金沢&輪島龍昌寺 修行滞在

2020年11月

山梨ー塩尻ー長野ー金沢 JR の旅

まず訪ねるのは金沢アートポート|Kapo

”石川県金沢市野町にあるアートスペースKapo 共同スタジオ 2008年〜2014年10月の期間は兼六園下で活動 野町バス停すぐ 2020年10月閉廊”

アートスペースでありレジデンスも運営するKapoを訪ねたいと思いつつ、実現したのは何と閉廊した直後。。

Kapoが入居するビル
レジデンス活動は終了でしたが
金沢21美から十和田美へ移動された鷲田めるろさん蔵書に目を奪われて
金沢のアートシーンについて話してくれた斉藤さん(左)と

続いて白鷺美術

https://www.shirasagi-art.net/information/

宵闇に浮かび佇む 惹かれる看板
道路から観た室内風景はこんな感じ
照明の使い方がめちゃくちゃ洒落ている
病院ツールのディスプレイ
夜の病院感
実はカフェがあります
美術、音楽、映像のあるバー なんです

金沢市民芸術村アート工房を舞台に、4人の音楽家と照明演出家 巽勇太 (白鷺美術)
による無観客オンライン配信公演
音と光と影が織りなす幻想的な一夜の物語をご堪能ください。

翌日は金沢21世紀美術館周辺へ

https://www.kanazawa21.jp/

ミヒャエル・ボレマンス & マーク・マンダース「ダブル・サイレンス」

ボレマンスの彫刻的絵画そして

マンダースの詩的彫刻およびインスタレーション作品ーこれらはひび割れた粘土のように見えるが、実際は鋳造された青銅に着色されているという。

2人の作家がコロナ禍で来日できない中、オンラインのやり取りだけでスタッフがこの展示を作りあげたことに驚きを隠せない。


建築家ユニットのSANAAの設計図からイメージした軽食セット

その後、輪島市与呂見の禅寺龍昌寺へ移動

金沢市内から約1時間車で北へ走る
檀家を持たない自給自足の修養道場です
畑を囲んで住居、本堂、厨がぐるっと並ぶ龍昌寺
大黒の啓子さんは親友であり姉であり
数家族で共同生活をおくる龍昌寺では冬に備えて大切な薪のストック
完全無農薬なのでレース状に虫食いの大根葉が愛おしい
日に干してから漬物になる大根さん
境内は広くこの辺りは藍建て工房と元馬小屋など
ここの鶏さんたちはケージ知らずで野生育ち
毎日新鮮な鶏卵を採取ってすごい贅沢
龍昌寺ある日の昼下がり
薪ストーブを囲む 猫 コーヒー飲みたち 収穫した豆 
気に入ってくれたのでプレゼントしたスケッチ
使い込まれたすべてのオブジェクトが長年に渡り煙に燻され美しく其処に在る
米から糀へそして味噌つくりへ
そのすべての過程が凝縮された味噌汁
北陸の海の幸を頂きます
副住職遼雲さまによるおでんは寸胴で数日間煮込んで
もてなしの禅寺龍昌寺
滞在中の制作はスケッチ&藍色チュニック
夜のこたつでチクチク手縫い
書工房で一人ファッションショウ

本堂で朝まだ暗いうちから住職さま&副住職さまと座禅を組み 雑巾がけと掃き掃除 毎食事の上げ下げ あたりの散策とよろみスケッチ 熱すぎる薪風呂の入り方

すべてが新鮮で非日常で

マスクや距離を必要としない暗に強要もしない 真の信頼感で結ばれた人間関係と空間の禅寺修行滞在でした。