「マレーシアどうだった?」
~Pulau Ketam International Art Festival,Malaysia 報告会~
日時:2017年1月8日(日)13:30~15:30
会場:café&gallery富雪 〒400-0032山梨県甲府市中央4-5-37
参加費:1000円 (1ドリンク付き)
主催:日米国際作家交流展x Artist In Residence Yamanashi [AIRY]
問い合わせ:airy@air-y.net
Pulau Ketam Art Association
https://www.facebook.com/artpulauketam/
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2016年11月から12月にかけてマレーシア、プラウ
・どんなイベントだったの?
・参加者はどの地域から?
・スタジオや制作については?
・滞在中はどんな生活だった?
・イベントのボランティアスタッフは?
・ケタム島の文化、生活、風習や子どもたちは?
・参加者、現地の人たちとの交流は?
などなど気になることを、来てくれたみんなで質問しなが
また、ゲストに中込靖成(アーティスト/
スピーカー:上條暁隆 KAMIJO Akitaka 、サイトウショウ SAITO Sho、篠原敬典 SHINOHARA Takanori、針生卓治 HARIU Takuji
ゲスト: 中込靖成 NAKAGOMI Yasunari
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上條暁隆 / KAMIJO Akitaka
絵画、インスタレーション 1974年 山梨県出身、富士河口湖町在住 1997年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業 【個展】 [iGallery DC 山梨] [新宿眼科画廊 東京]等 ・グループ展 [新宿眼科画廊 東京] [山梨県立美術館 山梨] 等 ・アートプロジェクト こうふのまちの芸術祭(山梨)、富士吉田芸術倉びらき Re:ACT展(山梨) 、富士の山ビエンナーレ(静岡)、 Asian Water color Art workshop & Exhibition ,Krabi ,Thailand
齊藤 翔 / SAITO Sho
ミクストメディア、1984年山梨県出身、 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了 【個展】2016 「Square」iGalleryDC /山梨 2015 「REAL | REALITY」GALLERY KINGYO /東京 2013 「Curator’s Eye 齊藤 翔展 -existence-」 山梨県立美術館ギャラリーエコー/山梨。「知覚」をテーマに平面と立体の領域を行き来し、素材も限定せずに表現活動をしている。
針生卓治 / HARIU Takuji
絵画、1984年宮城県仙台市出身、2010年東北芸術工科大学大学院日本画領域了。卒業制作優秀賞(2008年)、河北美術展(2006年新人奨励賞、2007年一力次郎賞、2008年河北賞)、上野の森美術館大賞展(2007年2012年) こうふのまちの芸術祭(2013年~) 【個展】REPEAT-/iGallery DC山梨(2014年) 個展-層-/アートスペース羅針盤・東京(2016年) 月刊誌「現代短歌」書籍表紙。2010年より山梨県甲斐市在住
篠原敬典 / SHINOHARA Takanori
彫刻、写真、絵画 1977年岡山県出身 2001年東京造形大学彫刻科卒業 2015年川越高等技術専門校木工工芸科卒業 東京都国分寺市在住【個展】2016年「Private Myth」MAIKII MASARU FINE ARTS 東京 2017年3月(予定)room103 東京国立市。私的な記憶と原始の記憶が混ざり合って生まれる心象を元に制作、人の内面の世界に関心あり
ゲスト:中込靖成 / NAKAGOMI Yasunari(アーティスト、日米国際作家交流展主催者)
絵画、1957年 山梨県出身 1984東京造形大学絵画科卒業 2007-08文化庁在外派遣研修員(カリフォルニア州立Bakersfield大学研究員) 2005~国際作家交流展代表 東京都在住(スタジオ 山梨県中央市) 日本、米国、イタリア、タイなどで個展・グループ展・ワークショップ・アートフェアへ多数参加
日本作家の海外進出支援、海外作家の日本での活動、発表の支援。山梨県出身、在住の作家の海外進出へのサポートを続ける。
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まだ正月気分抜けやらぬ本日8日「マレーシアトークセッション」へようこそ!
参考作品展示コーナー
向かい壁面作品_サイトウショウ(左)グレー、上條暁隆(中2点)、針生卓治(右2点)
右壁面_篠原敬典(8点)
机上_日米国際作家交流展カタログ
富雪カレー(小松菜、レンコン、桃入り)で打ち合わせ昼食😋
壇上左から 麻生志保(タイ水彩ワークショップ参加作家)、篠原、上條、針生、サイトウ
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クアラルンプールから西へ2時間陸路移動+船移動、プラウケタム島(通称かに島)が今回の舞台
招待作家は19か国から約100名という大きなアートイベント
作家たちは10のグループに分かれて2週間のプログラムに参加します。
日本チームはカナダ・セルビア・アルゼンチンなどとの合同チームで活動
スタジオは半屋外のオープンスペース 人と風の通りがよさそう!各自の制作スペースと食事もここで
食事は近くの食堂で調理されたものをスタッフが運んでくれたそうです。
「海外で制作することの意味を出発前に考えた。
制作するだけなら日本でもできるのだから、今回は現地見たものや会った人との交流に焦点当てようと思い
現地入りして目にしたもの片っ端からドローイングしていった。」(篠原)
「現地で降りてくるものを待った。
初日に貼ったキャンバス上に、野生のサルが足跡をつけて行ったことにインスピレーション得て
これだと思った。現地の土も絵の具に混ぜて使ってみた。」(上條)
「普段は長時間かけて仕上げる制作スタイル
今回2週間という時間限定だったので、これまでと違う考え方とスタイルを模索した
これまで直線的な線が多かったが今回楕円の線がでてきた。」(針生)
「ケタム島を俯瞰した構図でグレートーンのレリーフ状表現を試みた。
紙粘土を使う工程で、たまたま近くにいたボランティアスタッフ高校生が作業に加わるなど
オープンなスタジオでの制作は新鮮だった。」(サイトウ)
*作品の寄付
1メートル四方以内の作品2点を各自最終展示終了後に寄付することが事前に示されていました。
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朝から人々が集まってきてワークショップ始まりを待っていたことも
ちょうど学校が秋休み中だった高校生たちは、働くことに慣れている様子でした
よく働いてよく遊ぶー制作は集中してそのあとは思いっきり遊ぶリラックスする
廃材を2枚拾ってキャンバス代わりに。モノトーンの海と空が原色使いのスタジオで新鮮
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高床式の通路で島内が結ばれている
ケタム島の道路最大幅がこれ、モーターバイクと電気自転車のみが走れる幅なので静かな島
潮の流れが運ぶ生活ごみ、潮が引くと露わになる人間の生活跡
最終展示会ようす
再会を約束して2週間の滞在が終了、やり切った感みんないい笑顔
人懐っこい子どもたちがフィナーレを飾るセレモニー
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「アジア諸国が経済の発展と共に、アートにおける国際的なプラットホームを作り始めている
ネット上の知識だけでなく自分が動いて各地へ出かける
現地を訪れて制作することでアーティストは新たな刺激を受け、ネットワークを築く
開催地側は若者への教育の意味がある
また現地の自然文化をアピールすることで、観光促進の意味もある。」(ゲスト:中込)
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約一か月の準備期間を経て、マレーシアでの経験を共有することができました。参加アーティスト4名と推薦者中込さん
の協力、会場として富雪、多くの皆さまの助力で実現しましたことを感謝いたします。
加えて、タイ水彩ワークショップ(2016,2017)上條、麻生志保も駆けつけてくれました。
会場を出ると今冬二度目の雪がお出迎え❆