『天気雨を待つ waiting for a sunshower』 展示と販売会

作家:大方岳 / 展示と販売 三日間

タイトル:『天気雨を待つ』 waiting for a sunshower

期間:3 月 8 日(金)~10日 (日)11:00~18:00

会場:AIRY 甲府市丸の内 2-37-2

目的:大方岳の日本での活動の区切りとしてこれまでの作品を展示、販売する。

【概要】 私は4月からドイツに渡航して大学院進学を目指します。 そのため日本での作家としての活動はこれまでより静かになります。この展示はその区切りに今までの作品とこれからのテーマを示唆する作品を集めて販売をいたします。 大学卒業の2020年はコロナの年でいろいろな計画が白紙になりました。在学中からインターン として関わってきた AIRY で個展ができたことやそのあとに「かいぶつくんの探し物」<落書きプロジェクト>をできたのは本当に幸運なことでした。その AIRY でこのような展示ができることは 大きな意味があります。 この即売展示ではすべての作品を販売して、購入されたものはその場でお持ち帰りいただけます。もしお好きな作品があればご検討ください。 会場では作家が「似せない似顔絵」(有料)をお描きします。お気軽にお声かけください。

【展示コンセプト】 これまでの活動の中で私はあまり一貫性を重んじてこなかった。その時々で作りたいものや自分 の状況などを表現しようとしてきた。乱雑な思考や、定まらない視点をそのままに表せればいいと考えてきたのだが、どうしてもそれをそのままにできない臆病な自分もいて悩んでいた。そのよ うな活動をしながらなんとなく共通のテーマができていた。それは<不安>や<孤独>だ。だいたいそこから創作がスタートしている。<不安>をそのまま描く、<孤独>から抜け出すために親密性を描く、自分の精神障害の治療を通して祈りというプロセスを考える。など<不安>や<孤独>を起点にいろいろなことを思いつく。頭の中にいつも靄のような雲のようなものがあり、その量が日によって変化するようなそんな日々なので考えがなかなか整理できない。だから絵を描くことやそれによってできたつながりには大変助けられてきた。それは雲から雨を降らせようとすることで恵みの雨や雨のあとの晴れを期待することに似ていると思った。タイトルはそういう意味を込めている。

1997年 大阪生まれ 北杜市育ち甲府在住 

2016年 
山梨学院大学国際リベラルアーツ学部 iCLA 入学

2018-19年 西オーストラリア州パース カーティン大学留学 2019-現在 AIRY インターン
2020年  iCLA卒業

2020年 5-6月 「かいぶつくんの探し物」参加巡回型プロジェクト

2020年 2月 第一回個展「EXHALE」
2021年 5月  第二回個展「LONELy-LOVELy」
2022年 6月  第三回個展「聖堂/Cathedoral」

その他グループ展参加多数


作品のテーマは自認されない感情、性、孤独、不安、パニック障害 など

今回の個展イメージ元絵は
作家が自宅での制作時に作業台としたボード(地板)から
色と形の重なりの中に甲府時代の時間と想いが層になって
今展を紹介する際のイメージとして相応しく
また抽象画として見応えあるものとして選択

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会期中のイベント

3月8日(金)「似せない似顔絵描きます」(有料)〜3日間随時開催

3月9日(土)カフェ・シュン出店(元カフェ・モアラ)

3月10日(日)クロージングライブ (投げ銭)

  16:00- 活版ゾンビーズ/詩・音・おどり

  16:30- SOU sax & piano

  17:00- Pauline ukulele

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地元紙山日新聞から
いい笑顔☺

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Closing Live ❶ 活版ゾンビーズ
Poemreading, Guitars, Keyboad, Violin, Dance

僕がはじめて怪物くんにあった時

AIRYの外階段をのぼったところにある

扉に絵を描いていた

その日訪れた個展の主だとも思わずに

いつも風変わりな面白い人が集まる場所だなあと思って僕は心を躍らせた

怪物くんはどんな時でも絵を描いていた

僕はその背中を真似て

移動するとき

ひとりでご飯をたべるとき

どこでも絵を描くようになった

怪物くんの絵の講義を受けたら

心の向くままに鉛筆を走らせること

そこから浮かびあがった絵柄をもとに作品を作ること

それは僕が文章を書くときとおなじだった

何も考えずに浮かんだフレーズを書いていく

その断片を拾って

つなぎ合わせていくと

気がついたらテーマがきまって

何かが出来上がる

そんな怪物くんは

作品と作品のあいだによく

ことばだけの展示もするようになった

楽しい時に楽しいと言うことも

大好きな人に大好きだと言うことも

一瞬ためらってしまう僕の心に

怪物くんの赤裸々な言葉は

いつも突き刺さってぬけない

それは今もまだぬけない

たんたんと

受け入れたり

あらがったり

少年の日より文学をこころざす僕よりも

まっすぐに自分と

まっすぐに揺れ動く心と

まっすぐに今その瞬間と

まっすぐにまっすぐにまっすぐに向き合う

怪物くんからこぼれだす言葉たちは

毎日研がれた刃のように美しく

すぐには刺さったことにさえ気がつかない

僕の心に美しく

でもグサりとナイフをつきさしたまま

あばよ!って言うのかい

せめてそいつを抜いて優しく消毒して

絆創膏くらい貼っていってくれよ

<かいぶつくんに送る詩(うた):宮田ジョバンニ龍二>

活版ゾンビーズ
Poemreading, Guitars, Keyboad, Violin, Dance
龍二、俊輔、洋子、泉

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Closing Live ❷ SOU/ Sound of Univers

SOU/ Sound of Univers
Theo & Kaho
PIano & Disital Sax

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Closing Live ❸ Pauline

Ukulele & Songs

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Thank you for the all joining to the Exhibition & Live, it is a lovely farewell to Gaku Okata who is heading to German to have more art experiences in April. We wish he will have a fruity time there. Bon Voyarge.