【演劇ユニット ゼロ企画 ワークショップ発表会 延期日程決定のお知らせ】
平素は弊団体の活動にご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。 この度 2/24(土)に上演を予定しておりました演劇ワークショップ発表会 『わが町(三幕)』に関しまして延期開催をする旨をご案内させていただいて おりましたが、新日程が下記の通り決定いたしました。
【変更後日程】
① 2024 年 5 月 4 日 11:30 開演
② 2024 年 5 月 4 日 15:00 開演 (終演後意見交流会有り)
皆さまと改めて会場にてお会いできることを楽しみにしております。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2024 年 3 月 演劇ユニット ゼロ企画 主宰 佐藤 拓哉
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【演劇ユニット ゼロ企画 ワークショップ発表会 延期のお知らせ】
日頃は弊団体の活動にご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度2/24(土)に上演を予定しておりました演劇ワークショップ発表会
『わが町(三幕)』に関しまして、関係者の体調の不良により、観客の皆様と関係者の安全面を考慮し、延期とすることを決定いたしました。発表会を楽しみにされていた皆様、また今日までご協力をいただいた関係者の皆様に心よりお詫び申し上げます。また発表会の直前のご案内となりましたことを深くお詫び申し上げます。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。延期日程やその他詳細につきましては内容が決まり次第、改めて案内をさせて頂きたく存じます。皆様とまた、安全で健康な状態でお会いできることを心より願っております。今後とも弊団体をどうぞ宜しくお願いいたします。
2024 年2 月18 日 演劇ユニット ゼロ企画 主宰 佐藤 拓哉
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演劇創作ワークショップ発表会『わが町(第3幕)』
演劇ユニット ゼロ企画
作品:『わが町(第3幕)』
作者:ソーントン・ワイルダー
演出:佐藤拓哉(脚本潤色)
出演:こむぎ・和田奈都木・石原伸・雲型浮輪
【発表日時】
①2月24日(土) 11:30開演
②2月24日(土) 15:00開演(終演後に「意見交流会」あり)
※いずれも30分前に開場いたします。
【意見交流会とは】
終演後に、ざっくばらんに作品についての意見や感想を話せる時間を設けたいと思います。公演の感想や疑問点についてお話をするとともに、私たちと皆さま双方が作品を通じ色々な発見ができるような場にしたいと考えています。交流会の時間は約1時間程度を予定。ご希望の方には、開場の際に上演台本をお貸しいたします。
【会場】
Artist In Residence Yamanashi [AIRY] 2F/山梨県甲府市丸の内2-37-2
※甲府駅から徒歩10分程度
お車でお越しのお客様は、お手数ですが近隣のコインパーキングをご利用ください。
【あらすじ】
ありふれた日常生活のかけがえのない価値を問う、ソーントン・ワイルダーの代表作『わが町』。
今回はとある視点から、人の一生を超越する流れの中に潜む「何か」について見つめ直す第3幕をお届けいたします。
【チケット/予約方法】
◇無料(要予約)
※全席自由、先着順予約受付
①11:30開始 ②15:00開始
※予約後に変更・キャンセルをされる場合は、必ず問い合わせ先までご連絡ください。
【予約方法/チケット発売中】
◇カルテット・オンライン(ご予約フォーム(1/24より開始))
※事前にカルテット・オンラインよりご予約をお願いいたします。予約フォームに必要事項をご記入の上、ご予約下さい。
◇メール(zero.kikaku2018@gmail.com)
※お名前、人数、お電話番号をご記入のうえご連絡ください。
【お問い合わせ】
◇メール:zero.kikaku2018@gmail.com
◇TEL:080-6511-7806(佐藤)
●演劇ユニット ゼロ企画 とは
常に遊び心と挑戦する気持ちを忘れず「演劇でしかできない表現」を追求するとともに、山梨の演劇がより一層盛り上がるよう「演劇の輪」を広げる活動をしています。HP:https://peraichi.com/landing_pages/view/zerokikaku
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公演を終えて、
今回の公演は、2月公演が延期になり新たに設定された5月日程で開催、3月4月を経て季節は冬から春へー各自がモチベーションを保ちつつ、体調を整えて臨む新たな目標を胸に開催されました。
『わが町(第3幕)』 ソーントン・ワイルダー作、 ゼロ企画主宰の佐藤拓哉による脚本潤色によるものです。米ニューハンプシャー州の架空の町を舞台に展開される 3幕物の戯曲で、今回の公演は第3幕のみを取り上げている。
*潤色とは: 「潤いを与え、色取りを加える」という文字通りの意味を表す。脚本においては、物語や文章に手を加え、ある程度物語を作り直すような場合を指す。
*第1幕が舞台監督が地質学的、歴史的説明を含めた町の説明をし、「グローバーズ・コーナーズ」が特別なことはないありふれた町であることの説明がされる。医師のギブス家と新聞編集長ウェブ家を中心とした町の一日を描く「日常生活」。第2幕は、第1幕の3年後、ギブス家長男ジョージとウェブ家長女エミリーの結婚式の1日を描く「恋愛と結婚」。第3幕は第2幕の6年後、産褥で死亡したエミリーが、それ以前に死亡したギブス夫人ほか死んだ町の住民と墓場で会話する「死」。進行役である舞台監督によって劇が展開されていく手法が取られている。舞台装置はきわめて簡素で、机や椅子などが置かれているだけで、小道具や書き割りなどはない。すべては役者の動作によって表現される。この手法には日本の能や中国の演劇の影響があるとされる。(wikipediaより)
第3幕では愛する人の死、現実世界と死後の世界について演じています。進行係りの語りと手にしたランタンにより観客は両方の世界へと導かれます。また、照明操作による微妙な空間変化が両世界への移動を助けます。
約百年前の時代設定にも関わらず、近年私たちはコロナ禍や地震、世界各地の戦争により死を身近に感じていることから現代に通じるテーマであると感じます。一日だけでも生の世界へ戻りたいエミリ、それを止めようとする死の世界の家族と友人。エミリの純粋な願望が叶い、誕生日を選んで生の世界へ戻ってゆくが・・
観客は、もう一度生きて会いたい人の存在を考えながら劇に吸い込まれているようです。”あぁ、人間てみんなああなのね、先の見えない人たち”とエミリに言わせる無常観、生きているのか死んでいるのか。観客はエミリの旅に同行して、生きながら死後の世界を旅してまたグローバーズ・コーナーの風通しのよい丘の上の墓地へと戻ってきました。そこは以前と同じ墓地に変わりはないのですが、死後の世界を一度でも経験したという意味で明らかに以前とは違う死生観を持ったことでしょう。
舞台監督1名、照明1名、一人二役ありの配役4名による簡潔で熱のこもった公演。エアリーの小さなスペースを踏まえての舞台装置は椅子四脚のみとシンプルに、場面転換では墓地の墓石と両世界の登場人物たちの居場所にもなります。そして追加の照明設置が普段のギャラリー照明から舞台照明へと効果を盛り上げます。事前の会場視察や照明チェックを経て小さな箱の最大限の利用効果をあげ、延期を乗り越えてこの普遍的戯曲をやりきったゼロ企画メンバーに限りない拍手を送ります。
公演後の意見交流会へは観客全員(15:00-回限定) が参加、公演を終えて安堵の表情の出演者を囲んでなごやかに感想や意見が交わされたことを追記します。