Laura Pold catalog arrived

2015年春の10周年作家、ローラから立派な個展図録が送られてきた。

昨年滞在中に、来年2月にタルツで大きな個展の予定があると聞いていました。母国エストニアで、10代の早い時期から美術教育を受けたローラ。大学では初めは陶芸を専攻して、次第にミクストメディアへと発展していったようです。

今はストロークを多用したアクリルペイントで風景や空気を表現している。そしてペイントだけに留まらずにそれらを果敢に屋外に持ち出して、強いて言えば旅をさせている。文章執筆にも優れて、詩的な表現は読む人を魅了する。昨年は山梨でもみなさんの協力により小冊子を作り上げた。

厚さ2cmにも及ぶこの図録には、山梨での活動内容もたくさんの写真とともに記録されていて嬉しい限りです。特に2015年5月、シュマン・ド・ボヌール(北杜市)での最終展示「Road to Silver Mine」のようすは圧巻。多くのサポートを得て成就した彼女の展示を、今一度思い起こさせてくれる図録です。

エストニアはタリンが首都で、タルツは第二の都市だそうです。似ている名前で紛らわしいですがタルツは南部に位置して人口10万人足らずとか。「TARTMUS」は「タルツ県立美術館」とでも言うのかな、ここでまだ若い作家の個展(約一ヶ月)を開催して、この図録を作ってくれることがすごいと思う。

AIRYで一冊所蔵、展示会場シュマンと通訳のあゆみさんにも一冊づつ。三冊が包まれたパッケージはずっしりと重く、受け取った時には何だろう?いつも私たちのことを思ってくれるローラは、本当にステキな人です。

製本サイズは大判タブロイド版くらい

背表紙、パッケージ、表紙、本文見開きで5カットの写真を載せます。ぜひ本物を観にきてください!

 

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