とっそ行ってらっしゃい!

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photo by Filipe Casaca 2011

「とっそ」こと渡辺俊仁が欧州へアート修行に出かけることになった。彼は2011年4月から翌年3月までの一年間AIRYに滞在してアート活動をしたAIRY初期のレジデントであり、その後自宅に戻ってからもマネージャーとしてほとんど全ての滞在作家のサポートに取り組んでくれた。この度自身のアートの制作に専念し海外で修行を積むことを目的に、欧州へ一年の予定で滞在する。

迎え入れていた海外アーティストとの交流により、今度は自分の足で現地へ出向くことは全く自然の流れであり必然と言えるだろう。AIRに滞在したり、大学院も視野に入れているという。

レジデントの脇にいつもそっと寄り添いアーティストたちに愛されてきたとっそ、今度は自分がその中心に立って思う存分活動の幅を広げてきてほしいと願う。アンテナの高い彼だから感度のよいものをいっぱいつかまえることでしょう。そして外から日本を自分を見ることでわかることがたくさんあるはず。

健康で旅を続けることを祈ります。そしてお約束の「月一とっそレポート」を楽しみにしています。

では行ってらっしゃいーーー

 

Painting in English@富士吉田げんき祭り

えいごおえかき、げんきおえかき

by Barbara Ishikura/usa & FuLe Chao/taiwan

2016年3月12日(土)

2016.03.12

 

会場の「リトル・ロボット」はコミュニティー・レストランとでも言うのかな

co-cooking やこども食堂など、料理することや食べることを通じて「食」について考えたり人々を繋げる活動をするレストランなんです。

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WS経験豊富なバーバラが講師で、若いチャオがアシスタントという役割

前半は静かな会場です。

 

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中盤から参加者が増えて、参加者がまた友達を連れて戻ってきたり。

部屋中央のテーブルにモチーフを組み立ててありますーリトロボのキッチンから鍋(大)レードル(大)ワインボトルを借りてモチーフ完成させました!

 

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ペレットストーブのおかげで暖かい部屋で、伸び伸びと描きましたー

小四女子トリオの動物シリーズはほんとにスバラシイですね。

 

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そして上條さんの個展は本日まで、間に会いましたー@Hostel & Salon SARUYA

が、ライブペイントは写真撮り忘れ、、( ̄◇ ̄;)

 

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WS合間のコーヒータイムが楽しいね!郡内織りに興味津津な二人です。

 

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「えいごおえかき」来てね~あら、そんな季節でしたか??

 

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子どももおとなも自由に楽しく参加してくれました。子どもが先に描き始めて途中からはお母さんが夢中になって絵筆を持った家族、三人のお子さん全員が参加してくれた5人家族、お子さん膝に乗せていっしょに描いたお父さん。こんな時間が必要ですって言ってくれた一人参加のお兄さんなどみなさんいい時間を過ごしてくれたことが喜びです!

 

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帰路に着く前に富士浅間神社へ

 

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そしてお約束の河口湖は車中から観光。今日一日曇り空で富士山は姿見せず・・残念!

 

 

秋吉台国際芸術村と京都芸術センター

visited Akiyoshidai International Art Village (AIAV)

trans_2015-16 Opening reception & Exhibition

and Kyoto Art Center

artist in residence lecture & symposium_Kyoto Art Tour

【日程】

2月26日 新宿駅ー(夜行バス)ー新山口駅

2月27日 新山口駅ー(路線バス)ー大田中央ー(徒歩)ー秋吉台国際芸術村

オープニング・レセプション&展覧会ー宿泊

2月28日 秋吉台国際芸術村ー(タクシー)ー大田中央ー(路線バス)ー新山口駅ー(新幹線)ー京都駅ー京都芸術センター

本町ハウス(シェアハウス)ー凸倉庫(シェアスタジオ)ーアートホステルkumagusuku

アートスペース寄す処 宿泊

2月29日 京都ー(新幹線)ー名古屋ー(中央西線)ー塩尻ー(中央本線)ー甲府

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最初の目的地は秋吉台国際芸術村(以下AIAV)

http://aiav.jp/

ずっと行きたかったところ。昨夏にAIAVの塩田望実さんがエアリーを訪ねてくれて、今年はとっそがスタッフとして参加。その前にジョジョが招待作家だったことから始まって、このところAIAVに縁があり、もう今年は行くしかないでしょうというタイミングでした。滞在作家がいるとなかなか出かけられない事情もありつつ、でも行く時は行かないとっー勢い付けて行ってきました。

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AIAV最寄りバス停「大田中央」はしっとり雨もよう

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新山口駅からバスと徒歩で約二時間

こんな山の中に果たして本当にあるのかという疑問が湧いて・・

しかしついにやって来ました~~~壮大な建築群は磯崎新の設計によるもの

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このところの共通テーマは「この土地の魅力」The Features of This Land

6名の各国作家たちが55日間の滞在を終えて、発表の段階を迎えました。

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ドナルド・アバド/フランス Donald Abad

秋吉台がチェス盤で岩は駒と感じた作家は、室内に岩を模したスタンドパネルを設置

コンパネ切り抜きに世界の岩のテクスチャ(紙)が張り込んであって作品の手前に座って見る

生苔が一直線に並んで視界が整うとがる仕組み。

重いはずの岩がなんだかユーモラス

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クエンリン・サイ/台湾 Kuenlin Tsai

台北での生活環境に比べて圧倒的にここは自然が雄大

木版画、音、インスタレーションで秋吉台を表現したいと毎日森へ入った

写真は苔の中央に石灰石を配した箱庭でありアジアの自然感を表現しているよう

この日はしっとり雨が降って苔の緑とテクスチャが生き生きと鮮やかだった。

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インセイン・パク/韓国 Insane Park

韓国と日本の関係について言及するも

「作家の視点を通して得られる日本のイメージは、あくまで個人的なイメージの配置」

しかし強烈でした~自前の採血液による絵画とマンガは・・

そして作家の日本に対する愛と憎しみの両方を強く感じました。

日本で購入したスカジャンがお気に入りだそう、背中にはjapanの刺繍入り似合ってましたね。。

6名の発表のあとはレセプション・パーティーへ

レストラン棟、宿泊棟とすべてがコンクリートの巨大建築群に圧倒された夜でした。

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翌日は京都へ移動して京都芸術センター(以下KAC)へ

http://www.kac.or.jp/

「AIRシンポジウム2016」@京都

一日目は講演とシンポジウム、二日目に京都アート・ツアーがあり、二日目のみ参加を申し込んでありました。一日目は残念ながら欠席でした。

予備知識なしでKAC入口に集合した面々約20名、「京都文化芸術コア・ネットワーク」の協力と案内により3台のビッグタクシーで市内へと出発。

http://kyoto-artbox.jp/kacn/concept/

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本町ハウス_下京区

http://kyoto-penguinhouse.com/aboutus

お寺さんが運営する女性専用シェアハウス

このお寺ではシェア・ハウス以外にも空き家を活用した地域づくりすをすすめており、パン屋・陶芸工房など若手の制作活動の場になっています。

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元々奥の庭にペンギンが住んでいた逸話から、アイアンのサインが作られています。

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凸倉庫(とつ倉庫)_東山区

http://totsu-souko.tumblr.com/

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京阪電鉄「水車道」踏切のまさに足元にある「凸倉庫」は若い作家たちのシェア・スタジオ

元々すだれや竹製品、御簾(みす)などを作っていた工場が空いていたのを見つけて、数名の作家たちが改装してスタジオとして使用している。今は染色・木工・ペインター・ポールダンスで、違うジャンルの作家を入れるようにしているらしい。自分の素材や制作方法以外のやり方を近くで見て、いい刺激をうけると言うし、名前の由来を聞くと、「僕らはみんな凹凸だらけ足らんとこがあるんで・・」と謙虚。一年に2500名の美術大学新卒が出る京都で、卒業後のスタジオ確保はこんなふうに地道にやってるんですね~いい感じです。

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KYOTO ART HOSTEL kumagusuku_中京区

http://kumagusuku.info/

アート作品の中に宿泊できる、アートを体験として深く味わうことができる今話題の宿

さりげなく展示された作品や、「工芸の家」として友人の工芸家らの作品を建築の一部として随所に埋め込むセンスは京都らしい。彫刻を学んだ作家のオーナーは、一階でカフェを営みながら展覧会やイベントを企画してこの場所を拓いていく。これはもう大きな実験的作品だな。

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市内三ヶ所を見て解散、その後一人でKAC内の展示に戻る

廃校になった明倫小学校を活用した複合施設、展覧会や茶会、伝統芸能・音楽・演劇・ダンスのために使われている。一階の明倫カフェもステキ。4名作家の企画展が同時にしかもセンター全体を使って展示されて、くまなく旧小学校舎歩き回れるようになっていたし、校庭(中庭)ではおばさまたちがテニスに興じ・・理想的な旧小学校跡地利用ではないですか~廃校はそこで学んだ人にとっては心の拠り所、そうじゃない人にも学びの原点ですし。

展示内容は

鬣恒太郎/Kotaro TATEGAMI   『Dear Big Brother』 よかったです

たてがみさんってお名前は初めて聞きました

館内各所にインストールされた絵画作品は自然すぎて、元からあった小学生の作品かしら・・と思ったほど馴染んでいましたね

他にも沢山いい作品あったのですが撮り忘れました。IMG_3611

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そして宿泊はずっと行きたかった「アートスペース寄す処」へ

http://air-yosuga.jp/

オーナーの沼沢さんは強面ですが心優しい元刑事さん

昨年はAIRYの作家6名が山梨のあと京都滞在でお世話になっていて、いつか行きたいと

彼は前日のAIRレクチャーにも参加したそうです

二日目アートツアーで初対面、その場ですぐ宿泊予約しました

有希子さんと二人でアーティストの京都での宿泊、観光、制作を助けます

酒バーも完備した京都の新名所は、とても居心地よくて時間を忘れますよ。

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三泊四日の一人旅は気ままで楽しいことだらけ

AIAVとKAC、京都の新しいインディペンデントなアートスペース

それぞれ運営の違いが分かって、そうそうそういうことなのよねーと、

いろいろな方にお世話になりましたので次はぜひ甲府へお出かけください。

 

 

 

 

 

 

Laura Pold catalog arrived

2015年春の10周年作家、ローラから立派な個展図録が送られてきた。

昨年滞在中に、来年2月にタルツで大きな個展の予定があると聞いていました。母国エストニアで、10代の早い時期から美術教育を受けたローラ。大学では初めは陶芸を専攻して、次第にミクストメディアへと発展していったようです。

今はストロークを多用したアクリルペイントで風景や空気を表現している。そしてペイントだけに留まらずにそれらを果敢に屋外に持ち出して、強いて言えば旅をさせている。文章執筆にも優れて、詩的な表現は読む人を魅了する。昨年は山梨でもみなさんの協力により小冊子を作り上げた。

厚さ2cmにも及ぶこの図録には、山梨での活動内容もたくさんの写真とともに記録されていて嬉しい限りです。特に2015年5月、シュマン・ド・ボヌール(北杜市)での最終展示「Road to Silver Mine」のようすは圧巻。多くのサポートを得て成就した彼女の展示を、今一度思い起こさせてくれる図録です。

エストニアはタリンが首都で、タルツは第二の都市だそうです。似ている名前で紛らわしいですがタルツは南部に位置して人口10万人足らずとか。「TARTMUS」は「タルツ県立美術館」とでも言うのかな、ここでまだ若い作家の個展(約一ヶ月)を開催して、この図録を作ってくれることがすごいと思う。

AIRYで一冊所蔵、展示会場シュマンと通訳のあゆみさんにも一冊づつ。三冊が包まれたパッケージはずっしりと重く、受け取った時には何だろう?いつも私たちのことを思ってくれるローラは、本当にステキな人です。

製本サイズは大判タブロイド版くらい

背表紙、パッケージ、表紙、本文見開きで5カットの写真を載せます。ぜひ本物を観にきてください!

 

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山梨大学学生さん訪問

地元の山梨大学教育人間科学部

博物館展示論の学生さん15名が見学に訪れました。

引率は平野千枝子先生ー元東京都現代美術館の学芸員で、ゴードン・マッタ-クラーク(1943−78)研究の第一人者です。映画「レジデンス」やトークセッション「バッカスから生まれるアート」などに参加して頂いたのが縁で、今回の学生訪問となりました。

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滞在時間は30分、紹介したいことを整理して・・

まずは滞在作家オードリーの三階自室スタジオを訪問

現在制作中の木やフルーツのオブジェ、先日曜日マルシェでの「二枚のはがき」コラージュワークショップを紹介。ほとんど同年代の作家の話に聞き入って

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続いてジョジョの作品紹介は一週間後の個展「雪山」へ向けての制作を中心に。隣の小学校校庭を眺めて閃いたことや、日本で体験した自然の造形に影響を受けていると。15名がいっしょにこの部屋入ったのは初めてじゃないかな・・でもみな行儀良いですよ、靴もしっかり揃えてくれてました!

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それから二階のギャラリーへ降りて高橋辰雄展を見学。

海外の滞在作家と地元のキャリアある作家、そして地元のアート専攻学生さん

三者がここで一同に揃うことは、まさに理想的な状況、縮図のようなもの。

この場所でクロッシング(相互に行き交う)が起こることが大切

その意味できょうは記念すべきとても大切な日でした。

駆け足で案内した30分、学生さんはどう感じたんだろうか?

感想も聞きたいものです。

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最後はみんなで記念写真

そして次の見学場所へと移動して行きましたー

次はまたゆっくり来てくださいね!

 

 

 

「繭の森」ワークショップ

http://mayunomori.jimdo.com/

節分が近づくと毎年このワークショップ

「繭玉つくり」と「鬼角つくり」ですね

今年もAIRYの真向かいに位置する甲府市立舞鶴小学校へ

アーティストと一緒に訪問してきました。

きのうはオードリーと舞鶴小でのワークショップへ、柳の枝に紙粘土繭玉かざり&鬼角カラーリングの2グループで同時進行。

「去年もやったよ~」「粘土細工大好き~」「毎年大神さん行ってる~」

と嬉しい反応あり。

あああああ

ああああああ

あああ

あ

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2月3日は甲府の街で会いましょう!

繭玉をつけた枝は商店や家屋の入口に飾られます

街角では角を配っていますので頭や帽子につけてね。

Happy New Year 2016

 

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△△△新年明けましておめでとうございます

良い年になりますようお祈り申し上げます。

 

Dear all,

✩✩✩Happy New Year 2016

Best wishes to be a wonderful year for everyone.

 

AIR CAMP 2015

@さっぽろ天神山アートスタジオ

http://tenjinyamastudio.jp/

「AIR CAMP 2015」 参加

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AIR運営者またはこれから始めたい人対象ーというネット上の情報を見てからずっと気になっていた。この機会に日本でAIRの勉強ができるならこれは行きたい! これまでありそうでなかったこんな機会に札幌へ行こう!という訳で2泊三日の合宿に参加してまいりました。

 

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今年は北海道も暖冬ぎみとか、雪は今のところ少なめ

 

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市内を見下ろす、自然豊かな豊平区の小高い丘に

 

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元外国人向けゲストハウスを利用した「天神山アートスタジオ」

2014年札幌国際芸術祭 開催に伴ってAIRの仕組みを導入する文化施設に生まれ変わった

ロビーも天井高で広々です

 

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部屋はメゾネット式 二人ひと組で宿泊

各部屋扉には北海道の山々がアイヌ語表記で

 

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洗濯室 ユーティリティーやキッチンも充実 これは住みやすい!

 

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一日目「AIRとは?」

事例紹介は

NPO法人S-AIR(札幌市)http://www.s-air.org/柴田 尚

さっぽろ天神山アートスタジオ(札幌市)http://tenjinyamastudio.jp/小田井真美

城崎国際アートセンター(兵庫県)http://kiac.jp/田口幹也

鳥取藝住祭(鳥取県)http://tottorigeiju.com/concept/林 暁甫

陸前高田AIR(岩手県)http://rikuzentakataair.com/日沼禎子

ゲスト講師による各地取り組みのプレゼンは興味深し

それぞれの地域性や事情を含んでそれを特性として活かす

統一の教科書はないことを実感

個性的なゲスト講師陣の話は飽きさせませんー実はこの日、朝4時のバスで甲府を出てきたので少し眠かったんですが、直接話を伺えて最高でした!やっぱり熱があります熱が

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二日目「地域案内ツアー&レクチャー」

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SIAFラボ

http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/siaflab/

札幌国際芸術祭(Sapporo International Art Festival)

平成27年4月28日、札幌市資料館内に、次回の札幌国際芸術祭の開催に向けた、新たな活動拠点としてオープンしたスペース

「SIAFラウンジ」と「SIAFプロジェクトルーム」

 

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ラウンジはこれまでのSIAF関連資料や文書が閲覧できるし

カフェもあってみんなが集まれる場所、観光客も一休みできます

 

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二階にはプロジェクトルームはいくつかあって、市民も利用できる

この日はRyotaKuwakubo Lost#13 展をやってました

 

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徒歩でMakers’ Base へ移動

http://makers-base.com/sapporo/

木工、金工、裁縫、3Dカッター、陶芸など特別な道具やスキルを必要とする作業が、親切なスタッフのサポートの元しかも安価でできてしまうという夢のようなスタジオ!現在国内では目黒と札幌のみ。ゆくゆくは横浜か台北にも支店を考えているそうで、企業的には儲けがなくてもアンテナショップ的に設置することでメリットあるんだろうな・・なんてね。

もし街にこんなスタジオがあったら、滞在作家はみんな入り浸っちゃうこと確実。他の場所へ行かなくなるね(笑)

 

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続いては、札幌大通り地下ギャラリー「500メートル美術館」

http://500m.jp/about

札幌は地下が充実している

地下鉄一駅分のコンコースをギャラリーとして利用

歩きながら作品をみるという体験もいい

 

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そして昼食後はフォーラム&レクチャー

http://www2.hokkyodai.ac.jp/iwa/user/?uid=h_universal_gallery

野菜輸出入のための札幌軟石でできた元冷蔵室

後ろにそびえるアパートと合体されためずらしい建築様式

この建物を残すことを切望したオーナーの情熱を感じるな

現在は北海道教育大学の文化スポーツ施設として利用されている

 

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奥の部屋では「天神山アートスタジオ」滞在作家

アンディー・シュミートの展示あり

札幌で見たたくさんの建物の中から、印象的な構造物やファサードをミニチュアで再現。さきほどのMakers’ Baseでほとんど作ったらしいです

 

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Dinh Q. Le ディン・Q・レ /vietnum

森美術館での個展記憶も新しいアーティストであり、SanArt創設者

南米コロンビアのメデリンとイタリアコモ湖畔でのレジデンス体験を対比させてレクチャー。個人力では絶対行かないであろう治安の悪いコロンビアへ、レジデンスアーティストとして招聘されたからこれは絶対行きたいと思った。その地で待っていた5人の若い学生が地域を毎日ていねいに案内してくれたので、社会や生活がよくわかった。彼らを通して地域の人々を理解した。毎朝野菜売りに出る近所の人々は、必需品の引き車すら貧しくて所有することができない。作品はその引き車と売り子を象徴的に展示、立派な美術館が展示スペースとして用意されていたが、あえてレジデンス内の場所を整備して展示した。一方、コモ湖畔のレジデンスは豪華な別荘スタイルで申し分無かったが、誰にも会えず街へ出るにもボートとバスを乗り継いで行かなくてなならず退屈だったと。

このレクチャーの前に、HUG近くのカレー屋で偶然彼のとなりの席に・・

ビッグネームなのに気さくで、「きょうは自分の作品についてじゃなくてAIRについて話すんだ。」と言っていた通りAIRに焦点当てたよいレクチャーでした。穏やかな語り口の中とじっと真実を見つめる深い眼差しがステキ!大ファンになりましたとも(笑)

 

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after AIR

Monika Sosnowska モニカ・ソスノフスカ/poland

13年前にS-AIRを体験した作家によるアフタートーク

社会主義国家に育ちオランダで美術を学び帰国ワルシャワ在住

世界中で大型彫刻作品のインスタレーションを発表

東京銀座エルメス館

ヴェネチア・ビエンナーレ ポーランド館代表

ニューヨークMoMA など多数で活躍

 

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同会場で懇親会開始

ケータリングシェフの料理パフォーマンスも楽しい

ちなみにおからのトマトスパイス風味をディスプレイしております

薄切りフランスパンにのせて食しましたー美味

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三日目

「レジデンスの運営方法は?」&「レジデンスのこれから」

講師と参加者全員でディスカッションIMG_2359

二泊三日の最終段階

「AIRの始め方」「ファンディングの仕方」「コミュニケーション」「評価」に別れて熱いトーク

ファンディングも気になるが評価部会へ

結局ファンディング申請にも自己評価は欠かせず、これまであまり踏み込んで考えてこなかったというか避けていたかも

人を納得させる、スポンサーへのフィードバック、地域還元

市民の声を集める AIRから発生する新しい仕事

「ここで世界と出会う」

「世界最先端のアートと出会う」

「子供たちが世界に触れる」

「シヴィック・プライドの回復」

評価軸は自分でつくる!

 

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高知、兵庫、鳥取、千葉、東京、長野、山梨、宮城、秋田、青森、北海道から

愉快な講師陣と18名の参加者たち+α

第二回のキャンプでの再会を祈っでひとまずはお疲れ様でした!

まず三日間AIRについて話しまくるなんて経験は初めて

普段はそんな相手もいないから

ここではみんなが熱くて素直でなんか得て持ち帰ろうとしている

参加者はほとんどアーティストで運営もしている人たち

みなの共通の悩みや疑問、やりがいで盛り上がったな

AIRに対する初心を取り戻した

困難があっても明るく乗り切る 明るくなくてもいいか・・

とにかく全国にステキな同士がこんなにいるんだという

それはこころ強い強い強いこと!!!!!!!

そんな最高な仲間たちと知り合えたことが宝です〇〇〇〇〇

また会おう!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「さいたまトリエンナーレ2016」 プレイベント参加

来年から始まる「さいたまトリエンナーレ2016」

テーマは「未来の発見!」

今年はプレイベントを継続的に開催中、11月22,23日に参加してきました。

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世界中に広がりを見せる小さな規模で質の高いAIRをマイクロレジデンスと呼び、存在意義やつながり方について基調提案と討議がおこなわれました。普段は小さなAIRについて勉強したり語り合う機会が少ないので、とても貴重な機会です。また国内外で実際にAIR運営する方々や研究者に直接会えることはウキウキします!

MICRO-RESIDENCE NETWORK FORUM

https://saitamatriennale.jp/event/826/

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Day1:全大会11/22@北浦和

・ResArtis理事長 マリオ・カロ

・遊工房代表 村田達彦

・ホームベースプロジェクト 創設者 アナット・リン

・国際舞台芸術交流センター 丸岡ひろみ

定住地を持たずに列車移動しながら活動する[Amtrack Residency]

各地に出向いてAIRを行う*[Homebase Project]など

物件、定住地を持たずに移動しながら活動するAIRの話は興味深い。

*[Homebase Project] は今回のプレ・イベントに[Homebase Project Saitama]として参加中

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Day2:分科会11/23@岩槻

Session 1|世界の多様なAIRから~マイクロレジデンスの魅力と可能性

マイクロレジデンスの大きな魅力のひとつは、自由でフレキシブルな発想と運営方法

アーティストが主導して行うAIRプログラムのディレクターにより、アートイニシアティブの手法、ネットワーキングの実践者からの事例発表と、AIRの可能性について

発表者
エイ・コー(New Zero Art Space/ミャンマー)
ミクリッチ・トノヤン(ACOSS AIR/アルメニア)
テーホー・ハン(Public AIR/韓国)
坂本泉(AIRY/山梨)
飯島浩二(C.A.J AIR/さいたま)
進行
小田井真美(Move arts Japan ディレクター)

Session 2|AIRと教育現場との協働、実践~ECoCとの連携とY-AIR構想

Session 3|地域とAIR~文化の継承、地域資源、社会・市民・アートをつなぐ場づくり

ということで初めて国際会議での発表にドキドキでしたが、各エアー15分間の活動報告とその後の質疑応答が行われ

AIRYからは日頃の活動の様子や10周年事業の内容について報告しました。

学んで知って、思いはいろいろ。これからの活動の参考や助けになるでしょう。たくさんの出会いや学びで今は頭がまだ整理されていませんが

セッション2,3も参加したかったーーー

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午後からは、岩槻駅前の分科会会場から歩いてすぐの [Homebase Project Saitama 2015] 会場へ移動

http://www.homebaseproject.org/hb-saitama.html

元人形会社社員寮の建物を市が借り受けて、約一ヶ月間アーティスト6名に開放しています。[Homebase Project]はこれまで世界各地で移動しながらHomeとは何かを問い続けています。

作品はどれも作者自身とそこに住む人々に問いかけていました。

三階建ての元社員寮

一階が共有スペースで二階三階の6部屋が各作家の居住制作発表スペース

庭には柿の木と柚の木が実をつけて来場者を迎えてくれました。

ひとが去った場所、かつて栄えた産業

現代にそのことを紐解いて再考の機会をつくるアーティストたちの力

場所を開いて迎え入れるまちの人々の暖かさ

人形のまち岩槻で家族ずれが楽しそうにこの場所を訪れて

親子が手をつないでうれしそうに建物に入っていく姿がとても印象的でした。

https://www.facebook.com/HomeBase-Project-431655456914503/?fref=ts

「こうふのまちの芸術祭2015」終了

[Kofu Art Festival 2015] had done yesterday, it was 6th in Kofu Yamanashi.

今年の第六回芸術祭(9月26日~10月12日)が終わった

開放感と脱力感ー始まるまでの緊張感とワクワクが今ではなつかしい

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年々少しづつ開催趣旨やスタッフが変わりながらも続く

こうふのまちの芸術祭は今年で六回目

一年目から考えると随分趣旨は変わってきた

良い意味で地域密着型になってきたと思う

最初はビッグアーティストがやってきて関心をさらった

そして今は甲府に縁のある作家たちが商店街で繰り広げる

小さいくてユニークで甲府でなきゃできないお祭りになってきた

そこが面白くて毎回通ってきてくれる常連さん

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歩ける距離でのアート探しが楽しい

ここにはどんな歴史や文化があって

ここに住んでいる人たちがどんな暮らしをしているのか

どんな買い物して何をたべて生活しているのか

そんな日常の小さな事柄にスポットあてているのがいいね

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歩いて、出会って、再会して、話して、笑ってとにかく楽しかった

甲府に来るならこの期間にと言い続けて

せっかく来てくれても会えなかった人もいたけど

それでもこの小さな町に人が集まってきて

アートやら何やら囲んで話して飲んで踊って

そのことが習慣になってきたので

これからもずっと続いていけばこの小さなお祭りは

もっともっと人の心に大きな足跡を残してくれるんだなと

とにかく楽しかった これからも続けてね♡

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市川真也 作品@銀座通り

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針生卓治 作品@春光堂書店

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坂尻佳恵 作品@AIRY

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八雄 @銀座通り藤屋前

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アッシュ・コーツ 作品&ライブ@富雪カフェ&ギャラリー

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信長ライブ @甲府駅前広場

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縁故節踊り @銀座商店街アーケード

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