来年から始まる「さいたまトリエンナーレ2016」
テーマは「未来の発見!」
今年はプレイベントを継続的に開催中、11月22,23日に参加してきました。
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世界中に広がりを見せる小さな規模で質の高いAIRをマイクロレジデンスと呼び、存在意義やつながり方について基調提案と討議がおこなわれました。普段は小さなAIRについて勉強したり語り合う機会が少ないので、とても貴重な機会です。また国内外で実際にAIR運営する方々や研究者に直接会えることはウキウキします!
MICRO-RESIDENCE NETWORK FORUM
https://saitamatriennale.jp/event/826/
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Day1:全大会11/22@北浦和
・ResArtis理事長 マリオ・カロ
・遊工房代表 村田達彦
・ホームベースプロジェクト 創設者 アナット・リン
・国際舞台芸術交流センター 丸岡ひろみ
定住地を持たずに列車移動しながら活動する[Amtrack Residency]
各地に出向いてAIRを行う*[Homebase Project]など
物件、定住地を持たずに移動しながら活動するAIRの話は興味深い。
*[Homebase Project] は今回のプレ・イベントに[Homebase Project Saitama]として参加中
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Day2:分科会11/23@岩槻
Session 1|世界の多様なAIRから~マイクロレジデンスの魅力と可能性
マイクロレジデンスの大きな魅力のひとつは、自由でフレキシブルな発想と運営方法
アーティストが主導して行うAIRプログラムのディレクターにより、アートイニシアティブの手法、ネットワーキングの実践者からの事例発表と、AIRの可能性について
- 発表者
- エイ・コー(New Zero Art Space/ミャンマー)
ミクリッチ・トノヤン(ACOSS AIR/アルメニア)
テーホー・ハン(Public AIR/韓国)
坂本泉(AIRY/山梨)
飯島浩二(C.A.J AIR/さいたま) - 進行
- 小田井真美(Move arts Japan ディレクター)
Session 2|AIRと教育現場との協働、実践~ECoCとの連携とY-AIR構想
Session 3|地域とAIR~文化の継承、地域資源、社会・市民・アートをつなぐ場づくり
ということで初めて国際会議での発表にドキドキでしたが、各エアー15分間の活動報告とその後の質疑応答が行われ
AIRYからは日頃の活動の様子や10周年事業の内容について報告しました。
学んで知って、思いはいろいろ。これからの活動の参考や助けになるでしょう。たくさんの出会いや学びで今は頭がまだ整理されていませんが
セッション2,3も参加したかったーーー
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午後からは、岩槻駅前の分科会会場から歩いてすぐの [Homebase Project Saitama 2015] 会場へ移動
http://www.homebaseproject.org/hb-saitama.html
元人形会社社員寮の建物を市が借り受けて、約一ヶ月間アーティスト6名に開放しています。[Homebase Project]はこれまで世界各地で移動しながらHomeとは何かを問い続けています。
作品はどれも作者自身とそこに住む人々に問いかけていました。
三階建ての元社員寮
一階が共有スペースで二階三階の6部屋が各作家の居住制作発表スペース
庭には柿の木と柚の木が実をつけて来場者を迎えてくれました。
ひとが去った場所、かつて栄えた産業
現代にそのことを紐解いて再考の機会をつくるアーティストたちの力
場所を開いて迎え入れるまちの人々の暖かさ
人形のまち岩槻で家族ずれが楽しそうにこの場所を訪れて
親子が手をつないでうれしそうに建物に入っていく姿がとても印象的でした。
https://www.facebook.com/HomeBase-Project-431655456914503/?fref=ts