visited Akiyoshidai International Art Village (AIAV)
trans_2015-16 Opening reception & Exhibition
and Kyoto Art Center
artist in residence lecture & symposium_Kyoto Art Tour
【日程】
2月26日 新宿駅ー(夜行バス)ー新山口駅
2月27日 新山口駅ー(路線バス)ー大田中央ー(徒歩)ー秋吉台国際芸術村
オープニング・レセプション&展覧会ー宿泊
2月28日 秋吉台国際芸術村ー(タクシー)ー大田中央ー(路線バス)ー新山口駅ー(新幹線)ー京都駅ー京都芸術センター
本町ハウス(シェアハウス)ー凸倉庫(シェアスタジオ)ーアートホステルkumagusuku
アートスペース寄す処 宿泊
2月29日 京都ー(新幹線)ー名古屋ー(中央西線)ー塩尻ー(中央本線)ー甲府
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最初の目的地は秋吉台国際芸術村(以下AIAV)
http://aiav.jp/
ずっと行きたかったところ。昨夏にAIAVの塩田望実さんがエアリーを訪ねてくれて、今年はとっそがスタッフとして参加。その前にジョジョが招待作家だったことから始まって、このところAIAVに縁があり、もう今年は行くしかないでしょうというタイミングでした。滞在作家がいるとなかなか出かけられない事情もありつつ、でも行く時は行かないとっー勢い付けて行ってきました。
AIAV最寄りバス停「大田中央」はしっとり雨もよう
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新山口駅からバスと徒歩で約二時間
こんな山の中に果たして本当にあるのかという疑問が湧いて・・
しかしついにやって来ました~~~壮大な建築群は磯崎新の設計によるもの
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このところの共通テーマは「この土地の魅力」The Features of This Land
6名の各国作家たちが55日間の滞在を終えて、発表の段階を迎えました。
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ドナルド・アバド/フランス Donald Abad
秋吉台がチェス盤で岩は駒と感じた作家は、室内に岩を模したスタンドパネルを設置
コンパネ切り抜きに世界の岩のテクスチャ(紙)が張り込んであって作品の手前に座って見る
生苔が一直線に並んで視界が整うとがる仕組み。
重いはずの岩がなんだかユーモラス
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クエンリン・サイ/台湾 Kuenlin Tsai
台北での生活環境に比べて圧倒的にここは自然が雄大
木版画、音、インスタレーションで秋吉台を表現したいと毎日森へ入った
写真は苔の中央に石灰石を配した箱庭でありアジアの自然感を表現しているよう
この日はしっとり雨が降って苔の緑とテクスチャが生き生きと鮮やかだった。
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インセイン・パク/韓国 Insane Park
韓国と日本の関係について言及するも
「作家の視点を通して得られる日本のイメージは、あくまで個人的なイメージの配置」
しかし強烈でした~自前の採血液による絵画とマンガは・・
そして作家の日本に対する愛と憎しみの両方を強く感じました。
日本で購入したスカジャンがお気に入りだそう、背中にはjapanの刺繍入り似合ってましたね。。
6名の発表のあとはレセプション・パーティーへ
レストラン棟、宿泊棟とすべてがコンクリートの巨大建築群に圧倒された夜でした。
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翌日は京都へ移動して京都芸術センター(以下KAC)へ
http://www.kac.or.jp/
「AIRシンポジウム2016」@京都
一日目は講演とシンポジウム、二日目に京都アート・ツアーがあり、二日目のみ参加を申し込んでありました。一日目は残念ながら欠席でした。
予備知識なしでKAC入口に集合した面々約20名、「京都文化芸術コア・ネットワーク」の協力と案内により3台のビッグタクシーで市内へと出発。
http://kyoto-artbox.jp/kacn/concept/
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①本町ハウス_下京区
http://kyoto-penguinhouse.com/aboutus
お寺さんが運営する女性専用シェアハウス
このお寺ではシェア・ハウス以外にも空き家を活用した地域づくりすをすすめており、パン屋・陶芸工房など若手の制作活動の場になっています。
元々奥の庭にペンギンが住んでいた逸話から、アイアンのサインが作られています。
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②凸倉庫(とつ倉庫)_東山区
http://totsu-souko.tumblr.com/
京阪電鉄「水車道」踏切のまさに足元にある「凸倉庫」は若い作家たちのシェア・スタジオ
元々すだれや竹製品、御簾(みす)などを作っていた工場が空いていたのを見つけて、数名の作家たちが改装してスタジオとして使用している。今は染色・木工・ペインター・ポールダンスで、違うジャンルの作家を入れるようにしているらしい。自分の素材や制作方法以外のやり方を近くで見て、いい刺激をうけると言うし、名前の由来を聞くと、「僕らはみんな凹凸だらけ足らんとこがあるんで・・」と謙虚。一年に2500名の美術大学新卒が出る京都で、卒業後のスタジオ確保はこんなふうに地道にやってるんですね~いい感じです。
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③KYOTO ART HOSTEL kumagusuku_中京区
http://kumagusuku.info/
アート作品の中に宿泊できる、アートを体験として深く味わうことができる今話題の宿
さりげなく展示された作品や、「工芸の家」として友人の工芸家らの作品を建築の一部として随所に埋め込むセンスは京都らしい。彫刻を学んだ作家のオーナーは、一階でカフェを営みながら展覧会やイベントを企画してこの場所を拓いていく。これはもう大きな実験的作品だな。
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市内三ヶ所を見て解散、その後一人でKAC内の展示に戻る
廃校になった明倫小学校を活用した複合施設、展覧会や茶会、伝統芸能・音楽・演劇・ダンスのために使われている。一階の明倫カフェもステキ。4名作家の企画展が同時にしかもセンター全体を使って展示されて、くまなく旧小学校舎歩き回れるようになっていたし、校庭(中庭)ではおばさまたちがテニスに興じ・・理想的な旧小学校跡地利用ではないですか~廃校はそこで学んだ人にとっては心の拠り所、そうじゃない人にも学びの原点ですし。
展示内容は
鬣恒太郎/Kotaro TATEGAMI 『Dear Big Brother』 よかったです
たてがみさんってお名前は初めて聞きました
館内各所にインストールされた絵画作品は自然すぎて、元からあった小学生の作品かしら・・と思ったほど馴染んでいましたね
他にも沢山いい作品あったのですが撮り忘れました。
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そして宿泊はずっと行きたかった「アートスペース寄す処」へ
http://air-yosuga.jp/
オーナーの沼沢さんは強面ですが心優しい元刑事さん
昨年はAIRYの作家6名が山梨のあと京都滞在でお世話になっていて、いつか行きたいと
彼は前日のAIRレクチャーにも参加したそうです
二日目アートツアーで初対面、その場ですぐ宿泊予約しました
有希子さんと二人でアーティストの京都での宿泊、観光、制作を助けます
酒バーも完備した京都の新名所は、とても居心地よくて時間を忘れますよ。
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三泊四日の一人旅は気ままで楽しいことだらけ
AIAVとKAC、京都の新しいインディペンデントなアートスペース
それぞれ運営の違いが分かって、そうそうそういうことなのよねーと、
いろいろな方にお世話になりましたので次はぜひ甲府へお出かけください。