとき

 眠る。ドライブ。旅。

Q4,甲府での作品タイトル、コンセプト

 Memories.(Mellow Yellow, 泉,そしてN医師へのオマージュ)

Q5,甲府の印象

 思っていたより、東京より近かった。

Q6,AIRYへのメッセージ

 温かく迎えてくださりありがとうございました。

これからもたくさんのアーティストの交流の場として頑張ってください。

祭りは終わった!これから中尾医院の片づけへ

エアリーベランダにてタノタイガ(左)

 

 

 

LINDA HAVENSTEIN (リンダ・ハーヴェンスタイン

 ドイツ・ワイマール出身(WEIMAR)

甲府滞在期:2010年9月3日~26日

 (日本:2010年9月~2011年1月)

Q1,日本で行ってみたい(好きな)美術館・ギャラリー

 小さい方の美術館・ギャラリーにすごく興味を持っています。大きい方に対する違和感があります。特に六本木の森美術館みたいなのがいやだ。

Q2,作品が生まれたのはいつ

 2009年の東京滞在の時でした。

Q3,制作にいきづまった時

 緑の照明を作る時が一番大変でした。どうしてもダメだった。それで諦めた。

Q4,甲府での作品、コンセプト

Tokyo enveronments2009* (vers.2010)|インスタレーション

  Tokyo enveronments(2009)東京公演アレンジメントを山梨のAIRYギャラリーに持ち込む。

ギャラリー内を人口公園にし、優しい風に揺れる上野は、その木陰からのぞく美しさを、プラスチックの原っぱの上でのんびり楽しめるスペースとして展開。 

*Tokyo enveronments2009 

紙・プラスチックの網・ガーデニング道具

 東京は、世界中でコンクリートのジャングルの風景、つまり緑が少ない場所として知られている。東京のいわゆる「公園」と言う場所は、ほぼすべて人工物で造園されているため、複雑系としての自然システムの共通点は、もはや見いだすことが困難であるといえる。

そこで私は、明らかに紙とプラスチックからできている葉/植物を植えることで、「東京」を裏づける人の手によって高度に「自然」に模倣された空間の純度を上げることにした。

そして新宿では、紙製の葉と蔓を高層ビルから香料とした歩道に垂らし、プラスチック蔓が巻かれ樹脂ポスターをかぶった電柱は、紙製の葉々を生やし、日本のコンクリート都市の喧騒を奏でた。

Q5,甲府の印象

 甲府はね、元気してるらしい。自然が多く、健康的な場所も結構好きなので、甲府の街も好きになった。特に盆地の景色がすごくきれい。経済は農業に基づいて盛んであり、安定しているというし、幸せなところという印象です。アートのシーンは少ない(・・・もしかして・・・ない)。それだけはもっと頑張ってほしいです。

Q6,AIRYへのメッッセージ

 日本でレジデンスをしたいと思っている外国人には、AIRYがわたしのお薦めです。甲府の街の大きさや盆地の景色や商店街などがすごく魅力があって、日本ぽいって感じです。そういうところでレジデンスができるということはすばらしいことであると思って、AIRY自体もすごくいい環境なんです。アパートもすてき、ギャラリーもちょうどいい広さで、AIRYでの滞在・制作は自分にとっても本当によかったです。インターネット(がつながらないこと)だけが問題点。

 甲府後は東京→沖縄へ向かうLinda Havenstein

 

 

大城 真

出身:沖縄 東京在住

甲府滞在期間 9/13~16, 9/19, 9/24~26 

Q1,日本で行ってみたい(好きな)美術館・ギャラリー

 色々ありますが、個人的に興味があるのは運営してる人だったりする。 最近は特に自分と世代の近い人間か(20~30代)人間が運営側に少し増えているように思うので、そういう所をもっと知りたいと思ってます。

Q2,作品のアイディアが生まれるのはいつ

 テーマから始まるものもあれば、手を動かしている時に発見するものもあります。人の作品を見て思い出す場合も。

Q3,制作にいきづまった時

 手を動かす。あるいはなにもしないでボーっとする。人の作品を見ると無理して作っても気に入るものができない事は多い気がする。

Q4,甲府での作品タイトル、コンセプト

 未定

Q9,甲府の印象

 良いまち。地方都市ではありますが、地方ではありますが、地方都市特有のチェーン店で埋まった風景が少なくて、閉塞した雰囲気が閉塞した雰囲気があまりない。

Q10、AIRYへのメッセージ

 頑張ってください。  

 

 ミゼットで甲府入り、大城真。

 

 

Elisabeth Smolarz

出身: Walbrzych(ポーランド)、ニューヨーク在住で働く

甲府滞在期間 9月10~12日

Q1,日本で行ってみたい(好きな)美術館・アートギャラリー

 今までの中では3331がとても好きです。しかしまだそこの全てのアートスペースを見る機会がないんです。

Q2,制作のアイディアが生まれたのはいつ

 2009年のルクセンブルグ

Q3,作品にいきづまった時

 行き詰まることはない。

Q4,甲府での作品のタイトル、コンセプト

 この作品は年の終わりまでに完成します。まだどんなタイトルになるかは決まっていません。

Q5,甲府の印象

 Love it !

Q6,AIRYへメッセージ

 温かいおもてなしをありがとうございます!今後も良い仕事をし続けてください。

ビデオ作品 [MELUSINA&ZETIAN]を発表したELISABETH SMOLARZ